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21話 魔法について

 俺らはあれから2人で行動している。

 やはり勇者パーティーの魔術師は伊達じゃなく俺が剣で攻撃をしている時に完璧なタイミングで援護をしてくれたりシュリ単体としても強く攻略が楽になった。


「そういえば気になっていたんですけどシュリの使ってる杖や防具ってどうゆう物なんですか?」

「説明するより鑑定した方が早いと思うからしていいわよ」

「ありがとうございます」


 了承をもらったのでさっそく鑑定してみた。


〈ユグドラシルの杖(封印) 等級S MP+500 魔法力+500 特殊効果 魔法の威力30%増、魔力の消費30%減〉

〈青竜のローブ 等級S 攻撃力+200 防御力+300 魔法耐性+300 特殊効果 水魔法の威力が20%増 水属性耐性MAX〉


「この杖の封印って何ですか?」

「それは武器に使用者と認められないと本来の力を発揮出来ないようになっているの」

「じゃあ本来の杖の性能はこれよりも高いってことですよね?」

「そうよ。勇者の聖剣も同じでね聖剣は一般人が使ってもただの剣だけど勇者と認められた人が使うと本来の力を発揮するわ」


 武器によっては武器が使用者を選ぶ物もあるようだ。


「ちなみにこの杖は噂によるとステータスの上昇値だけで+2000を超えるみたいよ。まぁ過去に使用者として認められたのはこの杖の創造者の初代賢者だけだから真実は誰も知らないけどね」

「なるほど」

「歴代の勇者パーティーの魔術師も使ってきた武器だけど誰も認めてもらえなかったみたいね」

「じゃあ誰もこの杖の本当の性能は知らないんですね」

「そうよ」


 そんな凄い武器があるとは思わなかった。

 

「そういえばシュリって勇者パーティーの魔術師なんですよね?」

「そうよ。まだ疑ってるわけ?」

「いやいやそうゆうわけじゃなくて、それなら魔法について詳しいかなって」

「詳しいわよ。師匠に魔法をいろいろ教わったからね」

「それなら俺に魔法について教えてくれませんか?」


 全属性魔法のレベルの伸びに悩んでいたので魔法について知りたくなった。


「いいわよ。どこから知りたい?」

「基礎的な所から教えてください。俺の世界に魔法が普及してまだ1年も経ってないので正直きちんと分かってないんです」

「分かったわ」


 俺はここである事を思いついた。


「どうせなら配信してもいいですか?魔法についてはみんなも知りたいと思うので」

「配信?あーこの前に言っていた沢山の人に情報を発信できることだったかしら?」

「まぁそんな感じです」

「問題ないわよ」

「ありがとうございます!」


 意外とあっさりOKがもらえた。


「それで配信中は俺は仮面を被ってやるので気にしないでください。あと配信中は蒼空って呼ばずにシエルって呼んでくださいね」

「?注文が多いわね。別にいいけど」

「あとはシュリが異世界人ってことは言わない方がいいですかね?」

「どっちでもいいわ」


 シュリから許可が降りたので配信をすることにした。


「みなさんこんにちは!」


[こんにちは!]

[こんにちは!]

[こんにちは!50階層のボス戦ですか?]


「前回に次の配信は50階層のボス戦をするって言ってたんですけど今日は勉強会をしたいと思います!」


[勉強会?]

[何の勉強?]


「それでは本日の先生をお呼びしましょう。シュリです!どうぞ!」

「誰が先生よ。本当にこんなのでいろんな人が見てるの?」


[誰ですか!?この美少女は!?]

[シエルさんの彼女ですか!?]


 コメント欄がシュリについてのコメントでいっぱいになった。


「今日はシュリに魔法について教えてもらいたいと思います」

「シエルが魔法について教えてってお願いさせたから魔法について話すわ」

「お願いします」

「これを見ている人も魔法についてはよく知らないのよね」


[そもそも使えないから何も知らない]

[全部で何属性あるかも知らない]


「じゃあ基礎的なことから説明するわ。まず魔法は大きく分けて生活魔法、攻撃魔法、補助魔法の3種類があるわ」

「なるほど」

「生活魔法は日常生活に使えるウォーター、ファイア、ライト、クリーンなどがそうね」

「便利ですよね」


 生活魔法のクリーンはよく使う。この魔法のおかげでお風呂に入らなくても清潔感を保てている。


「攻撃魔法の基本属性は火、水、風、土、木の5属性と珍しいけど氷、雷、光、闇も入れたら9属性ね」

「全部よく攻撃で使う属性ばかりですね」

「それはシエルだけだけどね」


[やっぱりシエルさんがあんなに使えるのはおかしいんですね笑]

[ツッコまれてますやん笑]


「補助魔法は付与、回復、結界、召喚魔法があるわ。この辺の魔法は神官や僧侶、テイマーが使ってるわね。」

「そのイメージがありますね」


 実際に転職の時に僧侶があったのでそうなのだろう。


「最後にこの3種類に分類されない魔法があるわ」

「どうしてですか?」

「この魔法たちは例外なのよ。理由はそもそも使える人がとても少ないしいろんな意味で強力だから」

「そうなんですね。使ったことがないと思うので詳しく教えてください」

「分かったわ。まず魔法は空間、時空、重力、隷属の4つよ」

「そんな魔法があったのか」


[使える人を聞いたことがない]

