7話 職業の選択
「ステータスに職業なしと書いていたからそのうち転職イベントはあると思っていたがまさかレベル30が条件だったんだな」
てっきり転職クエストみたいなのがあると思っていた。
「さてさてどういう職業につけるかなっと」
『職業はスキルに応じて選択肢が出ます』
「職業の選択肢はスキルか。俺は魔法系もあるし剣術もあるけどどうなるのだろうか」
そんなことを考えていたら職業欄が出てきた。
『剣士、魔法使い、闘士、僧侶、聖騎士、魔法剣士、賢者』
「7つから選べるのか。魔法使いと賢者は系統で言ったら同じじゃないのか?」
魔法使いの上位職が賢者のイメージだ。
「とりあえず詳細を見て決めるか」
『剣士 剣術のスキルを所持している者がなれる。レベルが上がった時にステータスの攻撃力、防御力、体力、敏捷性が上がりやすくMP、魔法力、魔法耐性が上がりにくい。スキル身体強化を獲得できる。』
「剣士になると魔法系のステータスが上がりづらくなるのか。それに身体強化も獲得できるか。魔法も使う俺にはこれは無しだな。」
せっかく全属性使えるのにMPが低かったら意味がない。
『魔法使い 魔法のスキルを所持している者がなれる。レベルが上がった時にステータスのMP、魔法力、魔法耐性が上がりやすく攻撃力、防御力、体力、敏捷性が上がりにくい。スキル並列思考を獲得できる。』
「剣士の逆って感じだな。これも無しだな。」
『闘士 武術のスキルを所持している者がなれる。レベルが上がった時にステータスが攻撃力、防御力、体力、敏捷性が上がりやすくMP、魔法力、魔法耐性が上がりにくい。スキル身体強化を獲得できる。』
「これも剣士と同じだな。無し」
『僧侶 回復魔法のスキルを所持している者がなれる。レベルが上がった時にステータスのMP、魔法力、魔法耐性が上がりやすく攻撃力、防御力、体力、敏捷性が上がりにくい。スキル付与魔法を獲得できる。』
「回復魔法?あー全属魔法持ちだからカウントされているのか。1人で攻略しているのに僧侶になって誰を回復するねん!無し」
『聖騎士 光魔法、回復魔法、剣術のスキルを所持している者がなれる。レベルが上がった時に全てのステータスが上がりやすい。剣士と僧侶の上位職。スキル光翔斬を獲得できる。』
「聖騎士は剣士と僧侶の上位職なのか。魔法と剣術を使うから全て上がりやすい。これはいいな!候補1だな。」
オールランダーに戦う俺にはぴったりの職業だ。
『魔法剣士 魔法スキルを4つ以上と剣術スキルを所持している者がなれる。レベルが上がった時に全てのステータスが上がりやすい。剣士と魔法使いの上位職。スキル魔法剣を獲得できる。』
「これもステータスの上がり方で言ったら聖騎士と同じで獲得できるスキルが魔法剣か。これもありだな。」
光翔斬と魔法剣どちらも迷うな。
『賢者 全ての魔法が使える者がなれる。レベルが上がった時にステータスのMP、魔法力、魔法耐性がとても上がり攻撃力、防御力、体力、敏捷性は上がりやすい。魔法職全ての最上位職。スキル並列思考、無詠唱を獲得できる。』
「なんだこれ?魔法よりにはなるけどステータスの上がり幅で言ったら1番じゃないか!しかも魔法職全ての最上位職って」
これ以外の選択肢はなくないか?これにしたら今後上位職を気にする必要すら無くなる。
「聖騎士や魔法剣士も候補としてはありだけど賢者に決まりだな」
『職業が賢者になりました』
『スキル並列思考1と無詠唱1を獲得』
『世界で初めて職業に就いたことを確認。称号と特典の上位スキルの書を5冊を獲得』
〈称号の効果によりスキルの習得の速さが1.5倍になる〉
「よっしゃ!スキルの書!しかも上位だ!」
『世界で初めて系の称号を10個獲得したことを確認。まとめて新しい称号を創ります。完成するまで時間がかかります。』
「称号ってまとまるんだ」
確かにまとまってくれた方がステータス画面が見やすくなる。
「並列思考と無詠唱のスキルの確認をしよう」
〈並列思考1 同時に魔法を2つ発動できる〉
〈無詠唱1 初級魔法を詠唱なしで発動できる〉
並列思考は今からでも使えるが無詠唱はレベルが低いせいでまだ戦闘では使えないようだ。
「お次はお楽しみのスキルの書でも使いますか!」
今回は5回も使えるししかも上位なので当たり確定のガチャだ。
『上位スキルの書の使用を確認。スキル隠密1を獲得』
『上位スキルの書の使用を確認。スキル魔力感知1を獲得』
『上位スキルの書の使用を確認。スキル縮地1を獲得』
『上位スキルの書の使用を確認。スキル覇気1を獲得』
『上位スキルの書の使用を確認。スキル身体強化1を獲得』
名前だけで分かる強そうなスキルがある。
「スキルの確認をしよう」
〈隠密1 気配が分かりづらくなる〉
〈魔力感知1 魔力の流れが分かる〉
〈縮地1 5メートル以内の敵との距離を一瞬で縮める〉
〈覇気1 自分よりもレベルが20以上低い敵を気絶させれる〉
〈身体強化1 身体能力が少し上がる〉
「やっぱり上位スキルの書は違うな。どれも使えるスキルだ。」
特に覇気だ。今はまだレベルが低いからあまり使えないがレベルが上がれば無駄に戦わなくても良くなる。
ステータスを確認しようとしたら見れなくなっていた。たぶん称号を纏めているせいだろう。
「セーフティエリアを探して休もう」
仮眠をとり動く準備をしていた時だった。
『称号がまとまりました。称号ワールドビギナーを獲得。』
「やっと終わったみたいだな」
やっとステータスを確認できるようになったため確認してみることにした。
神崎蒼空 18歳 人間 レベル30
職業 賢者
HP 320/320 MP160/160
攻撃力 305(+200)
防御力 186(+100)
体力 97
敏捷性 99(+9)
魔法力 100
魔法耐性190(+100)
ユニークスキル
全属性魔法4
スキル
剣術5、暗視4、鑑定6、アイテムボックス6、武術1、気配察知2、体当たり1、並列思考1、無詠唱1、隠密1、魔力感知1、縮地1、覇気1、身体強化1
称号
ワールドビギナー
装備
魔を払いし片手剣 攻撃力+200
魔力回復の指輪
俊足シューズ 敏捷性+10%
漆黒の外套 防御力+100 魔法耐性+100
ワールドビギナー
〈今までの称号の効果に加えレベルが1上がるにつれ全てのステータスが+2される〉
通常時のステータスはこれだがモンスターと戦う時は1.5倍、ボスモンスターは2.25倍になる。
ワールドビギナーという称号は今までの称号と比べても凄まじい。
この称号の効果だけでもレベルアップでステータスが増えるのにこれに賢者のステータス増加もある。
「これでレベルアップしていったら気づいたらステータスオール1000超えそうだな」
これで世界最強も夢じゃ無くなった。
「まぁ世界最強になったからって世界征服しようなんて思わないけど。普通が1番!」
世界征服よりもみんなが俺の配信を楽しんで見てくれる方がよほどいい。
「面白い配信をするためにもさらに強くなるぞ!」




