思惑
最近はゲームばかりやってます。
2機のMGが基地に帰還した。
その報告を聞いた瞬間、デュークはクロウのハンガーに駆け出していた。
デューク少佐はものすごい勢いでハンガーを登り、コックピットから出て来たクロウを抱きしめた。
抱きしめられ困惑するクロウ。
同じくコックピットから出て来て、この状況に困惑するエリオ。
事態は混沌を極めていた。
デューク少佐に突然、抱きしめられた。
何故?
『様子のおかしな人です。』
うん、非常にそう思う。
少し奥の方を見るとコックピットから出て来たエリオ少佐がドン引きしている。
ああ、違うんだエリオ少佐、俺とデューク少佐はそう言う関係では無い。
断じて
だから、そんなヤバい奴を見た様な顔をするな。
今回の作戦は軍上層部からの指示だった。
しかも、鉤爪君指名の任務。
アストラ軍に所属して日の浅い彼に何故こんな任務を回したのだろう…
彼に一体、何があるのか、俺やデュークではその任務が何故ダメだったのか…
まあ、考えても仕方ない事だ。
そう思いながらコックピットから出るとハンガーでデュークが鉤爪君と抱き合っていた。
なんかデュークが怖かったので逃げる様に自室へ戻った。
暗い部屋の円卓を囲む様に老人達が座っていた。
老人達の顔を照らすのはホログラムディスプレイのブルーライトだ。
「例の第3世代がWAVEと接触した様だな。」
「そうか…これで計画に移せるな…」
「ここまで長かった…多く犠牲者も出た…」
「デュークはよくやってくれたな…救援に向かわせて無ければ、ここまで事が運ばなかった。」
「しかし、ここからが始まりでもある…」
「さあ、共に楽園へ…」
円卓の中央にはホログラムで映されたクロウの戦闘映像と、第1世代型のMGだった。
夕食後、格納庫に行き自分の機体を見上げる。
『ボロボロですね』
WAVEが言う通り、所々に装甲をレーザーが掠めた跡がある。
本当に次も出撃できるのだろうか、そう思ってると、
「どうしたんだ?鉤爪君?」
コーヒー片手にエリオ少佐が話しかけて来た。
「機体がこれだけ破損していると、次の出撃に遅れが生じそうだ。」
「それもそうだな、機体のパーツも骨董品に近い物だし…どうだろう?機体改造に興味はあるかな?」
「機体改造?」
ちょっとずつ世界観ができて来たと思います。




