表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
原子という名の魔法  作者: 氷線香
中世、紀元前番外編
11/12

中世編 本編 3話

間違えて4話を投稿してしまいました。

申し訳ございませんでした。

アトム国 2次試験会場にて


「ストレート、あなたはどうですか?」


「ストレートフラッシュだ、」


5000点から始まったこのゲームは最初の2回ブタだった俺は降りて、400点失った。

3回目にして最初の手持ちの2枚が4と5。司会が3枚の中で引いた1枚目が3だったので、勝負に出た。2枚目が2で3枚目が6、しかし1部隊隊員の役はストレートフラッシュで1000点を失った。ここからどう挽回していくか...


「あれ?」


思わず声に出てしまった。何となくくすぐったい、なんだこれは?感じたり感じなかったり、トントントン、トンツー、ツートン、ツーツー、トンツー、トントン、ツーツー、トン

3枚目、これはとても微量の電子魔法。微量すぎて無詠唱で扱えている。第1部隊の人間は感覚が鋭いから、おそらく第1部隊隊員に向けて発しているのだろう。優しいやつだと思っていたが、所詮は多くの命を滅ぼし、味方もほぼ全員蹴落としたほぼ犯罪者だ。


その後は俺と第1部隊隊員が他の人と2000点以上の差をつけ、最終試験までの切符を得た。


「君、ちょっとこっちへ」


第1部隊隊員が話しかけてきたのですぐさま向かう。おそらくモールス信号の件がバレたのだろう。まぁそんなことは許容範囲。下手にバラせば、反則負け。オレに手を出せば、このゲームに負けるとともに、社会的にもゲームオーバーだろう。

しかしこの国の規則がいまいち分からないので、どうなるかは時の運だが。


「なんでしょう。」


表情は笑顔で、絶対に相手と目を合わせる。威圧感を与えることができ、なおかつ味方であるアピールができる。


「すごいね。ポーカーは初めてかい?」


「ルール自体は知っていて、やったのは結構久しぶりなんですけれど。」


「そうか。まぁそれはそうと。君、スパイだろ。」


「なぜそう思うのですか?」


「まずアトム国では兵士の志願は20から。もちろん

16歳から警察学校に入り、そこから内部就職でなることもできるが。君は若すぎる。メイクしてるのも分かっているが、それも込みで見ても若い。16か17歳くらいだろ。

そしてもう一つ、強すぎるんだ。まず12部隊という新米の集まり、確かに電子魔法を使える奴はいるが、使い方は教わらないし、少なくとも実戦で使ってる奴は見たことない。南東の戦い方に似ている。」


「まだ認めるつもりはありませんが、私がスパイだったらこのあとどうするおつもりですか?」


「弟子にする。お前が17人目だ。」


「すみません。あいにくもう師匠がいるもので。」


「そうかそうか。まぁ構わない。だが俺が今ここでお前がスパイであることを証明し、密告すると言ったらどうする?」


「逃げですかね。無理なら奴隷にでもなってやりますよ。」


「師匠の教えに背いてもか?」


「あたりまえです。実は会って1週間しかたってないんですよ。笑えるでしょう。」


「すぐに師匠を捨てる奴を俺が引き取るとでも?」


「機械でも何でも付けると良いですよ。」


「どうせ鉄原子操れんだろ。」


「操れないです。まぁいい。言うか言わないかはあなたにお任せする他ありませんが、臨機応変に対応して参るつもりです。」


「そうかそうか、じゃあ一ついいことを教えてやろう。

―最終試験。別に勝ってもいいことないぞ。―」


―一方、オーガにて―


「じゃあ。今あいつはどこで何してんだ。」


「あの、なんて呼べば良いんですかね...とりあえず

今は彼の無事を願うしかありません。私たち民間人な入ったところでムダです。」


「あっそ。」


男は立ち上がる。


「ハード」


「え?」


一瞬にして敵兵は身動きが取れなくなった。


「お前はそこで待ってろ。ちなみに俺の名前はニニチタンだ。」


ニニチタンはオーガに向かった。


「ハッハッハ。これで、これで良いんだ。俺の仲間を殺し、罪のない人々の日常を壊そうとした悪魔め、私は死んでも構わない。お前も人柱になってしまうといい!

