転生後
一面の緑が遠ざかっていくのが、スローモーションで見えた。
ゴンッ
~~~~~!
思考が追いつかないまま、身体を貫く鈍痛と共に、俺の意識は遠ざかっていった。
誰かの呼ぶ声が聞こえた。
※
で、次に目が覚めたとき、痛すぎて泣いた。
泣きながら横になっていると、和服のおっさんが覗き込んできて、「けっこうやばい」「武士なんだからなんとかしろ」「気合入れろ」みたいなことを言って去っていった。
飯を食わされ、下の世話(健全)をされながら日々を過ごした。
痛みに耐えながら明るい部屋が暗くなっていくのを数え続けた。
痛みがましになったと感じたのは、十三回目の陽光を浴びた朝のことだった。
※
もそもそと布団の上で飯を食いながら、考えを巡らす。
何がなんだかわけがわからないが、最大の問題は目の前にあった。
茶碗を抱える、ちっちゃい手。古ぼけた和室。
・・・
ここはどこ。わたしはだあれ。
☆
お読みいただきありがとうございます!山根丸と申します!
今作は歴史上の人物に材をとった作品ですが、読みやすさを考慮してかなり史実と異なる形になる予定です。
具体的には史実と勢力が異なる、戦の発生日が異なる、戦の大きさが異なる、人物の年齢が異なる、居ない人物が登場する、無い家が登場する、使われていなかった言葉が使われる(時間単位であれば1刻ではなく2時間。距離単位であれば1町ではなく109メートル。といった具合です!)・・・等々、とにかく史実とは全然別の物になるとお考えください。
お堅い賞に出せば一読で捨てられる小説となっております。
温かい目で見守っていただけると幸いです。
今後ともよろしくお願いします!




