友達と……
「うん? なんて言ったのかな?」
「……二度も言わせないで欲しいのです。『大物狩り』と『星墜ち』の『人間』が接触しましたです……」
ぴくり、と。
座って作戦を練っていた青と白基調の制服を着た男性が反応する。
「えっと……え? ま、マジ?」
「あの……情報を売……集める私が嘘を言ってどうするんです……??」
うーん、と。男は唸る。
実はもっと想定外が潜んでいることを、まだこの男は知らない。
………………………………
「あ! クレーちゃん!」
ん? 誰だそれ……。
カレンがいきなり聞いたこともない人の名を叫ぶ。寝てる間に何かしてたのだろうか………。いやねてる間に女子が女子に……ってまさかカレンは同性愛の素質が!?
『何を考えてるかは知らないけれど、クラインちゃんの愛称よ』
スッゲェ冷めた答えが返ってきました。
なんでこんな返事が……?
「か、カレンさん……」
「きゃー!!! djうぃあkcsmxjしだんsklm」
お、おう?! こいついきなり人間やめたぞ!?
なんだ、こいつ実はRRコンなのか?……
『いくら英字にしても私には読めるからダメね』
誰も異世界人対象にはしてないんですけど……。
「あ、カレンさん今からですよね! 頑張ってください……!」
こいつら……いつの間に仲良くなったんだ? ボクなんていまだに戦友ができたかできてないかを彷徨ってるような人間なのに……あのにぃ……ひっぐぐすん……。
友達ができない……ひっく……。
『うるっさいわね! 私がいるでしょ!』
………え……?
『あによ!』
お前今自分ですげぇ気持ち悪くて喉の奥から……、じゃなくて喉の奥に自分で手ェ突っ込んで無理やりにでも吐き出したくなるレベルで気持ち悪いこと言ったぞお前大丈夫か? 実はあと数時間で死んだり………。
『しないわよ!? 死なないわよ!?』
ならいいんだけど……。
『全く、試合前にこんなんで本当にいいのかしら……』
全く、人前でボクばかりに集中していいのだろうか……。
実際周りからどう見えてるかなんてわからないからな。実はすげぇぼーっとしてるのかもしれない。
「ん〜……よし、やるか」
それぐらい心の中で言ってくれ……。
「それじゃあ次からはそうするわ」
だかr……まあ、確かに次から、ならそうか……。
戦力外通告を受けた手前、起きてるだけでも騒がしそうだから、寝ようとした。
ふざけるなと言うかなぜだ! と言うべきか、心の世界にはベッドが完備されている。
ふさぁ……。と言う非常に心地のいい羽毛の音ともに、眠りにつk『きゃーーーーーーー!!!! 人殺しぃぃぃぃ!!!!!』
カレンではない。誰かの悲鳴が、貴賓席から聞こえてきた。
最近、ボクは思考すら満足にできないと言うのに、ついに眠ることすら……3大欲求の一つすら許されなくなったらしい。
クライン→Klein→klee→クレー
果たして稀有の3大欲求は何が残るのかっ!次回!3大欲求、死す!




