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National Battle Online  作者: あいく
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 平日は変わらない日常を過ごし、約束をした土曜日になった。


 いつものように朝の美容ケアと部屋の掃除を済ませ、部屋で着替えている最中である。

 今日は天気も良く春らしい気温のため、トップスにはボリューム袖の薄水色のオフショル、ボトムスには白のチュールスカートを合わせ、涼やかながらもどこか温かみを感じるファッションである。


 着替えが終わりいつもの様な軽いメイクを済ませ、ピンク色のトートバッグに財布などを仕舞い、玄関で厚底の黒いサンダルを履き外に出て駅に向かう。


 駅に着き電車に乗ると、1時間も経たずに池袋駅に着く。

 改札を抜けた後、バッグからスマートフォンを取り出し、地図アプリを開いて目的地の住所を検索する。


「えっと、東口出てサンシャインシティ方面に行けばいいのか」


 場所を確認した後目的地にナビをセットし歩き出す。池袋駅は東口に西武池袋線と西武百貨店、西口に東武東上線と東武百貨店がある不思議な駅だ。だから、初めて池袋駅に来た人が東武百貨店に行くために、東口から行けると勘違いしやすいんだよね。と無駄な地元民知識を考えながら駅中を歩き、エスカレーターで上がり地上に出る。


 地上に出ると横にはカメラで有名な店があり、休日ということもあって道が人で溢れかえっている。


 昼食はこちらで済ませようと思って早めに来たため、ちょうどいい時間まで暇を潰すためにそのままサンシャイン通りを歩き大型ゲームセンターに入る。

 入り口をくぐると、ゲームセンター特有の暗い目な空間に煌びやかな機械たちが立ち並んでおり、人込みで溢れている。

 私はフロアマップを確認し、エスカレーターで4階に向かいガンシューティングゲームの筐体の前に並ぶ。


 3分ほど経つとゲーム画面にゲームオーバーの文字が出て、プレイをしていた高校生くらいの男の子達が場所を離れたため、私は財布から出した100円を入れてゲームをスタートする。


 20分ほどかけて全5ステージあるエリアを全てノーダメージでクリアし、今はラスボスとの戦闘中だ。後ろにはいつの間にかギャラリーが出来ており、真白の美貌やゲームの腕前に沸き立っている。

 私は足元のペダルを絶妙なタイミングで押し敵の攻撃を回避する。モーションに対して飛んでくる攻撃がわかっちゃうから単調な作業だな。やっぱりシューティング系のゲームは思考のぶつかり合う対戦が一番楽しいや。

 そんな心情など知れず、ノーダメージですべてクリアした真白に対して歓声が沸く。ここにとどまっていると邪魔になってしまうため、軽く礼をした後そそくさとその場を離れた。


 ゲームが終わりお昼時になったため、ゲーセンの外に出て食事処を探す。今日はお肉が食べたい気分だったため、牛タンで有名なお店に入り食事を済ます。


 お店で適度に時間を潰したためちょうどいい時間になり、サンシャイン通りを抜けオフィス街を歩き目的地である『National Battle Online』を運営する会社、『株式会社アジェルシア』に到着した。


 写真でどんな外観かは知っていたけど、実際に見ると大規模な会社なだけあっておしゃれなビルだな。見上げるように顔を上げると、太陽の光がビルの窓に反射し輝いているのが見える。


「やっぱりあれだけ面白いゲームを作るだけあって、環境に予算をちゃんと使っているんだろうな」


 改めて感心しつつ正面玄関から中に入り受付に向かい、社員の方に声をかける。


「こんにちは。本日は『National Battle Online』開発部兼広報部の荒井誠さんに呼ばれて参りましたソフィアと申します」


「こんにちは。ご丁寧にありがとうございます。はい、話は伺っております。念のためソフィア様と確認できるもののご提示をお願いします」


 私はスマートフォンでアジェルシア開発のゲーム管理アプリを起動しマイページを表示して受付に渡す。


「はい、ありがとうございます。確認が取れましたのでご案内いたします。こちらへどうぞ」


 受付の社員が席を立ち誘導し、エレベーターに乗りビルの8階で降りると会議室に通される。


「まもなく担当の者が来ますのでこちらで少々お待ちください」


 そういうと礼をし、扉を閉めて離れていく。

 そわそわしつつ待っていると扉がノックされる。どうやら来たようだ。

謎知識をいれてみました。地元の人は意外と知っているかもです。

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