[名前だけでやばそう]


 俺が持っているユニークスキルは基本属性の使い方と魔法名しか頭に入ってこなかったからこんなに種類があるとは思わなかった。


「この4つは使えるようになると手がつけれなくなるわ」

「どういうことですか?」

「まず空間魔法は空間を操るから転移や空間ごと攻撃ができるのよ」

「それは攻撃の幅が広がりそうですね」


[強すぎ笑]

[転移なんてされたら攻撃当たらんやん]


「次に時空魔法は自分だけ速くしたり逆に相手を遅く出来たりするわ。それだけでも強いのにさらに10秒だけだけど時を戻せる魔法もあるから簡易的な未来視が出来るのよ」

「それはチートでは?」


[チートですね]

[チートだな]


「チート?が分からないけど使えたら強いわ」

「使えたらってことはMP消費が多いんですか?」

「もちろん、10秒時を戻せる魔法なんてMPが1500ほど減るわよ」

「それなら使える人が少なそうですね」

「まぁ私の師匠が使っていたけどね」


[1500!?]

[時空魔法を持っていても使えない魔法じゃん]

[やはり強力な魔法には少なからず代償がいりますね]


「次は重力魔法ね。この魔法は重力を変えることができるわ。自分の重力を軽くしたり相手の重力を重くして潰すことも出来るわ。それ以上にやばいのが簡易的ブラックホールが作れることよ」

「嘘でしょ」


[ブラックホールなんて使われたらやばいやん]

[そんな物騒なもの地球で使わないでほしい]


「最後は隷属魔法ね。これは人であろうとモンスターであろうと奴隷に出来るから軍隊を作れるわ。」

「軍隊を1人で作れたらそいつらに戦ってもらえばいいですね」

「そうね。ただし欠点もあってこの魔法は相手の心を折らないと使えないのよ」

「心を折るって例えば?」

「手っ取り早いのが戦闘不能にさせて屈伏させることね」


[えげつない]

[クズがこのスキルを持ったら終わる]


「説明を聞いてみてこの魔法たちをどう思った?」

「強すぎますね」

「そう。だから手に負えなくなるの」


 確かにこの魔法が使える人とは戦いたくはないと思った。


「あとは人が使えることはよっぽどないけど種族ごとに使える魔法があるわ。例えば精霊魔法はエルフ、竜魔法は上位のドラゴン、血魔法や影魔法なら吸血鬼だったりね」

「なるほど」

「とりあえずここまでで質問はあるかしら?」


 俺の全属性魔法って今聞いた魔法のどこまでが使えるのだろうと不思議に思ったがこれは配信外で聞こう。


「ないですね。視聴者のみなさんは何かありますか?」


[シエルさんが使っていた光と火魔法の合成はどうやってやるんですか?]


 これなら俺でも答えることができる。


「それは並列思考で同時発動してさらに合成魔法のスキルで合成して発動しています」


[そんなに難しいことをしてたんだ]

[補助系スキルもないとダメなんだな]


「それじゃあ次は何を教えて欲しいの?」

「魔法のレベルを上げるにはどうしたらいいですか?」


[それ知りたい!]

[レベル上げたい!]


「それは簡単よ。使えば使うほどレベルは上がっていくわ。シエルは例外だけどね」

「やっぱりそうか」 


[普通のことだった]

[それ以外はないんですか?]


「より早くレベルを上げるならMPが切れるまで魔法を使うと上がりやすいわ。なんでかは解明はしてないけど」

「そうなんですか!?」


[まじか!?]

[毎日MPがすっからかんになるまで魔法を使ってきます!]


 今までは使っていけばレベルが上がると思っていたが限界まで使った方がレベルの上がりは早いようだ。


「それじゃあ次は魔法のレベルって何レベルで何が使えるんですか?」

「シエルはレベル6までなら分かるわよね」

「なんとなくは」


 全属性魔法のレベルが6だが上級魔法までなら使える。


「1から説明すると1〜3までは初級魔法、4〜5が中級魔法、6〜7は上級魔法よ。常人の限界はここまでって言われているわ。」

「同じ初級魔法でも1と3では威力が変わりますよね?」

「威力も変わるし使える魔法が少し増えるわ」

「それじゃあレベル8以上は何級になるんですか?」

「ここからは威力が桁違いになってくるわ。まず8は最上級魔法、9は超級魔法、そして10が禁忌魔法よ」


 レベルが上がると名前が物騒になっている。


「禁忌魔法ってどれくらいの威力か分かります?」 

「実際、どれくらいかは知らないけどこの前、歴代の賢者が万の魔物の軍勢を1発の魔法で倒した話は覚えている?」

「はい」

「たぶんだけどその魔法が禁忌魔法じゃないかなって思うわ」

「話が本当ならその可能性が高いですね」


[そんな話聞いたことないよ]

[どこの話?]

[というかこの子魔法に詳しすぎじゃない?]


 コメント欄が再びシュリについてのコメントでいっぱいになった。

 シュリはそのコメントを見てしまい言ってしまった。


「当たり前じゃない。私この世界の人間じゃないもの」


[!?!?]

[異世界人!?]

[どういうこと!?!?]


「あーあ、念の為正体を隠していたのに」


 コメント欄が過去一大荒れになった。


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