表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
National Battle Online  作者: あいく
21/30

19

「おっとぉ? 何やらみんなテンション低いなぁー。こんなにかわいい女の子が盛り上がってるかー、って聞いているんだから、盛り上がってるぞーくらい言ってくれないと困っちゃうよ」


 壇上の上に立つキャンディと名乗る女の子がやれやれと肩をすくめている。急な登場とテンションにプレイヤーたちが追い付けていないだけだと思うんですけど。

 テンションに追い付けなかったプレイヤーたちだが、イベントも無事クリアで終わりということもあり、遅れてではあるものの徐々に盛り上がりを見せていく。


「うんうん、それでいいんだよ。それでは改めまして、僕の名前はキャンディでっす! NBO公式の広報キャラクターだよ。いやー、それにしても最初の公式イベントはどうだった? 正直難しくし過ぎてクリアできないだろうから、救済を用意してはいたんだけど必要なかったみたいだね。無事にクリアできてなによりだよっ」


 キャンディの発言に多数のプレイヤーが野次を飛ばす。そりゃ、最初のイベントとは思えない難易度だったからね。大半のプレイヤーは何回もデスを重ねたんじゃないかしら。


「おー、威勢がいいね。でも難しくしちゃった分報酬は豪華にしているし、このゲームのメインイベントである陣営同士のバトルに備えて、どのプレイヤーが実力があるかってのが把握できるようにしたかったんだよ。こうすれば相手の陣営の要注意プレイヤーがわかるでしょ?」


 確かに一理あるわね。フリューセルにつくまでは動画などでしか他所属のプレイヤーの動きは見れなかったし、いつ来るかわからない戦争に備えて重要な情報の公開は隠蔽され気味だったのを踏まえると、イベントを失敗しないために手の内を明かさずを得ない難易度はちょうどよかったのかもしれない。救済というのも用意してあったみたいだし。


「ということで、今回のイベントで高ポイントを所持しているプレイヤー達を公開しちゃうぜ。はいどーん!」


 掛け声と共に上空にホログラムのパネルが現れ、そこにはプレイヤーたちの顔と名前、所属陣営が表記されている。


「これが今回活躍したプレイヤーたちのリストでーす。このリストは公式サイトにも乗せるから後でも見れるよ。後、今回のイベントでMVPになったプレイヤーには、今度やる公式生放送にゲストとして招待しちゃうから、その時は要チェックだぜ」


 ある程度手の内をさらさせ研究させることで、実力差を埋めて戦力バランスを取るということね。


「ということで、これにてイベントクエスト終了です。おつかれさまでしたー!」


 キャンディの終了の言葉にプレイヤーたちは各々叫びをあげている。なんだかんだ終わってみるとやりごたえもあって良いイベントだったんじゃないかしら。


 --------------


 私はNBOからログアウトしポッドから出るとそのままベッドにうつむけで寝る。


「あー、疲れたぁ。仕方なかったとはいえ、無理やり意識を切り替えたのは失敗だったな」


 ログアウトした段階で意識を通常に戻したものの、先ほどの戦闘の影響で疲労が溜まっている。


「動きたくないけどお風呂に入らなくちゃ」


 自分の美貌に自信を持っているだけあり、最低限の身だしなみを崩さないためにもふらつく足でお風呂場へと消えていく。

 40分ほど経ち、パステルグリーンで明るい感じのパジャマに身を包んだ真白は部屋に戻るとスマートフォンにメールが来ているのに気づく。あいつならメッセージアプリで連絡してくるだろうし、メールなんて誰だろう。ネット注文もほとんどしないから、自慢じゃないが私に連絡してくるのは親か幼馴染のあいつしかいない。

 疑問に思いつつもメールを開くとこう書かれている。


 いつも当社の作品である『National Battle Online』をご利用いただき誠にありがとうございます。

 ソフィア様は今回のイベントで見事MVPとなったため、当社の広報キャラクターであるキャンディが発言した通り、よろしければ後日行われる生放送に出演していただけないでしょうか。

 もし出演していただけるようであれば、移動にかかる費用や食事代、気持ち程度になりますが出演料をお出ししますので、一度こちらまでご連絡ください。

 XXXXXXXXXX.XXXXXXX.XXXXXXX@XXXXXXXX.XXX

 XXX-XXXX-XXX National Battle Online開発部兼広報部 荒井 誠


 あー、そうだった。MVPは生放送に招待されるんだったね。

 戦闘が終わった後はわりと意識がふわふわとしていたため、そういえばそうだったと思い出す。


 今日はもう疲れた。連絡は明日にして今日はもう寝よう。

 目を瞑り眠りについた。


更新と共に、今までの話を見返して気づいた誤字などを修正しました。

そしてまたまたブックマークが増えてる! 初めて書く小説で至らない点もありますが、これからもよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