第八話「爆破」
現代からそう遠くない未来、日本は様々な改革を経て混沌の時代となっていた。
子供は親を失い、孤児となり1人で暮らす。そんな荒れた都会の郊外で、暮らすある1人の少年にまた新たな…
めっちゃ喋る愉快な脅威がやってくる…!?
???「だぁぁぁっ!」
突如すくろん宅を奇襲したヴァーグ。それはあおいには目もくれず。すくろんを狙って攻撃を放つ…!
すくろん「っ…!」
すくろんは横に転がり攻撃を避ける!が、その攻撃によって家の屋根が吹っ飛ぶ。
すくろん「保険出るかな!?」
あおい「一旦外に出そう!」
すくろんはそのヴァーグを誘き出すため、玄関へ向かう!
???「まぁぁぁでぇぇぇぇ!!!」
あおい「くっそ…全然効かない…!」
すくろん「あぁもう…!はるりんご!起きろ!!!」
玄関には瓦礫があり、それを退けなければならない。
すくろん「くっそぉ!」
すくろんは左手を構える。
♦️ウェーブインパクト
瓦礫を吹っ飛ばし外に出る!
???「だぁぁぁあっぁ!」
だが、ヴァーグもすぐにそれに追いつく。
あおい(今までのとは違う…!明らかに…)
すくろん「…強い…!」
すくろんは刀を構える。
すくろん「ったく…誰だよお前…!」
すると、ヴァーグはゆっくりと口を開く。
ケニチ「…我ハ“ケニチ”。」
すくろん「!」
あおい(喋るヴァーグ!!!やはり、はるりんごや、過去に現れたカメオといったヴァーグと同じ、仮称C型のヴァーグか…!)
ケニチ「アネヲカエシテモラウ。」
すくろん(姉…?姉って、まさか…。)
ケニチ「ふん!」
ケニチは再びすくろんに手を伸ばす!
すくろん「!」
すくろんは刀でそれを防ごうとしたが、巨大な腕に刀が吹っ飛ばされる!
すくろん「なんちゅう…っ!?」
すくろんはそのまま投げ飛ばされる!
すくろん「うわっ!」
あおい「すくろん!」
空中に吹き飛ばされていったすくろんをあおいがチャッチする。
あおい「私の攻撃は通じなかった。ストライクでも通じるかどうか…。君のインパクトでダメージを与えるしかない…!」
すくろん「わかってる…!」
すくろんは降ろされると拳を構える。
つるさめ「おい!大丈夫か!」
するとそこにつるさめ達、第一部隊が駆けつける!
すくろん「みなさん…!?」
あおい「遅かったわね!」
ファボ「ここら一片にすむ人たちを避難させてた!ぽちねことアップルさんは下で別のヴァーグと交戦中!」
あおい「な、2体もいるの!?」
ファボ「あぁ。とにかく、あいつが1番の脅威。俺らでやるぞ!」
ケニチ「ドンドン来ルゴミ共メ」
ファボ「ゴミとして燃やされんのはお前だ!」
ファイアシュート
ファボの炎がケニチを襲う!一発目は当たったもののびくともしない。それ以降の炎は飛んで避ける!
つるさめ「皆下がれ!」
つるさめは腕をまくる!
つるさめ「いくよ。さめ!」
シャークフェイス
なんと、つるさめの腕がサメに変化する!
つるさめ「食え!」
サメ「ガァァァァっ!!!」
サメは大きな口を開き、ケニチを頬張る!が、その時…。
ポンっ
間抜けな音をたて、サメが消えてしまった。
つるさめ「!?」
ファボ「おい!この中で1番グリッチが強いのはお前だろ!どうした!」
つるさめ「つかえ…ない…!!!」
すくろん「!?」
すくろんはサメから脱出したケニチを見る。
すくろん「!、あいつの腕!見て!」
あおい「なるほど…そう言うことか…!」
なんと、ケニチの腕がサメの顔に変形していた。
あおい「あのヴァーグ、ケニチは”他者のグリッチを奪う”ことができるんだ…!」
つるさめ「畜生!!!」
すくろん「多分、条件は体に触れられること!ファボの炎があった時や僕が触れられた時は、奪われなかった。多分本体に触れいる時、グリッチのみしか奪えないんだ。つるさめのサメは、腕が変化するものだから奪われてしまった…!」
ファボ「つまり…つるさめ、お前はもう下がってろ!!!」
つるさめ「不甲斐ない…頼んだぞ…!」
するとケニチは腕を振う!
