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原子という名の魔法  作者: 氷線香
中世、紀元前番外編
7/12

中世 後編

ボルト 導体から電圧を発生する魔法。絶縁体と呼ばれる物質には作用しない。中級魔法


フラーレン 炭素原子の集まり方を駆使してフラーレンを創り出す。フラーレンは導体。


オゾン 酸素原子の集まり方を駆使してオゾンを創り出す。

「はぁ、はぁ。」


ブラックホールのコアは全て破壊した。だがこれで良かったのだろうか。こっから殺されんのかな。一応侵入者だし。兵士らしき人も近づいてきてるし。

兵士らしき人は翻訳アプリを片手に話しかけてきた。


「お前がやったのか?」


「は、はい。」


「上級魔法で、無理やりコアを破壊したか。お前がやってくれたおかげで100人以上のケガが出た。」


「じゃあ何です?このままブラックホールを地球が飲み込むまで待っていろと?」


「ブラックホール?何言ってるんだ。あれは簡易的な実験だ。陽子魔法を使ってるわけじゃあない」


じゃああの刑事デカは何だったんだよ。


「不法入国でしょ、傷害でしょ、器物損壊でしょ。ってかそもそも不法入国は、ほぼスパイとしてみなされるから死刑なんだけど。」


警官は銃をつけきけ、葉巻を吸う。


「まぁ、今殺そうと思えば殺せるし。最後に遺族に言葉を残すといい。おそらく届かないと思うがな...」


「ストラクチャラルチェンジ」


すると、警官は、しわくちゃになり、倒れた。やっちまったが。もう後戻りはできない。風魔法を使って逃げた。追っ手が来ていることは予想がつく。


「ショット」


さっそく後方から鉄がとんでくる。だが、こちらは5種類の原子を扱えるマルチアトマーなのだ。大人1人に負ける気はしない。


「フラーレン」


「ボルト」


大量の電子が飛び交い、雷雨のような状況と化した。家々は燃え。大規模な火災が発生する。


「オゾン」


こうすることにより光化学スモッグが発生する。呼吸器官や、目にダメージを与える簡易的な催眼スプレーである。


そんなことしてるうちに国境までたどり着いた。男が立っているが先手必勝。


「ショット」


「ハード」


すぐに炭素が弾かれた。


「ショット」


男が魔法を唱えると、俺はすぐに射抜かれた。


「は?」


確信した。あいつはショット魔法の最高峰にいる者だと。マッハ10は到達していた。

質量は少なそうだったが、ライフルのようだ。どんな物質を使ったかさえ分からなかった。その場で倒れ込んでる場合じゃないのに、全く身体が動かない。


「まぁ流石に1回では無理か。」


男がこちらへ来た。液体。それにこの光沢は、

―水銀―

唯一室内の温度20度から25度で液体になる。人間の体温は37度なので、身体で蒸発すると危険。今では、貴族やスパイの拷問道具として使われているが、原子自体貴重なため、階級が上の者しか持っていないことがほとんど。


「お前は数分後に身体に違和感が起き、数時間後に倦怠感に襲われる。この量なら1週間経てばもとに戻るが、このまま抵抗を続けるというなら今ここで殺す。」


俺のこめかみに金属が当たった。次は固体。俺のダイヤモンドによる攻撃は、先端部分を尖らせ、劈開が弱いものはダイヤモンドだろうが簡単に砕くことができた。つまりこれに耐える金属は摩擦に強い。


「チタンですか?」


「ビンゴだ。一般市民がよく分かったな。実にくだらない能力だが、元兵士とかか?」


「いいえ。俺みたいなすぐに腹の中を探るやつは嫌いですか。」


「誰もそんなこと言っていない。むしろ大好物だ。」


「なら、俺と取引しませんか?」


「今ここで殺されるかもしれないほぼ確死刑囚とか?」


「俺はこう見えても、元素探知検定1級なんですよ。相手が一発攻撃してれば、あなたみたいに原子が見えないほどの威力でなければ、種類がわかります。」


「他にも役が務まるぞ。」


「5種類の元素と陽子魔法を少しだけ。」


「聞き捨てならないな。陽子魔法を?面白い、今ここでみせてみろ。」


そう言うと男は、腰につけている瓶を取り出し、瓶に入っている水を飲み干した。


「死んじゃいますよ。」


「やれるもんならやってみろ。」


「ストラクチャラルチェンジ」


すると男はすぐに水を吐き出した。

数秒で干からびる陽子魔法だったが、男はすぐに立ち直った。相当な変態と会ってしまったようだ。


「はははははははははは!!この程度か!陽子魔法なら、俺の骨の髄まで金にしてしまうといい!」


「バカ言わないでください。今この世に完璧に陽子を操れるものなどいません。俺は水素を、一時的にヘリウムにするくらいしかできませんし、水素以外の陽子を操ることもできません。話を戻しましょう。アナタは俺を雇うのですか?」


男は、少し考えたあと、言った。


「分かった。俺の部下にしてやる。そのかわり、俺の前衛として戦ってもらうし、原子を見極められなかった場合は、即殺す。で、お前の要件は?」


「あなたたちの国が、俺の家族を拉致しているのです。家族の解放をしてください。」


「どこのどいつかも、いまどこにいるのかもわかんねぇだろうが。暇がありゃあやってやる。だが、一生かけても救い出せねぇかもしれねぇが、文句言うなよ。」


「まぁ、今殺されて家族もこのままというのが一番最悪なので、俺はあなたについていく他ありません。」


「わかってんじゃねーか。」


そうして、俺は、この国で兵士として、の生活が始まったのだが。


「4部隊から!?」


「ったりめぇだよ。」


どうやら、『部下』というのは、『上司』と3部隊差以上離れるのがだめらしく、かなりの玉の輿だが、4部隊からの入隊になった。まぁ。ここまで努力してきた奴らからは完全に嫌われた目で見られているが。


これが、俺にとってのプロローグである。


―原子という名の魔法 中世 後編 完―



後日談


「うぅ。吐き気が止まらない、めまいがする。」


「なぁにいってんだよ。家族を助けるんじゃなかったのか?」


「あなたの水銀が、原因でしょ。」


「んなの知ったことか。殺すぞ!」


どうやら死刑囚なのは、かわりないようだ。

元素の知識が浅すぎて、ネタがなく、文字数少なくなってしまいました。

元素について、少し学びたいと思います。

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