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【創世級チートでホワイト楽園建国】無病息災で暮らしたい僕のボヤキ生活 ~あったらいいなと呟いていたら、世界中の変人が集まって王国最強の快適領地ができました~  作者: S&Y
第5章:宇宙や異次元の覇者たちが押しかけてきて「この全次元をルーカス様のぬくぬく楽園に統合させてほしい」と頼んできたんだが

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第70話:異次元の職人たちとコラボしたら、次元を超える「全次元ぬくぬくワープポータル」が開通していた

「はぁ〜……みかん型のバリアが浮いてるだけでもビックリなのに、世界中がすっかりお祝いモードになっちゃったなぁ」


『海上神聖宮殿』の自室で、僕はふかふかスプリングベッドの上で膝の上のミミを撫でながら、リモートモニターをぼんやりと眺めていた。


画面には、新陸地の観光名所になった『バルデンみかん岩島』の周りで、宇宙船や異次元の船がぷかぷかと浮かびながら記念撮影をしている平和な光景が映し出されている。


ところが、モニターの隅に映る異次元の映像を見ると、他次元のお友達や宇宙人さんたちが、僕たちのいる『バルデン神聖楽園国』に遊びに来るために、嵐の吹く次元の狭間を苦労して通ってきたり、何日も宇宙船に揺られて疲れ果てている姿が目に入った。


僕はハーブティーを一口すすり、長旅による疲労や事故のリスクを心配してポロリとボヤいた。


「異次元や宇宙のお友達もさ、僕たちの世界に美味しいパンを食べに来たり温泉に浸かりに来るのに、わざわざ長い旅をして身体を痛めたり事故に遭うのはかわいそうだよね。前世の『どこでも行けるドア』みたいに、おうちの玄関のドアを開けたら一瞬でバルデンの街やお風呂場に繋がる『全次元安心ポータル』があれば、誰の足腰も痛まないし、疲れることなく笑顔でぬくぬく長生きできるのになぁ……」


長旅による疲労や事故のリスクを心配した、僕のささやかで安全第一なボヤキ。


……のはずだった。


(次元の隔たりと移動の苦痛をゼロにし、全多次元宇宙の生命を至福の安息地へと瞬時に招く神の空間接続バルデン・ポータル……! そして全次元の経済と平和を一瞬で結びつける至高の全次元連携……!?)


ドアの物陰で、異次元からの交流貿易品を分類していた大商人シルヴィアと、配管工マルク、そして時計職人ニコの目が、カァァァッ! と時空を歪めるほどの神々しい光を放った!


「す……凄すぎるわルーカス様……ッ!」

シルヴィアが黄金の帳簿を抱きしめ、感涙で全身を打ち震わせる。

「ただ通信で繋がるだけでなく、全次元の住民たちが手ぶらで一秒で我が国の温泉やモールにやって来られる『全多次元宇宙ポータル構想』までお考えだなんて……!」


「お命救済と空間接続の極致だぁぁぁッ!」

配管工マルクと時計職人ニコが、異次元の空間技師たちから受け取った時空歪曲ねじを掲げて叫ぶ。

「全次元の最高空間職人たちと緊急コラボし、ただちに各次元の街角と我が国を直結させる『バルデン式・全次元安心どこでもポータル』を爆速設置いたしますぞッ!」


「待って三人とも!? 僕はただ『みんなが移動で疲れないといいね』って言っただけだよ!?」


僕の悲悲鳴を置き去りにし、狂乱の商業&次元空間チームはポータル設置へと爆走していった。



数日後。


「……ねえリリィ。自室のテラスの扉を開けたら、向こう側が青い海じゃなくて、雪が降ってる異世界の街角や、ピカピカ光る宇宙都市の広場に直接繋がってるんだけど……これって何の冗談?」


自室でハーブティーを飲んでいた僕は、目の前のドアの向こうに広がるあり得ない景色にパチクリと目を丸くしていた。


シルヴィアたちが全次元の空間職人たちと結託して完成させた『全次元安心どこでもポータル』が開通していたのだ。


ドアノブのダイヤルを「温泉街」「バルデンモール」「みかん岩島」と合わせるだけで、どんな異次元や宇宙の果てからでも、足腰を一切痛めることなく一秒で目的地へ移動できるようになっていた。


ポータルの向こう側からは、異次元のおじいちゃんたちや宇宙人さんが「うわぁぁぁ! 扉を開けたら一瞬でポカポカの温泉に着いたぞ!」「長旅の疲れゼロでおいしい焼きたてパンが買える!」と大歓声を上げながら続々と遊びに来ていた。


そこへ、誇らしげなシルヴィア、マルク、ニコが駆け込んできた。


「ルーカス様! 『全次元ポータルネットワーク』の稼働を完了いたしましたわ!」

シルヴィアが七色に光る全次元利用許可証を掲げて笑顔を咲かせる。

「移動による事故・疲労は完全ゼロ! 全次元からの観光・買い物収益は過去最高を更新し続けております!」


「一瞬で異次元からお買い物に来られるようになってる!?」


「さらにルーカス様!」

マルクとニコがリモート画面を指差す。

「『あのポータルを使えば、一切疲れずに世界一快適な楽園国へ行ける』と全次元で大評判になり、全多次元宇宙の全住民が、玄関ドアの前に大行列を作って観光ツアーを待っておりますぞッ!」


「全次元の住民がドアの前に並ばないでーーーーッ!?」


僕は悲鳴を上げ、特製クッションで顔を覆った。


「あ、あれ……? 僕はただ……遠くから来る人たちが長旅で疲れないといいなって思っただけなのに……なんで僕の作ったドアが『全多次元宇宙を結ぶ奇跡のワープポータル』になってるのーーーーッ!」


長旅の疲労を心配した少年のささやかなボヤキは、次元の壁すらも滑らかに繋ぎ合わせ、全次元をひとつにする「ぬくぬくスローライフネットワーク」を完成させてしまうのだった。

「ここまでお読みいただきありがとうございます!『続きが気になる!』『ボヤキ生活を応援したい』と思ってくださったら、画面下の【ブックマーク登録】や、【評価の★★★★★】をポチッと押していただけると、執筆の凄まじい励みになります!どうぞよろしくお願いします!」

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