ケニチ「食エ!」
すると、腕のサメが巨大化しすくろん達を襲う!
すくろん「それ、返せよ!」
♦️タライインパクト
ケニチは急いで腕をしまい、もう片方の銃身と合体した腕ですくろんの攻撃を受ける!
あおい(サメをしまった…奪った物に攻撃されるとまずいから…?)
あおい「すくろん!ファボ!おそらく奪われたグリッチは、そのグリッチの使用中に攻撃できれば元に戻る!」
ファボ「なるほど…!」
ファボは一旦下がる。
ファボ「なら一旦、サメをお引き出さないと…!あおい!すくろんをサポートして、すくろんにサメが出た時攻撃させろ!」
あおい「あぁ、奪われないようにね!」
ファボは炎を出す。
ファボ「おら…俺のも欲しいだろ…!?」
ケニチ「…」
ファボ「取ってみろや!!!」
ファボは地面に炎を放つと、バッドを構える!
ファイアバッティング
ケニチ「!」
ケニチはファボに向かい弾丸を放つ!
ファボ「くっ!」
ファボはそれに向かってバッドを振るう!
ファボ「オラァ!ホームランダァぁぁぁ!!!」
打ち返された弾丸はケニチに直撃する!その間にファボは一気に距離をつめる。
ファボ(ここまで近づいたら…!)
あおい(サメを出すしかない…!!)
すくろん「今だ!!!」
ジェットパックですくろんを抱えていたあおいはすくろんをケニチに向けてぶん投げる!
ケニチ「バカメ」
すくろん「!」
スライムウィップ
ケニチはスライムの触手を伸ばし、ファボとすくろんを捕まえる!
ファボ(しまった…!相手のグリッチを自由に奪えるなら、この戦い以前で奪ったグリッチも全部自由に使える!こいつが持ってるのはサメだけじゃない…!!!)
すくろん「ファボ!」
ファボ「避けろ!」
ファボはすくろんに向かって炎を放つ!
すくろん「くっ!?」
が、その衝撃でケニチから距離が離れる!
ケニチ「食エ!」
サメ「ガァァァァ!」
ケニチの腕がサメに変形する!
ファボ「くそっ…!」
ファボはサメに飲み込まれてしまった…。
あおい「ファボ!!!」
すくろん「うっ…!」
が、それだけじゃない。スレスレですくろんも足を噛まれ、傷がついてしまった。
あおい「くそ…!」
つるさめ「…そんな…おれのサメが…みんなを…」
つるさめはファボを飲み込んだサメを見つめる。そのサメの目は潤んでいるように見えた。
つるさめ「…貴様ァァァ!」
つるさめは剣を抜きケニチに向かって走って行く!
つるさめ「もうこれ以上!」
ケニチ「…?」
つるさめ「みんなを泣かせるんじゃねぇ!!!」
ケニチ「食え」
その時、ファボを食っていたさめは瞬間移動し、つるさめの目の前に出現する。
つるさめ「…っ」
サメ「ガァァァァ!」
つるさめはさめの口の中へと入っていった…。
ファボ「ゲホッゲホッ…くっそ…!」
あおい「今のでファボの炎もまで取られた…!今出てるサメを!」
すくろん「返せ!」
すくろんは噛まれていない方の足で地面を蹴る!
♦️グリッチインパクト
その攻撃はサメにクリーンヒット!
ケニチ「クッ…」
サメはその瞬間消え、つるさめは地に放り出された。
すくろん「くっ…!」
すくろんも今の攻撃で体力を使ってしまい、呼吸困難となり、地に倒れる。
あおい「すくろん!」
はるりんご「なんなよもう…?」
するとすくろんの中で眠っていたはるりんごが起きる。
あおい「あんた!起きるの遅いのよクソヴァーグ!」
はるりんご「うっさいわね…ってあぁぁぁぁ!?まーた大怪我してるじゃない!?」
あおい「あいつに奇襲された!あんた、バグですくろんのこと癒せないの…?」
はるりんご「できたらすぐ分離してるわ!もう!誰よこんなことしたの…」
そう愚痴を吐いたはるりんごはケニチと目が合う。
はるりんご「…あいつ…。」
ファボ「くるぞ!避けろ!!!」
あおい「くっ…」
すくろん「あお…まだ…」
あおい「すくろん!」
すくろんは体力が回復しきておらず、ケニチに吹き飛ばされてしまった。
あおい「はるりんご!おそらく狙いはあんただ!隠れてろ!」
はるりんご「言われなくても!」
あおいは辺りを見回す。
あおい(すくろんは体力切れ、ファボはグリッチないから戦えない。つるさめはグリッチあるけどダウンしてるし…もう私しか…!)