...もう消えやがった」


―最終試験会場にて―


「それでは、よーい...はじめ!」


「ショット」


「ショット」


とりあえず量でねじ伏せる。第1部隊隊員に質で勝てるわけがないのだ。量は根性さえあればギリ勝てる。


「メルト」


相手は俺の使う原子の無力化が目的か。とりあえずすべて試してやる。こいつの扱えない原子を。


「ハード」


「ショット」


頼む。何か一つでも。


「メルト」


すべて溶けてしまった。


「もう終わりか?」


「まさか、まだまだ序ノ口ですよ。」


「フラーレン」


「ボルト」


雷鳴が轟く。原子は溶かされてしまうため、電気で何とかせねば。


「ハーダー」


ダイヤモンド、絶縁体で防ぎやがった。


「ネガティブポール」


「ショット」


原子魔法を組み合わせて、最高速度で、第1部隊隊員でも反応できない速さで!


「オキシダズ」


マグネシウムは酸化してしまった。俺の放った8割のマグネシウムはその場で止められ、当たったマグネシウムも酸化で脆くなり、大したダメージが与えられなかった。こうなったら最後の手段。


「ストラクチャラルチェンジ」


第1部隊隊員はこちらを睨見つけてきた。


「貴様、まさか!」


「ごめんなさい。どうしてもこの試合、勝たなきゃなんで。」


原子魔法の精度でこの人に上回れていたら、殺さずに済んだだろう。本当に申し訳ない。


「コンビニング」


「え?」


聞いたことのない魔法。しかも。この人、体のすべての水素原子をヘリウムに変えたのに、原型をとどめている。


「うちは代々、極性分子をとどめることができんだよ。『デルタ魔法』って言うんだ。君、どれだけ根性と知識があるのかもう少し確かめさせてくれ。」


極性分子ってなんだよ。俺はそんなのまだ知らない。習ってすらない。さすが、先進国なだけあるな。こっちはまだ極性分子とかいうやつの情報が入ってきてない。少なくとも、今陽子魔法を使っても、ほとんど意味がない。どうする?俺の使える原子はすべてあの人の使える原子でもある。しかもこれだけの対応力。100種類以上の原子を操れるな。陽子の神。そう言われてるんだっけ。


「君、この試合が終わったらその陽子魔法見せてよ。全部の原子魔法使い過ぎて飽きてたんだよね。ほら、原子番号200番目くらいのも作れるんだろ。」


「お断りします。第1、見せ物じゃないですし、俺の陽子魔法には制限があるので。」


「まぁいいよ。そんな反抗するならこっちも力ずくで。」


「ショット」


来る!防御の構え。


「ハーダ...あ゙ぁ!」


背中をさされた。前方で攻撃しつつ、後方でも攻撃を仕掛けてきた。しかも後方はほとんど音を立てずに。無詠唱魔法を使い分けやがった。

意識が朦朧としてきた。まただ。やっぱり俺は戦闘は得意ではない。


―2時間後―


「おい!起きやがれ!」


目を覚ますと、オーガに着いていた。奥の方には薬草を取りに行った花畑。走馬灯か分からないが、俺は今、ニニチタンの背中に乗っている。


「最終試験はどうなったんですか?負けたなら、俺はあの敵兵に顔向けできません。」


「いいんだよ。あいつはそれが狙いなんだ。お前が負けて死んでさえしてくれれば仲間の仇がとれるし、勝てば蘇生魔法で味方が生き返る。どっちにしろあいつの特にしかならねぇ。逆になんであんなヤツの言う事なんか聞いたんだよ。お前に得なんかねぇだろ。」


「そうかも知れませんが、奪った命は必ず償うのは当たり前です。」


「色々な国が戦争してる中そんなこと言えんのかよ。」


―30分後―


「にしても、あいつかなり強いな。」


「戦ったんですか?」


「いや、お前を連れ戻しに向かったら、腹になんか貫通させて倒れてるからビビったんだよ。それでどうせならあいつ殺して帰ろうかと思ったんだが、なんだよデルタ魔法って。チートじゃねぇか。」


「俺もまったく刃が立ちませんでした。しかし、このまま戦いを続けていけばいずれそういった者に会うことがあると思います。原子魔法の精度を高めなければ。」


敗因は圧倒的知識不足。原子の造りを一から学ばなければ。あと反応速度も彼よりずっと遅かった。さすがはアトムの第1部隊隊員。


「それはそうと、

―お前の家族ってこれのことか?―」


「え?」


それは完全に兄だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