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SETUNA -そのバグ修正致します-  作者: 刹那すくろん
一期「S.G.入隊編」
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第四話「関係」

現代からそう遠くない未来、日本は様々な改革を経て混沌の時代となっていた。

子供は親を失い、孤児となり1人で暮らす。そんな荒れた都会の郊外で、暮らすある1人の少年にまた新たな…

めっちゃ喋る愉快な脅威がやってくる…!?

さて、以前の戦いから数日後。

3人は家でダラーんと寝っ転がっていた。

はるりんご「…暇ぁ…」

あおい「じゃあ電流流してあげようか」

はるりんご「なんでやねん」

すくろん「学校にも行けないしなぁ…。それに今日は施設の人くるし。」

あおい「いじめっ子いるんんだっけ?」

すくろん「うん。特に2人酷いやつがいて…」

あおい「児童相談所に相談したら〜」

すくろん「できないさ…できたら苦労しない。」

あおい「…それもそうね。」

すくろん「アプリで見る感じ…残り10分くらいで到着だって。」

ふたりはそういうとまぶたを閉じる。

はるりんご「そういえば…すくろんって、親居ないの?ずっと私らだけでここいるけど。」

すくろん「あぁ。うん」

すくろんは起き上がると暗い顔で語る。

すくろん「小さい頃に死んで、施設に引き取られたんだけど、ほら、今っ外人増えて人口めっちゃ増えたろ?だから中学進学すると1人で暮らさなきゃなんだ。定期的に施設の人が確認しに来たり、今通ってる学校自体がその施設が運営してるとこなんだけど、高校生なったら完全に自立しなきゃなんだ。」

はるりんご「ふぅん…。」

あおい「義務教終われば、はいさよなら。日本人にはクソ対応のくせに、外人にはしっかりとした手厚い手当て。更には異常現象のバグも発生し、ほぼ外人だらけのカオスな腐ってる国の中に塗れた被害者ね…。」

あおいもすくろん同様起き上がると微笑みかけた。

あおい「私と同じね。」

すくろん「…え?あおいも?」

あおい「うん。今はS.G.でお世話になってるけど、私も親に捨てられた中学生だよ。あなたの身の回り調査した時知ったけど、ずっと同じ学校にいたのよね。」

すくろん「そっか…。あおいは学校は…」

あおい「S.G.の方が忙しくて…。」

はるりんご「で、今日はその施設の人が来るってわけか」

すくろん「そう。正午だったかな。」

あおい「ま、それまで待ちましょ。」

そういうと3人は再び横になる。

あおい「プリン食っていい?」

すくろん「だめ。」

はるりんご「りんごゼリーたべていい?」

すくろん「プリンじゃないならいいよ。」

はるりんご「あんたにとってプリンなんなのよ。」


さてそんな2人を監視する、あおい。それを含めた3人を更に監視するものが建物の窓から覗き込んでいた。

ぽちねこ「おー、アレが例のヴァーグ『はるりんご』。さらに本来の監視役『あおい』も…普段からは考えられないほどラフだな。それに囲まれるヴァーグの器、『すくろん』。…ハーレムじゃねぇか。」

ぽちねこは窓から離れると、あんぱんを頬張る。

ぽちねこ「ったく、自分から言ったとはいえまさかこんなハーレムを長時間見せられることになるとは…。」

すると、4人のいる建物に近づく者が1人。

ぽちねこ「ん…?情報にない人だ…。」

???「…えっとぉ…うーん。」

ぽちねこ「どうしましたぁ〜?」

ぽちねこはその女性?に近づいて行く。

???「あ、すみません。ちょっとここに用があって…。」

ぽちねこ「…?」

その時、ぽちねこの中の何かが疼く。

ぽちねこ(この人かわいいな。)

???「どうかなされましたか?」

ぽちねこ(この人…!)

ぽちねこはニヤケ顔でその女の人を見つめる。

ぽちねこ(我が推し配信者、トマト様に超似ておられる…!!!かわいい!!!どっかで会った気がするけど…気のせいだな!)

