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「おはよう」


 美雪がそういうと美雪の元に友人達が集まってくる。

 夏休み前のいつもの見なれた光景だった。

 あの時も確か彼女の元にはたくさんの友達が集まってきていた。

 やっぱり人気者は違うな。

 俺とは大違いだよ

 だから俺は特には何も感じることもなく自分の席に着く。

 ただ、いつもと違うのは教室に入るといつも話してくる尚道が今日は俺の所にこないことに疑問を思った。

 珍しいこともあるものだ。

 いつもうっとおしいくらい、俺にひっついてくる尚道が来ないなんて。

 まぁいいか。

 余計なことを考えなくてすむし。

 俺はそう考え机に突っ伏し、朝のホームルームまで寝ることにした。

 

 

 朝教室に入ると私は何人かの友達に引っ張られるようにして机に着いた。

 

「ちょっと、美雪。あんた何で岬と一緒にいるのよ」


「何でって……一緒に登校してきたからなのだけれど」


 そういうと目の前の友人は盛大なため息をついていた。

 それは何か私に対してあきれのようなものが混じっていたのかもしれない。

 

「あんた、自分がどんな危険なことをしているか分かっているの?」


「危険なことって……」


「これを見なさいよ」


 そういい彼女は私に自分の携帯を渡して、液晶に映っている文面を見るように言った。

 私は彼女から渡された携帯を手に取り文面を見る。

 

「何よ! これ」

 

 その文面は私にとっては何より耐えがたいものであった。

 そのすべてが雄二に対する誹謗や中傷のもので、全部事実無根である。

 中には雄二が悪事を行った証拠の写真もあるがどう考えたって合成の画像である。

 こんなものを信じる方がおかしい。

 

「だから、岬君とは近づかない方が……」


「ねぇ、そのメールと写真、私ももらっていいかしら」


 その時の私は腸が煮えくりかえる思いだった。

 成る程。

 だから誰も雄二には近づこうとしないわけか。

 私はこの時相当怒っていたと思う。

 そして誰も雄二に近づかないなら私だけでも彼の側にいようとそう心に誓った。


ご覧いただきありがとうございます。


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