朝の通学路
新章になります
「今日は始業式ね」
「そうだな。今日はお昼どうする?」
「真奈が準備していると思うわ。友梨亜ちゃんも直接真奈の屋敷に向かうって言っていたし」
「じゃあ、帰りは一緒に真奈の屋敷まで行くか」
「そうね。そうしましょう」
今、俺と美雪は学校に向かって2人で登校をしている。
現在は9月1日。
世間一般の学校は始業式だ。
今思えば夏休みには色々あったと思う。
海に行って泳いだりビーチバレーをしたり、モールで買い物に行ったり尾行をされたりと色々な出来事俺の頭によみがえる。
他にも色々あったがここでは割愛をしておく。
「何か変わったことでもあるかしら」
「変わることはないだろう。基本はいつもと同じに決まってる」
実際そんなに変わっていないだろう。
せめてあったとしても、誰かと誰かが付き合い始めたぐらいの変化しかないはずだ。
いきなり道端から浅黒く変色した感染者飛び出してきたりとかはさすがにないだろう。
そんなことがあったら、この世界はもう崩壊してしまう。
「じゃあ、私と雄二がアツアツのカップルになったって所をクラスのみんなに見せつけましょうか」
そう言いながら美雪は俺の腕に自分の腕をからめてくる。
くっついてくる美雪の表情が幸せそうなので、俺は特には何もいわないようにしている。
俺としてはこの時間は常に心臓がバクバクなのだが美雪には聞かれていないだろうな。
「それにしてももうすぐ学校に着くよな」
「雄二? 約束忘れてないわよね」
「わかってるよ」
約束とは夏休み前にしたものであり、登下校は一緒にするというものである。
俺への打撃はというと今こうして登校している人たちの視線が痛い。
皆が皆やっかみ半分殺気半分といった所だろう。
これって俺、そのうち学校の連中殺されるんではないか?
俺はこれからの自分の運命に嘆息しながらも美雪と一緒に校門をくぐる。
この時、俺はまだ知らなかった。
これから大変なことが自分の身に降りかかることを。
ご覧いただきありがとうございます
感想をいただけるとうれしいです。
作者ごとですが最近面白い本が中々見当たりません。
何か小説でも漫画でも面白い本を教えていただくとうれしいです。
次回も宜しくお願いします。




