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【創世級チートでホワイト楽園建国】無病息災で暮らしたい僕のボヤキ生活 ~あったらいいなと呟いていたら、世界中の変人が集まって王国最強の快適領地ができました~  作者: S&Y
第四章:ゆったり過ごしたいと呟いたら海の上に超巨大島が爆誕生し、全世界の王様たちが集まって勝手に超国家を建国してきたんだが

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第63話:全人類が「ルーカス様のようにぬくぬく長生きしよう」と、世界中が平和で健康的なスローライフ社会になった

「はぁ……まさか教科書の見開き大ページで、僕がクッション抱っこしてハーブティー飲んでる姿が全全人類に丸暗記されてるなんてねぇ……」


『海上神聖宮殿』の自室で、僕はふかふかスプリングベッドの上に転がり、膝の上のミミ(シャドウキャット)をなでなでしながら深く溜息をついた。


教科書に載ってからというもの、リモートモニターに映る世界中の人々は、僕の姿を見るたびに感涙して深々と拝んでくるようになった。


だけど、画面に映る世界各地の映像をぼんやりと眺めていた僕は、ふと前世でニュースになっていた「過度なストレス」「競争社会」「不摂生による病気」のことを思い出し、まじめな顔になってボヤいた。


「権力争いとか、他国との不必要な競争で身を削ったり、限界まで無理して働いて体を壊しちゃうのって、本当に勿体ないよね。どんなに立派なお城や財産を持ってたって、病気や過労で早く死んじゃったら元も子もないんだから……。世界中の人たちが無理な争いや見栄を捨てて、温かいお部屋で美味しいものを食べて、適度に運動して、毎日笑顔でぬくぬく長生き(スローライフ)してくれればいいのに。みんなが健やかに長生きしてくれれば、不必要な争いもゼロになって、僕もずっと平和にぬくぬく過ごせるのになぁ……」


全人類の過過度なストレスと不摂生、そして無駄な争いによる早死にを心から心配した、僕の切実で健康第一なボヤキ。


……のはずだった。


(己の欲望や虚栄のための争いを完全に捨て去り、全人類が至福の安息と健康長寿を追求する創世の大啓蒙バルデン・スローライフ……! そして全人類が神皇ルーカス様の生き方を規範とし、地球規模の健康長寿社会へと進化する至高の思想……!?)


ドアの陰で、本日分の世界保健&経済レポートをまとめていた妹リリィと、医師ガブリエル、看護師長ピアの目が、カァァァッ! と神々しいまでの後光を放った!


「すごいですわお兄様……ッ!」

リリィが感涙で胸の前で愛用のメモ帳を強く抱きしめる。

「一部の国家や都市だけでなく、全地球上の全人類へ『健やかにぬくぬく長生きする至高の生きスローライフ』を提唱し、世界全体の生き方そのものを塗り替えられるなんて……! 私、すぐに『神皇ルーカス様提唱・全世界スローライフ&健康長寿推進宣言』を公布いたしますわッ!」


「お命救済と予防医学の完全到達点だぁぁぁッ!」

医師ガブリエルとピアが、白衣をたなびかせて叫ぶ。

「ただちに全国家へ『適度な休息・美味な栄養・ストレスフリー環境』を推奨するバルデン式ヘルスケアガイドラインを無償配布いたしますぞッ!」


「待って三人とも!? 僕はただ『みんなも無理せず長生きしてね』って言っただけだよ!?」


僕の悲鳴を置き去りにし、狂乱の妹&医療推進チームは全世界通信ネットワークへと爆走していった。



数日後。


「……ねえリリィ。リモートモニターに映ってる世界中の街で、みんなが日日中から公園でラジオ体操したり、温かいお茶飲んでニコニコ談笑してるんだけど……これって何の冗談?」


自室でハーブティーを飲んでいた僕は、壁のモニターに映し出された信じられない光景にパチクリと目を丸くしていた。


全世界に公布された『ルーカス式スローライフ宣言』により、地球上のすべての国家、すべての都市、すべての村で歴史的な大改革が起きていたのだ。


他国の王様たちも「そうだ……他国と見栄を張り合って身を削るなど愚の骨頂だった! 健やかにぬくぬく長生きすることこそが人間最高の価値なのだ!」と改心し、過酷な軍備拡張や見栄のための重税を即座に全廃。


街の会社や工場でも「ルーカス様の教えに従い、定時退社して美味しいご飯を食べ、ラジオ体操をしてぐっすり眠ろう!」と、全人類がストレスフリーな健康スローライフへとシフトしていたのだ。


その結果、全世界で「ストレス性疾患ゼロ」「過労ゼロ」「不摂生による病気率99%減少」という、奇跡のような健康長寿社会が爆誕生していた。


そこへ、誇らしげなリリィとガブリエル先生が駆け込んできた。


「お兄様! 全世界で『平均寿命100歳オーバー』および『地球規模のストレスフリー社会』が完全達成されましたわ!」

リリィが黄金の羊皮紙を掲げて笑顔を咲かせる。

「世界中の人々が『ルーカス様のおかげで毎日が楽しくて長生きできる!』と、感謝の笑顔でぬくぬく暮らしておりますの!」


「世界中で平均寿命が100歳を超えてる!?」


「さらにルーカス様!」

ガブリエル先生がデータを指差す。

「争いや過労が地球上から完全に消滅したことで、戦争発生率0%、病気発生率ほぼ0%を達成し、全人類が『神皇ルーカス様のような健康スローライフ』を一生の目標として崇めておりますぞッ!」


「全人類が僕の真似してスローライフ送らないでーーーーッ!?」


僕は悲鳴を上げ、特製クッションで顔を覆った。


「あ、あれ……? 僕はただ……みんなも無理せず体を壊さず、仲良く長生きしてほしいなって思っただけなのに……なんで僕の作った新国家の思想が『全人類が実践する地球規模のスローライフ社会』になってるのーーーーッ!」


全人類の健康と平和を願った少年のささやかなボヤキは、地球上の生活様式と価値観を根底から「ぬくぬく長生き」へと進化させ、世界は誰もが笑顔で健やかに暮らす至福の時代へと突入していくのだった。

「ここまでお読みいただきありがとうございます!『続きが気になる!』『ボヤキ生活を応援したい』と思ってくださったら、画面下の【ブックマーク登録】や、【評価の★★★★★】をポチッと押していただけると、執筆の凄まじい励みになります!どうぞよろしくお願いします!」

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