第1話;もう一人の『クズ』
長らくお待たせしました!
かなり短くなっておりますがかなり重要な話です!
それと最初の目標である総合100ptを達成する事ができました。
これも読んで下さった皆様のお陰です!
これからも宜しくお願いします!
小さな辺境の村で産まれた少女がいた。見た目も性格も至って普通なのだが人と違う点が一つある。
それは右の鎖骨あたりに"印"を宿している事だ。
世界各地で稀に印を宿している産まれてくることが有るらしい。確率的に言えば100万人に1人の確率らしい。
そしてその印を宿した子供達は大抵、魔物に襲われて死ぬ、という悲しい結末を迎える。その事から人々は『呪いの印』と呼び、恐れた。
その少女も例外なく『呪いの印』で有る。
ある時少女は森に入った。両親が家に居ない隙を伺って。何故そんな行動を起こしたのかは彼女自身も分からない。
森に入ると直ぐに魔物が襲ってくる。体長が3メートル程ある魔物熊だ。そいつは吼え、威圧する。
だが動じない、それどころか寧ろ狩る側の目をしている。それは普段の少女とは明らかに違う。
魔物熊は躊躇うこと無くその鋭い鉤爪を力強く振り降ろす。
その刹那―――少女からドス黒い瘴気が溢れ出て、辺り一帯の視界を奪う。魔物熊も危険を感じて一歩身を引く。
徐々に瘴気が霧散し、中から現れたのは少女の姿をした悪魔だった。
「クハハハハ!久し振りの狩りと行きましょうか!」
その日、少女は大量の血を浴びて帰ってきたという。
それからと言うもの、少女は塞ぎ込んでしまい、家からも殆ど出なくなってしまった。
暫くたったある日、少女はまたふらっと森へ出掛けた。以前と同じ面持ちで……
森へ入ると直ぐにオークの群れがやって来た、その数は10体。
そしてまたあの時と同じ様に瘴気を放出して、また悪魔となる。
「今日も狩りと行きましょうか!」
そこからはワンサイドゲームでオークを蹂躙し尽くす。全てを殺り終えた時、頭の中に無機質な声が響き渡る。
《lv,10になりました。スキル『クズ』を獲得しました。》
その事により悪魔が悲痛の叫びを上げる。
「グッ……ここでも邪魔をするのか……」
我を取り戻した少女だったが、そのまま意識を手放してしまった。
少女はこの日手紙を書いていた。
「これ以上、お父さんとお母さん、村の人に迷惑は掛けられません。家を出ます、ごめんなさい」
と……
全てを諦めた少女だが、一人の少年との出会いによって運命の歯車が大きく動き出したのだった……
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