20 廃棄物バルケウス
「グリオット…」
他の琴子達も同様に
グリオットは自分の触手で
素早く運ぶとギルガメッシュ・ダガーの近くから
50メートル後方に
琴子を抱え退避する
ギルガメッシュ・ダガーに
寄生したバルケウスは
ギルガメッシュ・ダガーの
エネルギーコアを暴走させ
ようとしたが
一瞬にしてその目論見は
謎の力によって阻止される
バルケウスが
ギルガメッシュ・ダガーの
肩に手を置く
その存在に気が付いたのは
コアの暴走が停止した直ぐ後だった
「…だ…誰だお前は…」
そこには見たこともない
強力なプレッシャーを放つ
一体のダークネスがいた
「そこまでだ…バルケウス…貴様に自爆などさせんぞ」
その場にいた多くのダークネスはこの突然出現した
ダークネスの事を知らなかったが、ただ一体知る者がいた
「あ…なたは…アーモン…
セブン・デッドリー・サインズの…強欲の称号を持つ
アーモン」
そう言ってそのダークネスを
呼んだのは
アーモンと精神体で話をした
琴子であった
実体のあるアーモンと会うの
は此が初めてだ
「あ…アーモンだと?」
バルケウスは自分の力を
抑えたこのダークネスが
アーモンだと知り
にわかに怒りが沸き出す
「半分人間のくせに…
ゾスター王の寵愛を受けて
…貴様などに…本来は
我こそ王の隣席に相応なのに…それを…横から入って
奪いおって」
此を聞き一番不快に思ったのは面白い事にゾスターだった
「気持ちの悪い奴め…余は…
廃棄物と隣合った席に座る
趣味は無いぞ」
ゾスターは自分の事は
棚に上げてそう思った
粘着気質のストーカーを
只…気持ち悪いから殺したくなり…其れを公に
実行出来るのは
その種族の王だけだろう
ゾスターは自分に好意を寄せる存在を疎み逆に
敵対するものに好意を持つ
そんな天の邪鬼的な部分が
過分にあった
其れ故アーモンのように
自分に迎合せず対等以上に
接っし、互いの利害が一致する内は手を結ぶ関係にこそ
確かな繋がりを
感じ安心するのだ
自分に対する好意だけで
付き合う者は何れ裏切るものとゾスターは決めつけていた
無償の愛は存在しない
いや!許さない…それが
ダークネスの王の基本概念
自分の兄弟とも言えるゴーラでさえその理屈で殺した
此は人工生命の母である
渡瀬聖子に自分が殺されかけたそのショックによる
トラウマから生まれた考え
だった
無償の愛などと言う不確かな物よりゾスターは打算と契約
に重きを置いている
だが打算と契約では真の信頼関係を築けない事をゾスターは未だ知らない。
ギルガメッシュ・ダガーは
バルケウスと名付けられた
強力な寄生ダークネスに
身体を乗っ取られた
このダークネスのみを
取り出し消却処分に出来れば問題は一気に解決なのだが、そう簡単に切り離せれば苦労はない
恐らくダークネスの中で
寄生し身体を乗っ取る能力にかけてはこのバルケウスが
抜きんでて一番であろう
アーモンはギルガメッシュ・ダガーを失う訳にいかなかった、何故なら将来の地球支配に置いてギルガメッシュ・ダガーは
アーモンの右腕に相当する
存在だからだ
絶対に失え無いギルガメッシュ・ダガーと
バルケウスとを分離するには
一計が必要だった
「取り合えず自爆が出来ないように抑えたが…このままと
言う訳にはいかない」
ギルガメッシュ・ダガーの
全ての力を封じる
光の檻に捕らえ
アーモンはゾスターに
ギルガメッシュ・ダガーと
バルケウスの分離が可能かどうかを聞いた
「バルケウス自信が分離を
望まない限り…不可能だ…
ギルガメッシュ・ダガーを
失う損失は確かに痛いが…
致し方無い…状況に思うが」
ゾスターはさっさとバルケウスを処分したかった
バルケウスが生きている事
それ事態がとても不快で
手に着いた汚物を洗わない
ままで時間だけが経過していくような感覚を味わっている
アーモン程にはギルガメッシュ・ダガーを必要としない
ゾスターは出来れば今直ぐに
ギルガメッシュ・ダガーごと
バルケウスをレイディアンスに命じてでも消滅させたい
気分だった
「最期の審判…レイディアンスを動かしても余はいっこうに…構わんぞアーモン」
アーモン自体バルケウスに
関しては今直ぐに処分したい気持ちは山々だが
兎に角ギルガメッシュ・ダガーを助けたい一心が
勝っていた
「…俺は奴が惜しいのだ
ゾスター…俺の強欲が
右腕としての奴の存在を必要としている」
アーモンはゾスターが
この事態にウンザリし
投げやりに
ギルガメッシュ・ダガーごとバルケウスを殺す命令を
レイディアンスに出すことを
何とか思いとどまらせたかった、そうなると
