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【創世級チートでホワイト楽園建国】無病息災で暮らしたい僕のボヤキ生活 ~あったらいいなと呟いていたら、世界中の変人が集まって王国最強の快適領地ができました~  作者: S&Y
第5章:宇宙や異次元の覇者たちが押しかけてきて「この全次元をルーカス様のぬくぬく楽園に統合させてほしい」と頼んできたんだが

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第79話:世界や次元がどこまで広がろうと、僕の愛する家族と仲間たちが一番の宝物です

「ふぅ……なんだか、本当にどこまでも世界が広がっちゃったなぁ」


『海上神聖宮殿』の自室で、僕はふかふかスプリングベッドの上にうつ伏せになり、膝の下に特製クッションを挟み込みながらポロリと呟いた。


二重サッシと多重防音結界、そして自動気圧・温度調整のおかげで、室内は本日も年間を通じて完璧な温度22度・湿度55%。


足元からは床暖房の優しい温もりが伝わり、膝の横ではシャドウキャットのミミが「スースー……」と気持ちよさそうに丸くなって眠っている。


ベッドの周りには、ニコやギドたちが完成させた『全次元中央ベッド統括同期システム』の七色のホログラムが静かに浮かんでいた。


外宇宙の綺麗な銀河、異次元の豊かな緑に包まれた街並み、天界のポカポカとした雲の上のテラス。

そこでは、かつて争っていた王様や神々、魔王や怪物さんたちが、全員正装やパジャマ姿でこたつに入り、温かいハーブティーを飲みながら笑顔でおしゃべりしている。


何兆という全多次元宇宙の生命の平和な姿が、僕がベッドでゴロゴロしているだけでリアルタイムに確認できていた。


「前世の僕はさ……ずっと白い病室のベッドの上で、点滴の管に繋がれて天井を見上げるしかなかったんだよね」


僕は冷えかけたハーブティーのカップを手に取り、静かに昔のことを思い出していた。


窓の外で楽しそうに走る子供たちの声を聞きながら、「僕も元気に外を走れたらいいな」「温かいお部屋で、家族と一緒に美味しくご飯を食べられたらいいな」と、ただそれだけをずっと祈っていた。


都市ガスの爆発事故で命を落としたあの日、神様に願ったのも大勇者になりたいとか世界を救いたいなんてことじゃなくて……ただ病気も怪我もなく、安全で温かいお部屋でぬくぬく長生きしたいという、ささやかな願いだった。


それが、どうしてかこの世界に生まれ変わって、家族や仲間たちが僕のボヤキを叶えようとしてくれて……気づけば宇宙や異次元の果てまで『僕のベッド』と繋がっちゃうような、信じられないスケールの平和が完成していた。


コンコン。


部屋のドアが優しく叩かれ、温かい気配とともに扉が開いた。


「ルーカス、採れたての甘いイチゴと、温かいスープを持ってきたよ」

アロイス父さんが優しい笑顔で部屋に入ってきた。


「ルーカス、今日も顔色が良くて何よりだわ。ハーブティーのおかわりも淹れ直しましょうね」

エレナ母さんが保温ポッドを手に、お茶をカップへ注ぎ足してくれる。


「ルーカス、外の警戒網もポータルの結界も完璧だよ。今日も安心して過ごしてね」

カイル兄さんが脱力した滑らかな手つきで、僕の頭を優しく撫でてくれた。


「お兄様! 本日も全多次元宇宙から『ルーカスお兄様大好きです』の感謝のお手紙が届いておりますのーッ!」

リリィが七色に光るメモ帳を掲げて、天使のような満面の笑顔で跳びはねる。


「父さん、母さん、カイル兄さん、リリィ……」


僕は特製クッションを強く抱きしめ、胸の奥がじーんと温かくなるのを感じていた。


ドアの物陰やリモート画面の向こう側からは、国防総監ラグナル、衛生長官クララ、錬金術師ギド、ドワーフのブラム、大商人シルヴィアをはじめとする50人の頼もしい仲間たちも、僕の様子を温かく静かに見守ってくれていた。


(そっか……僕が本当に欲しかったのは、ただ安全なお部屋だけじゃなくて……この温かい家族の笑顔と、みんなと一緒に笑い合える穏やかな時間だったんだな)


どれだけ自室のベッドが『全多次元宇宙の絶対中央主軸』になろうと、どれだけ僕が『至高の神皇』なんて呼ばれようと、僕にとって一番大切なものは何一つ変わらない。


「みんな……本当にありがとう」


僕はハーブティーを一口すすり、世界で一番温かい家族と仲間たちの笑顔に向かって、心からのほっこりとした笑みを向けた。


「宇宙や異次元がどこまで広がっても、僕にとっては、大好きな家族とみんながいるこの場所が……世界で一番の宝物だよ」


深々と特製クッションに顔を埋めると、部屋の中はどこまでも優しく至福に満ちた空気で包み込まれていくのだった。

お読みいただきありがとうございました。


世界がどれだけ宇宙や異次元に広がっても、引きこもりルーカスを支えてくれる家族と、暴走しつつも彼を愛する仲間たちこそが、バルデン領の一番のチートであり宝物です。


さあ、いよいよ次の【22:00】の更新をもちまして、第五章が堂々完結となります!全次元の窓口が開かれるその瞬間を、ぜひ見届けてください。


……あ、もちろん、全次元を統合したくらいでルーカスのボヤキが止まるわけはありません(笑)。バルデン領のぬくぬくライフは、この後もさらにとんでもない新展開(第六章)へと突入していく予定です!


「この家族の絆にほっこりした」「まだまだ続くルーカスの物語を追いかけたい!」と思ってくださったら、ぜひ画面下の【ブックマーク登録】をポチッと押して、まずは22時の第五章グランドフィナーレをお待ちください!

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