↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
19/31

呪い?

いつもより、ちょっと少ないです。

前回から続けて読んだほうが分かりやすいかもしれません。

「美味しかったー!」


少女は弁当箱を片付け、歩き出した。

俺の周囲には冒険者が百人ほど転がっている。


「あっ、お兄さんありがとね!」


少女は去り際に俺の方を向いてそう言ってきた。

気づいてたのか。

まあ、滅茶苦茶音を立ててたからな。

うちの造化流は忍術じゃなくて混合武術よりだからなあ。

そっち系はちょっと苦手なんだよ。

少女がいなくなるまで見送って、俺も移動を始めた。


『アナウンスだ!残り参加者数が10人を切ったぞ!』


もうそんなに減ったのか。

最初に見た時は数千人はいたと思うんだけど。


『今から範囲を縮める!もっとドンパチやれ!』


開始時のように会場が揺れ動き、範囲が縮まった。

そろそろ隠れるのもキツイか。

俺は木から飛び降りて島の中央に向かう。

すると、俺の《魔力探査》にナニカが引っかかった。

それは南出入口の魔力を極大化させたような魔力。

会場を飲み込むようにして出現している。


「これは!?」


上を見上げると、煙のようなナニカがいた。

それはドンドンと巨大化していき、会場を包み込む程の大きさになって止まった。


『ハプニングだ!大会を中止する!動ける全冒険者は至急討伐に動け!』


いやダメだ。

これが大会の演出ではなく本当の緊急事態なんだとしたら、ここにいる冒険者は全滅する。

それ程までに強烈な魔力を感じる。

魔力量はイータに匹敵する。

つまりコイツはレベル6相当。

戦い方の巧さは知らないが、最低でもレベル5が複数は必要だ。

知る限りこの会場にいる人でレベル5以上はノートさんだけ。

勝てる見込みは絶望的。


「へえ、結構上手に創ってるね!」


そんな考えを巡らせているところに後ろから少女の声がした。

その声に聞き覚えはなく、その姿に見覚えはないが、この”オッドアイ”の少女を知っている。


「さっきの弁当食べてた娘か」

「イエース!目で分かったかな!」


そう言って少女は弁当を食べていた時の姿に戻った。


「それで、上手く創ってるってのは?」

「あれは呪いだね!ああいったのは暴走しがちなんだけど、しっかり制御されてるよ」

「つまり下手人がいると」

「そゆこと!ほらほら、討伐に行ってらっしゃい!」

「言われんでも」


俺は少女を置いて煙の呪いに向かった。

勝てる可能性は低くても、少しでも可能性があるなら諦めない。


「ほっ!」


俺はぶつかる前にまず石を投擲した。

実体がなければどうしようもなかったんだが、ぶつかって弾かれている。

ならぶつかれる。


「頸斬ッ!!」


《魔力強化》をフルで使用した回し蹴りは煙の呪いの下半身を消し飛ばしたが、直ぐに再生する。


「まっ、煙だもんな」


その時、遠くからノートさんが俺に叫んできた。


「双葉様!そのままソイツをそこで抑えていてください!」

「ノートさん!どういうことですか!?」

「呪いには呪いの専門家です!この大会に一人だけカンフル剤として紛れ込ませていたんですよ!」

「それ、誰ですか!?」

「『カルス・カース』様です!Sランクでレベル6!呪いの専門家です!」


ノートさんはそれだけ言ってどこかに行ってしまった。

俺は指示通りに煙の呪いを相手に時間稼ぎをする。

辺りでは他の冒険者も加勢していた。


さあさあ、呪いですよ!新キャラですよ!

呪い(のろい)は、鈍い(のろい)。なんつって。

⋯⋯ごめんなさい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。