第十二話「DT/DTの思い出」
現代からそう遠くない未来、日本は様々な改革を経て混沌の時代となっていた。
子供は親を失い、孤児となり1人で暮らす。そんな荒れた都会の郊外で、暮らすある1人の少年にまた新たな…
めっちゃ喋る愉快な脅威がやってくる…!?
コマンダーズとの激戦後、皆ある程度傷も癒え、いつも通り生活できるようになった。
S.G.の基地にて、ファボとぽちねこは、第二部隊の友人サウザンドと共に神妙な面でテーブル席に座っていた。
ぽちねこ(…あの戦いの時、俺は弱くて…何にも役に立てなかった…だから…もっと強くならないと…)
ファボ(…あの戦いの後、俺は弱くて、たくさん傷を負った。だから…もっと…!)
ぽちねこ「なぁ、ファボ、サウザンド一緒に訓練…」
ぽちねこがそう顔を上げたその時…!
ドスン!!!
ファボはテーブルにスマホを勢いよく置く!
サウザンド「…なんだ?それ…?」
ファボ「…募集のページさ。」
ぽちねこはスマホの画面を覗いたが、それでもよくわからない。
ぽちねこ「はぁ…だから、なんの!」
ファボ「ふふん、聞いて驚くな…、これは!下ネタ大会予選への参加ホームページなのだ!!!」
ファボはそう高らかに叫ぶとスマホを掲げた。
ぽちねこ「…は?」
ファボ「?」
ぽちねこは再びテーブルに顔を沈めた。
ぽちねこ「そんなことしてる場合じゃないだろ…全く…」
ファボ「ん〜まぁ、確かにこれだけじゃあ地味でつまらんかもしれんが…重要なのは本大会の会場だ!」
ファボはスマホの画面をスクリーンさせると、予定表を2人に見せる。
サウザンド「予選会場は東京、本大会は…ナリフタアイランド!?」
ぽちねこ「え!?」
それを聞くと再びぽちねこが顔をあげる。
ファボ「ふふ〜ん、俺たち下ネタ大好きトリオなら予選突破など余裕!本大会の会場、ナリフタアイランドで、心を潤そうというわけだ!」
するとぽちねこはほっとしたような表情を浮かべる。
ぽちねこ「はぁ…お前のことだからくだらないことかと思ったけど、案外いいじゃないか。ここなら傷も癒せる…。」
ぽちねこはそう明るい表情だったが、サウザンドはあまり明るくない。
サウザンド「けどよ、ナリフタアイランドって最近失踪事件とか多くて治安悪いらしいぜ。」
ファボ「なーに、大丈夫さ!俺たち強いもん!」
ぽちねこ「スムージーやデスサイズさんには敵わないよ…。」
サウザンドは呆れながら腕を組んだ。
サウザンド「それに俺は俺で忙しいんだ。」
ぽちねこ「えっと…謎のヴァーグの調査だっけ?」
サウザンド「あぁ。」
ファボ「謎のヴァーグ?」
ファボがそう尋ねると、サウザンドが説明し始める。
サウザンド「最近、ここらで亀裂のない場所からヴァーグが発生してるんだ。」
ファボ「そんなこと物理的にありえないだろ…?」
サウザンド「あぁ。だから忙しくなる。大会には出場できない。」
するとファボは残念そうな表情を浮かべる。
ファボ「なーんだ、久しぶりに3人で遊べると思ったのに…。」
ぽちねこ「みんなもう中学生じゃないんだしそんなふうにはいかないさ。命張る仕事してこうして今会えてるだけでも良いってもんさ。」
ファボ「お前はこれるだろ?」
ぽちねこ「まぁ…予定的には」
ドッカーン!!!
すると突然建物の奥から爆発のような音が響く!
すらねこ「こらー!仕事しろー!逃げんなー!」
スムージー「嫌だねーばいばーい。」
するとスムージーは建物内を飛んでいき、窓を割って外へと逃げていった。
ぽちねこ「はぁ…騒がしいな…。」
一方すくろん宅では…。
あおい「はーい!スタート!」
すくろん「ぬぅおおおおお!」
すくろんはあおいの合図で勢いよく走り出す!が、数秒後…
こてっ
すくろん「のー↓おー↑」
すくろんは盛大にブッこけた。
あおい「…あちゃ…」
あおいはすくろんの元まで移動する。
すくろん「やっぱまだ派手に足動かすと痛むや…。」
そう言いすくろんは足をさする。
あおい「ま、仕方ないさ。頑張って完全復活目指そう!はい!もっかい走る!」
すくろん「うぐぅ…」
はるりんご「無様ね。」
すると、すくろん宅のチャイムがなる。
あおい「ん…?」
すくろん「あ!俺出てきます!あー!中止しないとぉ!」
あおい「…すぅ…」
すくろんは玄関へと向かい、扉を開いた。
すくろん「はいどう…も…」
そこに居たのはゆうりだった。
すくろん「ゆうり…。」
ゆうり「お前…俺の家の件のせいで捕まったって聞いた。だから謝りに来たんだ。」
ゆうりはそういうと頭を下げた。
ゆうり「すまんかった。」
すくろん「い、いいよ…。」
すると、そこにあおいも来る。
あおい「あぁ、あんたどっかで会ったわね。上がってく?話聞かせてよ〜」
すくろん「あおい…」
ゆうり「大丈夫だ。」
そういうと、ゆうりは家に上がっていった。
あおい「おうおう、プリンあるぞ。」
すくろん「ないです。食い尽くされました。」
あおいはソファに座ると、2人に問いかける。
あおい「こうして男を家に招くのは初めてね…。」
すくろん「俺の家ね…。あおい家持ってないの?」
あおい「私は家ない。強いて言うならS.G.の寮が私の家。もうしばらく帰ってないけど。」
すくろん「…それで言うと…ゆうりはどうなの?」
ゆうり「俺も…新しく探さなきゃな状況だ。今はれいもんさんのとこに泊めてもらってる。」
あおい「そのままれいもんのとこ住んじゃえば〜?」
あおいは軽く言ったつもりだったが、ゆうりは顔を赤くした。
ゆうり「ん、んなことできるわけなぇ…!だって…女性の家だし…。!」
すくろん「…すぅ…」
あおい「ふふ…」
すると、あおいは思わずニヤける。
あおい「なぁるほど…」
ゆうり「なんだ」
あおい「はいはい…わかったわかった…馴れ初めはどんななの?」
ゆうり「馴れ初めって…」
すくろん「俺は幼すぎて覚えてないから覚えてるなら教えてよ。」
ゆうり「んぅ…」
少し迷ったゆうりだったが、すくろんに促され話し始める。
ゆうり「施設で…その時まだ友達がいなくて、1人でいたんだけど一緒に遊んでくれたんだ。」
あおい「あの地獄で友人作るのは無理よ…。」
ゆうり「とっても優しくて…」
あおい「ほうほう…それで…それで…ふふふ」
ゆうり「なんだよ…!」
ゆうりは顔を赤くする。
あおい「可愛い可愛いチェリーの思い出なこと。」
すくろん「お前夜道で強⭕️されても文句言えないぞ…まぁあおいにそんなことしたがる人いないだろうが…」
あおい「ぶち56すぞ。」
ゆうり「はぁ…」
すくろん宅は再び騒がしくなったのだった…。
次回セツナ第十三話「下ネタ大会」に続く…!
DT




