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【創世級チートでホワイト楽園建国】無病息災で暮らしたい僕のボヤキ生活 ~あったらいいなと呟いていたら、世界中の変人が集まって王国最強の快適領地ができました~  作者: S&Y
第5章:宇宙や異次元の覇者たちが押しかけてきて「この全次元をルーカス様のぬくぬく楽園に統合させてほしい」と頼んできたんだが

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第75話:全次元の邪念や悪意が、特製クッションの肌触りとハーブティーの前に骨抜きになって平和になった

「はぁ〜……全次元の教科書に僕の寝顔が載っちゃったのは恥ずかしすぎるけど、ニュースを見る限りみんなすごく穏やかになったなぁ」


『海上神聖宮殿』の自室で、僕はふかふかスプリングベッドの上にうつ伏せになり、膝の下で特製クッションをぎゅっと挟みながら、壁一面の『全自動遠隔拝謁陣リモート・モニター』を眺めていた。


ポータルを通じて行き交う異次元の住民たちは、みんな一様に穏やかな顔でラジオ体操をしたり、カフェでお茶を楽しんだりしている。


だけど、モニターの画面を遠方の暗黒次元や怨霊の漂う異界に合わせると、まだ時折どす黒いモヤモヤとした邪念や、イライラした魔物たちの殺気が漂っているのが見えた。


僕は湯気の立つ特製ハーブティーを一口すすり、膝の上のクッションに頬をすりすりしながら、ほっこりとボヤいた。


「どんなに気難しくて怒りっぽい人や、呪いとか怨念でカリカリしてる怪物さんでもさ……温かいお部屋で、この特製クッションのフワフワした最高の肌触りを抱きしめて、一口温かいハーブティーでも飲めば、全身のイライラや角が取れて一瞬で和やかになるのに。全次元の邪念や悪意もさ、この特製クッションの肌触りとハーブティーの優しさの前に全部骨抜きになって消えちゃえば、誰も嫌な思いをせずに安全にぬくぬく長生きできるのになぁ……」


全次元の怨念や悪意による突発的な事件・事故のリスクを心から恐れた、僕の切実で安全第一なボヤキ。


……のはずだった。


(生きとし生ける全多次元宇宙の生命から邪悪なる意思・呪怨・殺気を完全に解脱せしめる神の絶対浄化バルデン・アロマ・クッション……! そして全次元の悪意をゼロとなし、全存在を絶対の安息へと導く至高の精神平穏……!?)


ドアの陰で、本日分のアロマハーブの分類をしていた香水係イリスと、妹リリィ、そして錬金術師ギドの目が、カァァァッ! と時空の闇を灼き尽くすほどの神々しい光を放った!


「す……凄すぎますわお兄様……ッ!」

リリィが感涙で胸の前で愛用のメモ帳を強く抱きしめる。

「物理的な防衛や法律だけでなく、全存在の『悪意やイライラ』そのものを至高の肌触りと香りで骨抜きにし、永遠の平穏をもたらそうとなされるなんて……! 私、すぐに『全次元悪意無効化アロマプロジェクト』を発足いたしますわッ!」


「お命救済と精神アロマの極致だぁぁぁッ!」

香水係イリスとギドが、高次元波動拡散魔導陣をフル稼働させて叫ぶ。

『全次元ポータルとリモート回線の周波数に、ルーカス様の特製クッションの触感波動と特製ハーブティーの芳香成分を同期させ、ただちに全多次元宇宙へ『バルデン式・骨抜き浄化アロマ波』を常時照射いたしますぞッ!」


「待って三人とも!? 僕はただ『みんなもクッションでお茶すればイライラが消えるのに』って言っただけだよ!?」


僕の悲鳴を置き去りにし、狂乱のアロマ&技術チームは全次元波動照射陣の稼働へと爆走していった。



数日後。


「……ねえリリィ。自室のリモート画面に映ってる『暗黒魔界』や『怨霊の世界』の画面なんだけど……どす黒いモヤモヤが消え去って、恐ろしい顔をしてた怪物たちが全員、クッション抱きしめて『ふにゃ〜……』ってトロけた顔で転がってるのは何で?」


自室でハーブティーを飲んでいた僕は、モニター一面に広がるあり得ない激変ぶりにパチクリと目を丸くしていた。


イリスとギドが全次元へ放射した『骨抜き浄化アロマ波』により、全多次元宇宙に漂っていたあらゆる「邪念」「悪意」「呪い」「イライラ」が瞬時に消滅したのだ。


画面の中では、かつて世界を滅ぼそうとしていた暗黒の魔獣や怨霊たちが、ふかふかのクッションに頬を寄せながら、「う〜ん……争うのとか超面倒くさい……お茶が美味しい……」「イライラが消えて全身がポカポカする……」と全員が完全に骨抜きになって丸くなっていた。


そこへ、誇らしげなリリィ、イリス、ギドが駆け込んできた。


「お兄様! 全多次元宇宙における『犯罪率・悪意・イライラ・殺気発生率』が完全ゼロ%を達成いたしましたわ!」

リリィが七色に光る表彰状を掲げて天使の笑顔を咲かせる。

「全次元の住人たちが『創世神ルーカス様のアロマと触感のおかげで、心が洗われて毎日幸せだ!』と、感謝の涙を流しておりますの!」


「全次元からイライラと悪意が消えてる!?」


さらにリモート画面には、完全に毒抜きされた太古の邪竜や呪いの魔王たちがズラリと映し出された。


『ルーカス総裁……! 我らが数千年間抱いていた怒りも怨念も、ルーカス様のクッションとハーブティーの前には一切の意味を成しませんでした……! 本日より我らは『ルーカス様ぬくぬく安眠護衛隊』として、静かに日向ぼっこをしながらお過ごしいたしますッ!』


「異次元の邪竜までトロけて日向ぼっこしないでーーーーッ!?」


僕は悲鳴を上げ、特製クッションで顔を覆った。


「あ、あれ……? 僕はただ……みんなもイライラせずに温かいお茶でも飲んで過ごせればいいなって思っただけなのに……なんで僕の作ったクッションとお茶が『全多次元宇宙の悪意を完全消滅させる浄化兵器』になってるのーーーーッ!」


全次元の平和と無病息災を願った少年のささやかなボヤキは、全宇宙から悪意とイライラすらも綺麗サッパリ消し去り、物語はさらに誰も予測できない超スケールの展開へと進んでいくのだった。

「ここまでお読みいただきありがとうございます!『続きが気になる!』『ボヤキ生活を応援したい』と思ってくださったら、画面下の【ブックマーク登録】や、【評価の★★★★★】をポチッと押していただけると、執筆の凄まじい励みになります!どうぞよろしくお願いします!」

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