最期の審判と言うアーモンでも覆すことの出来ない
ダークネスにとっての絶対命令が下ってしまうからである
ダークネスで在る以上この
命令には従うのが戒律だった
何故なら
この最期の審判の起源とは
レイディアンスがゴーラを
処刑したことで生まれた事から、
ダークネスの神でさえ
逃れられないと恐れられる
ゾスターの切り札的な
カードなのである
全てのダークネスが
恐怖と共に畏敬を感じる
軍神でさえ従った
神聖な刑罰…
精神的にも逆らうことの
出来ない絶対服従の
審判なのだ
此を覆せばダークネスと言う
最強の生命体を束ねる
精神的な支柱を失い
ゾスターの権威は一気に
瓦解し抑止力を失う
ダークネスは只の猛獣の集団と化してしまうだろう
その結果は…ダークネス同士の共食いと果てしない闘争
ダークネスと言う種はこの世界から絶滅する
周囲に存在するあらゆる
生命を巻き込んで
此を最終戦争と呼ぶか
ハルマゲドン
と呼ぶのかは定かでは無いが
神話の中で
言われ続けてきた破滅
「人類同士の核戦争を
ハルマゲドンと呼ぶものと思っていたが…ダークネスと言う
凄まじい力を持つ怪物同士の
見境のない殺し合いの方が
この地球の全ての生物を
絶滅させて余りある」
アーモンは確信する
「このハルマゲドンではゴキブリ一匹生き残れないだろう
地球など消し炭にされる」
ゾスターの存在は今や
ダークネスを抑制する鍵…
最期の審判を失う事は
ゾスターの王としての
存在理由を無に帰する行為
其れは最期の審判と言う
ゾスターにとっての命綱を
取り上げる事
この戒律の為に
命を掛けたゴーラに
申し訳ない事である
アーモンはこうした
ゴーラの行動に
敬意を持っていた
「この仕組みは…確かに必要だ!実に上手く機能している…それを俺が壊す愚など
犯せる訳がない」
アーモンは最期の審判を
食い止める自信はあっても
暴走した
数百億のダークネスを止める
自信など端から無かった
この点ではゾスターに軍配が上がる
「ファイナルジャジメント…
このシステムだけは壊す訳にいかない…だが」
ギルガメッシュ・ダガーの
延命方法が無ければ
ゾスターは今にもファイナルジャッジを発令してしまいそうだ
「解った!俺に最良の提案がある」
ゾスターはアーモンの提案を
聞いてから判断するだろうか?また己の欲求に負けて
安易な判断を下すのでは?
「フフフ…」アーモンがそう思ったときゾスターは
何を思ったのか不適に笑った
「安心しろアーモン…余も
成長した…安易な判断は下
さんよ」
そうあって欲しいものだが
何しろ相手はゾスター
気紛れが何時まで続くか
知れたものではない
「では…こう言うのは如何だろう…」
そしてアーモンの出した提案がギルガメッシュ・ダガーの体を乗っ取ったバルケウスと
アンドロマリウスとの
セブン・デッドリー・サインズの座を掛けた決闘である
「この勝負に勝った方を
理由の如何にかかわらず
セブン・デッドリー・サインズとして認めよう」
王座の前に引き出された
バルケウスは喜んだ
ギルガメッシュ・ダガーの
力を持ってすればアンドロマリウスを倒す事など造作もないからである
(一時はファイナルジャッジされると覚悟をしていただけに…まるで地獄から天国に
帰ってきた感覚だ、我の命運はまだ尽きてはいない)
そう思うバルケウスであった
その勝負は数時間後と
言い渡される
だが…この間にもバルケウスに仕掛けられた巧妙な罠が
動き出していた
「どうだ…やれるか?アンドロマリウス」
琴子はアーモンとゾスターにハッキリと断言した
「やれます…私がこの
バルケウスを廃棄してみせましょう」
バルケウスはこの琴子の言葉を聞き恐ろしい顔で睨み付けながら
(この小娘…身の程も知らず…良いだろう…只では殺さぬ…王の御前で惨めに
泣き叫ぶ姿を晒してやる)
そう心の中で呟いた
一方でアンドロマリウス軍の
今や只一体の生き残りとなったグリオットは在る物を
必死で探していた
グリオットの触手は探知能力に優れている
もし其れが残っていれば
必ず探し出せる筈だ
「意地でも探してやる…
琴子の為にな…」
その何かが発見されるのは
運任せではない
「間違いなく在るはずだ…
我が主の命運も其れに掛かっている
グリオットに同行するのは
ガモン・ダガーの部下の
今や盟友となったバリュー・セットである
「アーモン様がこの近辺に
在るはずと…仰ったのだ
必ず存在する」
バリュー・セットとグリオットの2体は地中深く眠る
其れをもう少しで発見できる
所まで来ていた
「急ぐんだグリオット!