ぽちねこには推しの配信者が居て、その女の人と配信者が似てるだけだった…。

???「えっと…ここってすくろん君のお宅であってますか?」

ぽちねこ「え?あ、はい。」

???「合ってたぁ…。ありがとうございます!」

ぽちねこ「えっと…どなた?」

シルク「あ、私、児童相談所職員、シルクです。すくろん君のお宅の確認をしに来ただけですので、お気になさらず〜。」

ぽちねこ「あぁ…そう…。」

シルク「それでは私はこれd…」

ぽちねこ「連絡先もらえませんか!」

シルク「…失礼します。」

シルクはそういうとすくろん宅から去っていった…。


さて、そのシルクだが、すくろん宅を離れた後、ひとけのない路地裏に向かっていた。

シルク「まさかここまで手薄とは。ネコグリッチ持ちが見張ってたのは少しひやっとしたけど…かわいい子だったわ。」

シルクはそう呟くと通信機を取り出す。

シルク「神バナナ様、すくろん宅の正確な位置に、間違いはなかったようです。」

神バナナ『ご苦労。プロジェクトK被験体の起動に人手がいる。帰還したまえ。なるべく早く事を起こしたい。』

シルク「了解致しました。」

シルクはそう言うと手を前に突き出す。すると、一瞬でシルクの姿が消えてしまったのだった…。


しばらく経って場所は戻って…。

????「今日は緊張するなぁ…なにしろ、すくろん君S.G.のお世話になったらしいからなぁ…ドキドキ…。」

ぽちねこ「ん…?」

すくろん宅の前にまたしても女性が現れる。が、先ほど現れた女性とは違う女性だった。

ぽちねこ「どちらさん?」

その女性は少しびっくりしたかのように目を丸くすると、ぽちねこに向き直った。

れいもん「えっと、児童相談所にて、刹那すくろん君を担当しております、れいもんです。」

ぽちねこ「児童相談所…?それならさっきシルクってやつが来たぞ…?」

ぽちねこは怪しむようにれいもんを睨む。

れいもん「シルクさん…?そんな人知りませんよ…?」

ぽちねこ「んなバカな。お前怪しいな…」

れいもん「…いや、すくろん君の前でそんなことしてるあなたが1番怪しいですけど、誰ですか!?」

ぽちねこは確かに。と頷く。

れいもん「すくろん君に聞いてきます!」

ぽちねこ「あぁ、ちょ!?」

ぽちねこは追いかけようとしたが、考えを改める。

ぽちねこ「いや、すくろんの担当なら、ここですくろんに合わせてすくろんの反応を見ればちゃんと児相の人だってわかるな。違ったら全力で止めよう…。」

れいもんはすくろん宅の玄関前まで来る。

れいもん「ありゃ?ドアが無い…。えっと、すくろんくーん。」

すくろん「あ、はーい。」

部屋の奥からすくろんの声が響く。

すくろん「お前、隠れてろ!」

はるりんご「またかー」

すくろんは急いで玄関へと向かう。

すくろん「あ、れいもんさん。どうぞ上がって。」

あおい「この人が…この人も結構若いわね…」

れいもん「うん。ありがとね。SGの人もどうも〜。あ、そういえば家の前に誰かいたけど…。お知り合い?」

すくろん「え?誰だろ…。」

あおい「私見てくるわ。」

そう言うとあおいは外へ出ていった。


あおい「さてと…まぁ大体察しはつくけど…。」

あおいは家の角を曲がる。すると、やはりそこには同じ第一部隊の隊員、ぽちねこが居た。

あおい「…はぁ…。」

ぽちねこ「あ…やぁ…!」

あおい「なーにやってんのよ。私が監視してるから監視はいらないってば。」

ぽちねこ「いやまぁ…うん…。」

ぽちねこは真剣な顔になる。

ぽちねこ「昨日のヴァーグ。近年では上位に来るほどの被害を生み出す可能性のあったヴァーグだったんだ。」

あおい「えぇ。奴にはグリッチによる攻撃が通用しない。だから、グリッチを持たない私が派遣されたんでしょ?」

ぽちねこ「うん。けどあっぷる隊長は偵察でいいって君に伝えたはずなんだ。」

あおいはぽちねこから顔を逸らす。

あおい「…だから何?倒せたならそれよりいいことはないじゃん。」

ぽちねこ「それもそうだけど…、攻撃が通用するとはいえ単騎で倒したってのにはむりが…」

あおい「あんたさ。」

ぽちねこはビクッと体を震わせる。

あおい「言いたいことあるならその本題早く言えよ。」

ぽちねこ「…その日、ファボがあおいの代わりにすくろんの監視に来たんだ。」

あおい「…っ…。」

ぽちねこ「けどすくろんは居なかった。あおい、もしかしてすくろんを連れてったんじゃ…。」

あおい「…もしそうだとしても、証拠が無いんじゃあんたはどうしようもないでしょう。」

ぽちねこ「うん…。けど本当なら、大門d…」

あおい「それじゃ、私は戻るから。」

あおいはぽちねこに背を向けた。

ぽちねこ「あ…。」

あおい「…それに、刹那すくろん、彼には私たちと同じ正義の心がある。」

ぽちねこ「?」

あおい「更には謎の多いバグ自体をを体内宿す。」

ぽちねこ「…」

あおい「いつかきっと、彼もSGに入れて対等に戦えるようにする。…そしたら文句ないでしょ。」

ぽちねこ「…あぁ。」

あおいはそう言うと家の中へと戻って行ったのだった…。


さて、家の中では既にれいもんによるカウンセリングが始まっていた。

れいもん「すくろん君、最近学校来ないけど…やっぱりゆうり君とたし君、苦手?」

すくろん「…はい。もう流石に限度を超え始めてるというか…」

れいもん「だよねぇ…。私も何度も言ってるんだけど。」

あおい「意味ないわ。イジメやる奴なんて自己中な頭の病人だもん。」

ぽちねことの会話から戻ったあおいは、すくろんの隣に座る。

れいもん「SGの方でしたっけ…いつもすくろん君がお世話になってます…。」

あおい「うん。すくろん自体はめっちゃいい子だよ。」

すくろん「あおいも俺とおんなじ学校らしんだ。SGの方が忙しすぎて全然登校出来てないみたいだけど…。」

それを聞くとれいもんは目を丸くする。

れいもん「そうなんだ…あおいさんも…なるほど。」

れいもんは少し考え込むと、ふと思いついたかのように恐る恐る話し始める。

れいもん「2人って…仲良い?」

あおい「…?」

すくろん「まぁ…それなりには。」

れいもん「それなら…あおいちゃん、すくろん君と一緒に登校するとか出来ないかな…?」

あおい「…え?」

あおいは思いもよらない質問に戸惑う。

あおい「いや…出来るならしたいけど…私、SGの方が…。」

れいもん「そう…だよねぇ…。」

部屋に気まずい雰囲気が流れた…その時。

???「オラオラァ!すくカスぅ!」

すくろん「っ…!?」

あおい「この声は確か…」

れいもん「ゆうりくん!?」

ゆうりはすくろん宅にズカズカと上がり込む。

ゆうり「さァ…前の遊びの続きと行こうか…!」


次回 セツナ 第五話「一からやり直す関係」に続く…!

インチキいじめっ子登場

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