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【創世級チートでホワイト楽園建国】無病息災で暮らしたい僕のボヤキ生活 ~あったらいいなと呟いていたら、世界中の変人が集まって王国最強の快適領地ができました~  作者: S&Y
第5章:宇宙や異次元の覇者たちが押しかけてきて「この全次元をルーカス様のぬくぬく楽園に統合させてほしい」と頼んできたんだが

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第74話:異次元の教科書や創世神話に「全次元を統合せし至高の創世神皇」として僕のベッド姿が刻まれている

「はぁ〜……夜空の星々が七色に光る誕生祭も無事に終わって、いよいよ平和そのものだなぁ」


『海上神聖宮殿』の自室で、僕はふかふかスプリングベッドの上に転がり、膝の上のミミを撫でながら、壁一面の『全自動遠隔拝謁陣リモート・モニター』を眺めていた。


画面には、異次元の学校で勉強する子供たちや、神殿で修行に励む異世界の神官さんたちの姿が映し出されている。


だけど、モニターの隅に流れるニュースを見ていると、テスト前の猛勉強で睡眠時間を削って体調を壊している異次元の生徒さんや、厳しい過労修行で倒れてしまう神官さんの姿が目に入った。


僕はハーブティーを一口すすり、彼らの健康と睡眠不足を心配してポロリとボヤいた。


「どんなに遠い異次元や外宇宙の人たちもさ……無理に体を酷使したり、睡眠時間を削ってまで体を壊しちゃったら元も子もないよね。温かいベッドの上で特製クッションでも抱きしめてさ、しっかりと体を休めること(睡眠と休息)の大切さを覚えて健やかに過ごしてくれればいいのに。ベッドでぬくぬく寝て体を休めることこそが長生きの一番の秘訣なんだから、全次元の教科書や神話の一番最初のページに『ベッドでぬくぬく休むべし』って大きく刻んで、全員に教えてあげたいくらいだなぁ……」


過労や睡眠不足、無理な修行による体調不良を心から恐れた、僕の健やか第一なボヤキ。


……のはずだった。


(全多次元宇宙の生きとし生けるものへ休養と安息の真理を刻み込む創世の大聖典バルデン・バイブル……! そして全次元の教科書および神殿の創世神話に、至高の休息の象徴(ベッドのルーカス様)を永続刻印せしめる神聖教育……!?)


ドアの陰で、全次元教育省の設置書類を整理していた妹リリィと、広報セザール、そして異次元神殿の神官長の目が、カァァァッ! と時空を貫く黄金の光を放った!


「す……凄すぎますわお兄様……ッ!」

リリィが感涙で胸の前で愛用のメモ帳を強く抱きしめる。

「己の欲望のための知識ではなく、全次元の生命が安眠し健やかに生きるための真の教えを、創世神話として全多次元宇宙に刻み込まれるなんて……! 私、すぐに『全次元神聖教育&神話刻印プロジェクト』を発足いたしますわッ!」


「美と神聖教育の至高点だぁぁぁッ!」

広報セザールと全次元神官長が、高次元神聖彫刻・印刷陣をフル稼働させて叫ぶ。

「全次元の学校・神殿・教科書・聖典の第一ページに、ベッドでぬくぬくおわすルーカス様のお姿と聖句を刻印いたしますぞッ!」


「待って三人とも!? 僕はただ『みんなもベッドで休んでね』って言っただけだよ!?」


僕の悲鳴を置き去りにし、狂乱の教育&広報チームは全次元の教科書改訂へと爆走していった。



数日後。


「……ねえリリィ。自室のリモート画面に映ってる異次元の学校や全神殿の壁に、僕がベッドでクッション抱きしめてスースー寝てる巨大なレリーフや絵画がドーンと刻まれてるんだけど……これって何の冗談?」


自室でハーブティーを飲んでいた僕は、壁のモニターに映し出された信じられない光景にパチクリと目を丸くしていた。


全多次元宇宙のすべての学校、神殿、教科書、さらには創世神話の表紙・第一ページに、ベッドでぬくぬく過ごす僕の姿が「全次元を統合せし至高の創世神皇・ルーカス様」として刻印されていたのだ。


教科書の第一章には、こう記されていた。

【創世の真理:全存在は無理な過労や睡眠不足を捨て、温かいベッドとクッションのありがたみを噛み締め、健やかにぬくぬく長生きすべし】


異次元の生徒たちや神官たちは、毎日その絵姿と聖句を胸に刻み、「そうだ……休むことこそが至高の善なのだ!」「ルーカス様を見習って、今日もしっかり寝よう!」と全員が無理な過労をやめ、健康的に笑顔で暮らしていたのだ。


そこへ、誇らしげなリリィ、セザール、神官長が駆け込んできた。


「お兄様! 全多次元宇宙の教科書・神話における『ベッド玉座のルーカス様』の刻印率100%が達成されましたの!」

リリィが金文字で装丁された全次元共通教科書を掲げて天使の笑顔を咲かせる。

「全次元で『過労・睡眠不足・修行事故率ゼロ%』を完全達成いたしましたわ!」


「全次元の教科書や神話に僕の寝顔を刻まないでーーーーッ!?」


僕は悲鳴を上げ、特製クッションで顔を覆った。


「あ、あれ……? 僕はただ……遠くの人たちもベッドでしっかり休んで長生きしてほしいと思っただけなのに……なんで僕の寝顔が『全次元の創世神話に刻まれる聖なる神の教え』になってるのーーーーッ!」


休養と睡眠の大切さを願った少年のささやかなボヤキは、全多次元宇宙の歴史と神話すらも「ぬくぬく長生き」の教えで塗り替え、物語はさらに誰も予測できない超スケールの展開へと進んでいくのだった。

「ここまでお読みいただきありがとうございます!『続きが気になる!』『ボヤキ生活を応援したい』と思ってくださったら、画面下の【ブックマーク登録】や、【評価の★★★★★】をポチッと押していただけると、執筆の凄まじい励みになります!どうぞよろしくお願いします!」

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