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お面とタイトル戦

黒い狐のお面。。別にストーリーにはさして関係しない。

 この黒狐のお面、性能はいい。

見た目が微妙で性能がいいから質が悪い。まあ何、質が悪いのは、装備時にかかる状態異常『お祭り気分』のおかげである。


これも性能がいいから質が悪い。

お祭り気分になり、攻撃、防御が大幅に上昇。クリティカルが60%以下の時、強制的に65%まで引き上げる。また、他の状態異常にかかった時、状態異常の付着時間を伸ばすかわりに、攻撃防御バフ効果を三重にする。


 重ってのはようするに、1が初期。2が効果が1.5アップ。3で2アップってこと。


 つまり、攻撃防御バフ、クリティカル上昇、状態異常をメリットデメリットに分ける、とにかく扱いが面倒な効果。


 やっぱ捨ててもいい?


 あ、罰当たりますか。

そうですか。


「シャイ? おーい?」

「ふぇ……? な、なんですか……?」


 そのだね。まず君の外見から調整せにゃならん気がするんだ。

こっち来た時も誰にも角見られないようにしてたし。


「角ですか……? これ……切っても数日で生えてきて……」


 元の再生能力が高いせいか。それとも、異形、変異種としての変異をそこ一つにまとめた結果か。


 軽く触ってみたけど、硬い。

レベルが違う。ゲームで言うところの、『破壊不能オブジェクト』 に限りなく近い。


 壊すことはできても、ものすごく硬い物質。

これ、武器の素材とかに向いてるんじゃ……。


「い、今……変なこと考えて……」


 わーバレた。


 頭の回転が速いってそう言う意味なのか。


「それに……多分……加工できない……」


 確かに。クソ硬いツノなんて描こうに時間かかるのに、それだけで一つの素材でしかなかったら、毎度毎度ツノの加工で時間取られる。

それなら特殊効果付与用にでも……。


「だ、ダメです……!」


 はーい。


 っと。脱線脱線。

とりあえず隠すために何使おうか。


 今まで頭隠す装備なんて買ってないし、みたことない。と言うか頭だけ隠す意味もないだろうし……。


 なんだろう。龍人でごまかせないかな。

ステータス的にもかなり高いし。あ、でもしっぽないんだよなー……。


 破壊は……あれ? 消えてる。

なんでだろう。


 奪命剣……殺しちゃダメでしょ。


 あとは〜……参拝? 何に使えと?


 てかせめて選ばせろよ。性能いいならなんでもいいてわけじゃないんだー!


「ん〜……」


 わからない。ぶっちゃけ能力じゃどうにもならん。

『変転能力』なんて使えないし……。


 さて、どうしたものか……。

そういえば、アリスがそんな能力持ってたな……。まあ怪物になるだけだと思うけど……。


「あ、あの……それなら……」




2




青の魔術師。

そう呼ばれる、歴代最強と名高い魔術師がいる。


 青、赤、白、黒。この四人の魔術師は、誰も彼もが化物揃い。

いわば、タイトル。


 毎月月末に行われる四つの大会で、各タイトルを決める。

青の大会、赤の大会、白の大会、そして黒の大会。


 別段、青が攻撃だとか、赤が防御だとか、そう言うのはない。


 正し、青の大会に限り、おかしいほどの実力者がいることが多い。無論、新人もいるが、基本的に青の大会だけに何度も何度も参加しているものだけが残る。


「わお、これが会場か」


 コロシアム風ではあるが、どことなく魔法防御系の魔道具が装飾品としてちらほらある、会場。


「………? 魔法、使えない……?」

「ん〜? どうだろうね〜」


 ニヤリと笑おうと思ったが、どうもうまくいかず、変な顔になった。




3




「しょちょー、ヤッホー」

「おお! やっほぉであります!」


 しょちょー、とは魔術師長のことである。魔術研究所所長とかほざいてたからしょちょーと呼んでいる。


「どうしたでありますか、稀有殿」

「ん〜? まあちょいとでたい大会があってねー」


 しょちょーはなんか考えるふりをして、すぐさま答えを言ってきた。


「大会というと、アレですな。タイトルですな!」

「そ」


 今月の大会はもうタイトル戦しか残ってないのかな?


「稀有殿は魔術の腕にも自信があるでありますか?」


 はい、全然ありませんっ!


稀有くん「破壊が使えないから魔法が使えるようになった……はず!」



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