時間がないぞ」
「解っている!さっきから
破片は見つかるが肝心の
本体が…エエイ!絶対に
この辺りに在るはずなんだ!」
場所はかわり
スペインのバルセロナ
そこは今やダークネスの王
ゾスターの根城のある都
魔獣ゼクトールが
中国の都市を吸収して
超巨大化しモードチェンジした姿
その大きさは山脈にも達する
ダークネスでも最大級の怪物
へと進化した魔獣城カリギュラスである
その内部構造はサグラダファミリアを参考とし
実に見事な仕上がりと成っている
このカリギュラスが変形し
やがて宇宙に飛び立つ船と
成ることは余りにも有名だ
人類の多くも其れを知る
公然の事実である
ダークネスにとって
カリギュラスで住まう事は
最大の名誉である
その栄誉を得るには
セブン・デッドリー・サインズに成る必要があった
琴子は数時間後に行われる
バルケウスとの一騎打ちに
内なる闘志を高めていた
「絶対に負ける訳にいかない
死んでいった仲間達の為にも」
そんなとき
琴子の部屋に訪問客が現れる
「少し良いかしら?」
それは人間の姿をした
少女のダークネスだった
「私はフラウロス…貴女と同じ元は人間のネイキッドよ」
ネイキッドとは一度死んだ人間がダークネス細胞の働きにより蘇った者を言うが
正確には脳がダークネス細胞によって侵され欲望が剥き出しとなった状態の人間を
さして言う
ネイキッドになればもう二度と人間に戻る事は出来ない
絶対に。
「私の人間の時の名前は
エルザ…貴女は?」
琴子はこの突然の来客に
疑わしいモノは感じなかったが…何やらこの少女ダークネスが自分に対し興味が在ることは理解した
「私は琴子…もっとも…
もう既にそんなの知ってるんでしょ?セブン・デッドリー・サインズなんだから」
エルザは片目を瞑り
「いいえ…まだよ!正確には…今日貴女がセブンに成ればその時一緒にお父様は
全ダークネスに向かい
発表するおつもりよ」
琴子は冷静に
「まだ私がバルケウスに
勝てるかどうかも解らないのに?そんな式典を考え用意
しているの」
フラウロスは
「当然でしょ?貴女の方が勝てると思ってるわよ
何故なら」
フラウロスは琴子の部屋を
見渡し
「良い部屋よね…このカリギュラスにこんな部屋を用意してあるのに…貴女が負ける
訳が無いじゃないの!
