第2話 授業
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翌日、朝の日差しが顔に降り注ぎ、目を開けると目の前がとても眩しかった。昨日は疲れすぎていたうえにベッドが快適すぎて、うっかり眠ってしまい、そのまま朝まで寝てしまった。ありがたいことに、基礎的な日用品は学校がすでに用意してくれていたので、そのまま使えた。
洗面を済ませて食堂に来ると、食堂で食事をするには武装ポイントというものが必要らしい。他の学生はみんな端末か学生証をかざしてスキャンするだけで済むようだ。自分に武装ポイントがあるのかも分からないが、腹を空かせたままではいられない。食堂の一番奥には案内所という文字があった。
食堂の案内所へ行き、学生証を取り出すと、少し恥ずかしそうに尋ねた:
「あの、僕は昨日入学した新入生なんですけど、武装ポイントってどうやって手に入れるんですか?」
案内所には、僕よりほんの一、二歳ほど年上に見える男子学生が座っていて、こう答えた:
「大丈夫大丈夫、新入生には入学時に3000武装ポイントが支給されるよ。」
「どうもありがとうございます。」
空腹にならずに済むと確信できる答えをもらったので、礼を言ってその場を離れ、配膳カウンターへ来た。
食堂の飯は味も悪くなかった。何より種類が豊富で、各国の料理が揃っていたし、僕も腹いっぱい食べた。
食事を終えると、校舎へ来た。自分の教室は1年F組で、校舎は想像よりずっと大きかった。でも今は上の階を探索する気もないし、やっぱり授業の方が大事だ。
教室に入ると、クラスにはもうかなりの人数が集まって談笑していた。どうやら自分の入学が遅かったようで、この生徒たちはもうすっかり打ち解けているみたいだ。
自分に割り当てられた席へ来た。後ろの窓際だった。この席だというのは自分の勘だが、何しろこの席だけ誰も使っていなさそうだったので、たぶんここが自分の席なのだろう。
席に座って間もなく、中年の男がドアを押し開けて入ってきた。その中年男は顎の周りに無精髭を生やし、まったく身だしなみに構わない様子だった。半袖を着ていて、しかもその半袖にはうっすらと汚れの跡まで見える。洗ったけれど洗い切れていないといった感じだ。半袖の下の体は逞しく、筋肉はごついというよりかなり引き締まっているのに、それだけで十分な威圧感を放っていた。だが、その威圧感もだらしない風貌によって薄まり、かえって親しみやすく見えた。
中年男はぐるりと見回し、こちらを見つけると、白い歯をむき出して笑った:
「おや、どうやら新入生はもう来ているようだな。まずは自己紹介だ。俺はアーサー・ヘイスティングス。お前の担任兼射撃の授業担当でもある。お前も自己紹介しろ。みんなに知ってもらうためにな。」
アーサーか。騎士みたいな名前が、こんなにだらしない見た目の男についているとはな。
立ち上がると、クラス中の無数の視線が一斉にこちらへ注がれた。少し緊張して服の裾を引っ張り、声を張って言った:
「青葉蘭です。いくつか事情があって入学が少し遅れてしまいました。申し訳ありません。所属は強襲科です。よろしくお願いします。」
「そこの君、ちょっと緊張してるんじゃないか? リラックス、リラックス。」
アーサーは手を振り、口を大きく開いて笑いながら言った:
「名前とかだけじゃなくて、趣味も紹介しろよ。同じ趣味があれば友達になりやすいんだ。武高では友達作りが重要事項なんだぞ。」
「ああ、趣味、ですか……」
その質問は思わず自分の盲点を突いてきた。好きなことについては、確かにあまり考えたことがなかった。少しうつむいて数秒考える。その数秒間、クラスも妙な静寂に包まれ、まるで何かとんでもない趣味を言い出すのを待っているかのようだった。結局は、口を開き、照れくさそうに顔をかきながら笑って言った:
「まあ、小説とか映画やドラマを見るくらい、かな?」
僕がこんな普通の趣味を口にしたのを聞いて、教室からほとんど聞こえないようなため息が漏れた気がした。なにせ、あれだけ考え込んでいたし、入学もこんなに遅かったせいで、無意識に期待が高まっていたんだろう。クラスメイトは無意識のうちに、僕が何か天地を揺るがすような趣味を言うと思っていたらしく、実際は意外に普通だった。
「うん、小説や映画、ドラマもなかなかいい趣味だ。普段は体と心を休めてリラックスするのが第一だからな。」
アーサーはうなずき、クラスの少し残念そうな雰囲気などまったく気にしない様子で言った:
「蘭さん、座ってください。今日が初日なので、授業の予定を説明します。午前は座学、午後は実戦の授業です。三か月に一度、試験があります。」
「わかりました。できる限り頑張って勉強します。」
アーサーは僕の返事を聞いてうなずくと、教壇から僕の前まで歩いて来て、ポケットから携帯端末を取り出して机の上に置き、続けて言った:
「これは端末です。多くの情報が記録されています。ゆっくり見ればいいですよ。任務を受けたら、それも端末に表示されます。もし失くしたり壊したりしたら、すぐに再発行の手続きをしてください。」
「大切にします。なるべく壊したり失くしたりしないようにします。」
僕は携帯を見て、それをポケットに入れた。携帯はそれほど重くなく、普通の携帯と同じくらいだが、使われている素材は普通の携帯とは違うのだろう。
「本当にいい生徒だね。全員が君みたいにきっぱり答えてくれたら、先生もかなり楽できるんだけどな。」
アーサーはそう言うと教壇に戻り、言った:
「では、これから本格的に授業を始めます。」
僕も座り、しっかり授業を聞こうと思った。




