33話 合流
「さて行きますか」
ボスを倒してから1時間ほど休憩した。HPが半分以下になっていたのでポーションを使って回復したが疲労はポーションでは無くならないのでしっかり休憩をした。
休憩の間にドロップ品とステータスの確認もした。ドロップ品はローブだった。
〈巨獣のローブ 等級S HP+200 防御力+300 魔法耐性+300 特殊効果 HPが1分あたり5%回復する、不壊〉
新たなS級装備を獲得した。効果は少ないが自動回復がついているのでこれだけで充分すぎる。
まぁひとつ不満があるとすればポーション飲む前にドロップ品を確認をしていればポーションが節約できたことだ。
さっそく巨獣のローブと変えて漆黒の外套はアイテムボックスにしまった。
そしてステータスだ。
神崎蒼空 18歳 人間 レベル101
職業 賢者 加護 ラミリアの加護
HP 2223/2223(+350) MP1163/1163(+150)
攻撃力 1095(+350)
防御力 1176(+450)
体力 987(+250)
敏捷性 1000(+250)
魔法力 1303(+350)
魔法耐性1403(+450)
ユニークスキル
全属性魔法6
継承4
スキル
武器系
剣王3、棒術9、武王1、槍術9、弓術9、斧術8、短剣術9、盾術8、刀術8、鎌術8
魔法系
並列思考6、無詠唱5、合成魔法5、創造魔法5
攻撃系
体当たり6、ひっかく6、かみつく6、縮地6
補助系
暗視8、鑑定9、気配察知7、魔力感知6、隠密9、身体強化(極)2、覇気4、再生4、模倣3、飛行3、狂戦士化6、統率4、罠感知1
その他
アイテムボックス6、コインチェンジ1、錬金1
耐性
物理耐性3、魔法耐性2、毒耐性2、恐怖耐性2、状態異常耐性4(契約中)
称号
ワールドビギナー
試練をクリアせし者 全ステータス+50
殺戮者
ゴブリンキラー
神狼の主人
装備
魔を払いし片手剣 攻撃力+200
魔力回復の指輪
疾風シューズ 敏捷性+100 体力+100
巨獣のローブ HP+200 防御、魔耐+300
覇王の仮面 全ステータス+100
魔晶のネックレス 魔法力+200
契約中
フェンリル(幼体)
遂にレベルが100を超えた。目標にしていたわけではないが達成感がある。
次の目標は200だ。このペースだと到達できないかもしれないが目標は高い方がいい。
俺はベヒモスを倒したあとに現れた魔法陣に乗り転移した。
転移した先は明らかにボス部屋だと思われる扉の前に転移した。
[ボス部屋かな?]
[あのモンスターと戦ってまたボス戦って鬼畜だな]
「シュリはまだ来ていないな」
周りを確認したがシュリは来ていなかった。
「ここで待機しますか」
ボス戦は2人で戦いたいし仮にランダム型のダンジョンを攻略すると中の人はどうなるか分からないのでシュリが来るまでここで待機することにした。
「だんだんモンスターが多くなってきたわね」
シュリは蒼空と逸れてから正規のルートで進んでいる。
実は蒼空が転移した魔法陣は仲間を逸れさせるトラップと同時にこの迷宮の最短ルートでもあったのだ。
「ファイヤーランス」
シュリのファイヤーランスは絃葉に教えたように創造魔法で改良しているので少ないMPでBランク程度なら倒せてしまう。
そのおかげで無駄に消耗はしていないので問題なく進めている。
そしてシュリはいままでの経験や知識で罠がありそうな所を通らないようにしているのでここまで罠に引っかかっていない。
「蒼空はどこかしら」
もう蒼空と逸れてから5時間は経っている。
(この世界に来てから蒼空とこんなに長時間離れるのは初めてね)
いつも一緒にいたのでいるのが当たり前だったから離れると寂しい。
ダンジョンなんて1人で何回も潜ったことがあるがこんな気持ちにはなったことがない。
(私は自分で思っているよりもこの世界にきてしまったことに不安を覚えていたのね)
そんな中ずっと一緒にいてくれたのは蒼空だ。自分よりも弱いし馬鹿なこともよくやっているし手がかかる人だ。
だが妹や私の為に頑張っている所や教えたことを自分のものにしようと努力する所は好感が持てるし普段から私を気遣ってくれていることも分かっている。
(そう思うと蒼空と一緒にいるのはなんだかんだ楽しいし安心していたのね)
勇者たちと一緒にいる安心とは違う安心感が蒼空にはある。
(早く蒼空に会いたいな)
シュリはまだ気づいていないがこの気持ちがどういう意味かを知るのはもっと先になる。
シュリを待ち始めて5時間くらいが経った。始めの2時間ほどは視聴者と雑談をしていたので良かったが途中から視聴者も待ちくたびれたのか早くボス戦をして欲しいというコメントが増えた。
俺はシュリを待ちたかったので視聴者にはボス戦の時にまた始めるとだけ伝えて途中で配信を切った。
「シュリ、大丈夫かな」
よほどのことがない限り俺よりもシュリの方が強いので大丈夫だと思っているがこれだけの時間が経っても来ないので何かあったのかもしれない。
「探しに行こうかな」
そろそろ探しに行くことも考えていた。
「よし!探しに行こう!」
俺は本来、通ってくるであろう道に戻ることにした。
「やっと見つけたわ。蒼空」
「シュリ!」
シュリは意外にももう近くまで来ていたのですぐに合流することができた。
「シュリ、大丈夫でした?」
「それはこちらのセリフよ。ボロボロじゃない」
シュリは俺の服がボロボロになっているのを見て心配してくれている。
「まぁなんとか」
「何があったの?」
俺はシュリと逸れてからベヒモスと戦ったこと、ベヒモスを倒してここで待っていたことを話した。
「よく生きていたわね。ベヒモスは間違いなくS級モンスターよ」
「シュリが空間魔法を教えてくれたおかげです。転移がなかったら今頃、ベヒモスの重力魔法で潰されて地面のシミになっていたかもしれないです」
「怖いこと言わないでよ」
「でも無事こうしてシュリの前にいますよ」
「生きてて良かった、本当に。役に立って良かったわ」
俺が死んでしまった所を想像してしまったのかシュリは泣き出してしまった。
「はい、俺は生きてますから」
俺は子供をあやすようにシュリの頭を撫でて泣き止むまで待った。
「ごめんなさい。泣いてしまって」
「それくらい大丈夫ですよ」
(まさかシュリが泣き出すとは思わなかったな)
俺は勝手にシュリは強いから大したことでは泣かないと思っていたが実際は心配して泣いたりすることを知った。
「ちゃちゃとボスを倒して家に帰るわよ」
「帰ったら美味しいご飯でも食べに行きましょうか」
「それいいわね!」
俺たちはボス部屋の扉を開けた。