ケニチはそう考える間にもすくろん…いや、はるりんごに迫る…!
ケニチ「オネェチャン!!!」
はるりんご「あんたなんか知らないわよ…絶対…知らないもん…!!!」
あおい「くそっ…!」
もうなす術がない…!?
あおい(…私…何もしてない…ダメージ与えられてないじゃない…!)
あおい「せめて…足止めを…!!!」
あおいはジェットパックを全出力で起動する!
あおい「ふん!」
あおいは勢いよく飛び、ケニチに激突する!
ケニチ「ア…?」
あおい「やっぱ効かないよね…だけど…まだ良い!」
あおいはそのままケニチの腕を掴み、上昇する!!!
あおい「どんなに強いやつでも…高所から落ちたら…腰が痛むだろ!!!」
ケニチ「ふガァァァ!!!」
あおい「はるりんご!今のうちにすくろんと逃げろ!」
はるりんご「何するつもりなのよ!?」
すくろん「あお…い?」
あおいはどんどん上昇していく…!
ケニチ「ハナセェェェ!」
すると、ケニチはファボから奪った炎をあおいが掴んでいる腕に放つ!あおい「あっぢぃ!」
だが、それでもあおいは離さない…!
あおい「人間の…火事場の馬鹿力なめんじゃないわよ…!!!」
手を緩めずどんどん上昇していく…!
あおい「もうそろ…十分!」
ケニチ「ガァァァっ!?」
あおいはケニチを真上にぶん投げる!
あおい「ほんとは高いとこ苦手なんだけどな!」
すると、あおいはパワードスーツを脱ぎ捨て、宙に身を捨てた。
あおい「ありがと…パワスー作ってくれた技術課のみんな…」
あおいは腕に装着されたブレスレットからパワードスーツに信号送る!
ケニチ「ガァァァァ!?」
パワードスーツは自動で飛んでいくとケニチに抱きつく!
あおい「さよなら!」
ドォォォン!!!
パワードスーツが爆発する!
ケニチ「ガァァァァ!!!!」
ケニチは爆発に焼かれ、叫んだ。
すくろん「爆破…さらにあの高度からの落下…やったか…?」
すくろんはケニチに目を奪われかけていたが、とあることに気づく。
すくろん「…あおい…?」
すくろんは辺りを見回す。すると、爆破から少し離れた場所に自由落下したままのあおいを見つける!
すくろん「っ!あいつ…自爆覚悟で…!」
すくろんは痛む足を引き摺りながら立ち上がる。
すくろん(まだ空を飛ぶ技は思いついてない、だから跳躍でチャッチするしかない…!)
すくろんは両足に力を込める。
すくろん(噛まれた方の足、ダメになるかもだけど…!)
力を解き放ち、宙に飛ぶ!
すくろん「あおいっ!」
自由落下するあおいの元に飛び、チャッチする!
あおい「な…ばか!足は…」
すくろん「そっちがバカだろ!」
はるりんご「みんなバカだろ!どう着地すんだ!」
すくろんは地面をみる。
すくろん(着地できないことはないけど…足が…!)
すくろんが地面に触れそうになったその時…!
ビュルルルルッ!
すくろん「!」
枝のようなものがすくろん達を掴む!すくろん「これは…!」
あおい「あっぷる…!」
枝の伸びる方をみると、その通りアップルが立っていた。
あっぷる「おくれた…すまぬ!」
ぽちねこ「だいじょーぶか!」
あおい「あんたら…2体目のヴァーグは…!」
あっぷる「逃げられた!追跡は他部隊に任せ、こっちに参戦する!」
あっぷるはすくろん達を引き寄せると地におろす。
ぽちねこ「すくろん君の手当は僕がする!」
ぽちねこはすくろんを抱えると、戦場から距離を取った。
あおい「…ケニチは…?」
ケニチはすくろん達より先に落下し、地面に激突して土煙を立てていた。
あっぷる「煙越しに影が見える。つまり…」
あおい「…まだ死んでない…!?」
ケニチ「グアアぁぁぁ!」
ケニチは胸に大火傷を負いながらも再び立ち上がる。
あおい「しぶとすぎる…!」
あっぷる「ここまでやるヴァーグは久しぶりだ。」
あっぷるは腕を構える。
あっぷる「俺が相手をしよう…!」
次回 セツナ 第九話「悪の企みを爆破せよ」に続く…!
がんばれー




