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お家購入?

今回は若干短めです。

「ん?⋯⋯ん!?」


渡された資料に記載されていたのは冒険者協会支部の建物だった。

あっ、でもここは既に空き家になっているのか。


「誰も来なくなったので建物だけ残して営業を中止したんです。

時折清掃していましたので、直ぐに使えますよ」

「本部長、清掃って誰がしてました?」

「わたくしが個人でしていたよ」

「やっぱりですか」


ノートさんの返答に、受付嬢はため息をついている。

それはさておき、この物件は良い。

酒場の運営もしていたから、広めの厨房とリビングとして使えるスペース。

二階建てで、二階には職員の事務用に使われていた部屋が何部屋か。

おまけに広めの庭もついている。

そして何故かお風呂もある。なんで?

まあ、お値段は高めだが、土地代込みでも天下のイータ様なら払える。


「どうでしょうか」

「僕はここが良いですね」

「双葉がそれでいいならここにするのじゃ」

「ありがとうございます。早速手続きを」


俺達はその日の内に手続きを済ませ、家に向かった。



「片付け終了」


家に着いてからは部屋の片付け等をしていた。

流石に元のままだと住むのには不向きだったから。

気づけば夕方だ。


「双葉、ご飯!」

「食材がないから買ってくる。ちょっと待っててくれ」

「分かったのじゃ」


俺は急いで食材を購入し、朝に服を購入した服屋に向かう。

そこでイータが物欲しそうに眺めていた髪飾りを購入した。

代金は俺の全財産使ってギリギリだったが、それぐらいの出費は別に構わない。


「ただいま。⋯⋯くつろいでるな」

「早く、私に、ご飯をぉ」


ただぶっ倒れてるだけだった。

俺は厨房に向かって料理を始める。

ここは魔法道具を使用しないタイプの厨房だったので助かった。

魔法道具を使うのが苦手な人もいるからそのための設計かな。


「できたぞ、イータ」

「いい匂い」

「購入祝いにちょっと豪華な大皿料理だ」


ただ、本気で作っちゃうと殺しかねないから半分程度に抑えている。


「あっ、そうだイータ。食べる前に」

「?」


俺はイータの髪に髪飾りをつけてやった。


「似合ってるぞ」

「ふぇあ」


顔が赤くなっている。

大丈夫だろうか。


「こ、これ高かったでしょ」

「それぐらい大した出費じゃないよ」


普段からのお礼と家の購入祝いだ。


「そんなことより、冷める前に食べるぞ」

「あう」


それからのイータは終始顔を赤くしていた。

熱でもあるのかとでこに手を置いてみたが少し熱い程度で、熱はなさそうだ。

ただ、更に熱くなったので早めに寝かせた。

風邪とか引いてないと良いんだけど。


マナちゃんが受け取った髪飾り、かなりの高級品です。

とはいえ、マナちゃんなら余裕で買えちゃいます。

普通に金持ちです。

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