一体どんな手でバルケウスを
殺っちゃうのか興味が
あるわ」
フラウロスはそう言いながら
琴子の様子を探る
「さあ…良いアドバイスが貰えると思ってこの部屋に
通したのだけど…私の勘違い?」
フラウロスはオオット思った
見た目は小学生の女の子
でも中身は相当な才女だ
この子は自分と同じ人種
何だと
「ああ…忘れていたけど
貴女にはとっておきの
プレゼントを用意してあるのを忘れていたわ!ご免なさい琴子」
「…琴子って呼んでいいわよね?」
琴子はフラウロスを見
素っ気なく
「構わないわ…私も貴女を
エルザと呼んで良いなら」
フラウロスは言った
「そうね…ヤッパリ貴女良いわ…私のライバルとして申し分ない
…あのバルケウス何て廃棄物と同席なんて…
吐き気がするもの」
そうフラウロスは言い捨てた
バルケウスに関しては
ゾスターにも散々ボヤかれていただけに「出来ることならこの私が処分してやりたいくらいだもの」
父と思うゾスターの影響で
何時の間にやらフラウロスの中でもバルケウスを敵視する感情が芽生えている
他者からの影響は…得に
父親からの影響は絶大なのだ
「セブン・デッドリー・サインズの戦いで
どちらか一方を贔屓するのはルール違反だけど…貴女と
あのバルケウスじゃ…比べようも無いわ…天秤も何も
あったもんじゃない」
フラウロスの言う事はもっともだ…ムサいオッサンの
大量殺人犯と見目麗しい
可憐な美少女…どちらか一方しか助けられないと成れば
万人が琴子を選ぶであろう
いや…この世には絶対と
言う事はない…
全世界を探せば
一人くらいは居るかも
知れないが…
バルケウスは神に見捨てられるならまだしも憎まれてしまったのだ
フラウロスはアークエリアルと呼ばれていた時から
バルケウスに関しては
良くない噂を聞いていた
今と成ってはアークエリアル自信バルケウスの犠牲になったダークネスだと解り
抹殺する対象として認識している「解るかしら?貴女が
良いとか可愛いとか関係ないバルケウスはダークネスの
敵…だからよ」
そう…ダークネスから生まれたにも関わらず種族の敵と
バルケウスは言われる迄に
状況は来ている
「奴は余りに多くの同胞を
自分の仲間であった筈の
第一世代まで己の欲望を満たすために利用し殺した…
あいつはダークネスにとって
天敵なのよ」
フラウロスにとって父である
ゾスター以外は興味の対象として敵か味方かの判断だけで
今は琴子は味方で
アーモンとの協定により
協力するにすぎない
そう思っている
「馴れ合いはしない…
互いの為に成らない
でしょう?
でもバルケウスに関しては
別よ…あいつは、私達にとって共通の敵なのだから」
バルケウスはゾスターにでも
寄生出来ない限り生き残る
可能性は限りなくゼロだった
この状況でそんなウルトラシーが
可能だとは思えないが
アーモンはバルケウスが
どんな方法でギルガメッシュ・ダガーの肉体を奪ったのかを検証した
「恐らく…ガモン・ダガーから逃げたと見せかけ
グライル・ダガーの目を
欺き…そのままダガー3兄弟が合体した時を見計らい
体を乗っ取った…」
この位の予想なら赤子でも
出来る
「バルケウスの本体…エネルギーコアが…何処にあるかも
問題だ…まだ誰もそれを見た者がいないからな」
俯瞰視点で見ていても
バルケウスの本体が何か
解らない、結局本体だと思っていたアークエリアルの
体も盗まれた物だと解った
「このアーモンの目をたばかるとは…或いは俺と同じ
エネルギーだけの存在なのか?精神エネルギーの
否…それは無いな…
奴が其れほどの能力者ならば
さっさとゾスターに寄生している…それが出来ないのは
実体がある証拠だ」
この疑問に答えたのは
以外にもゾスターであった
「微生物サイズの
マイクロダークネスでも
無い限りそんな芸当は出来ないだろうな…アーモン」
微生物サイズのダークネス
だと…?
アーモンは驚きを隠せなかった「そんな物が存在するのかゾスター」
ゾスターは笑う…
「当然存在する…ダークネスの中で最小サイズで
ダークネスの中で最多を誇る何兆と言う数の集合生命体がな」
アーモンはゾスターに当然の疑問をぶつける
「だが…そのサイズで
知性を持つとは信じ難いな…」
ゾスターは説明した
一個の細胞が独立した意志を持たず集合体として初めて
意志を持つ者それが
レギオンタイプのダークネスであると
細胞は無限に増殖し、たった一個の細胞でも残れば
レギオンダークネスは何度でも復活する
キーとなる細胞を見つけ
破壊するしか倒す方法のない誠に厄介な相手である
「バルケウスがそのレギオンタイプだと言うんだな?」
アーモンがそう念を押すと
ゾスターもハッキリそうとは言えなかった
「解らん…只その可能性が
あると言いたかっただけだ
何の確信も無い」
そうだろう…この説には
それを裏付ける実証が何一つ無いのだ
「ギルガメッシュ・ダガーの血を取って調べる訳にも
いかん…どうやって見極めるかが問題だ」
アーモンはその手の検査を
得意としないまでも
出来る能力のあるダークネスはいないかゾスターに聞いた
「まあ…いるとすれば
レイディアンスであろうな…
奴は戦闘に徳化してあるとは言えオリジナルのシャレーダーと同じ能力を持っている
万能のダークネスだ」
「分析能力に長けている者ならロボート族が優秀だ
レイディアンスにロボートを
何体かアシスタントにつければどうだ?」
アーモンはレイディアンスは
戦闘タイプのシャレーダー
だと聞いて納得して
「あの強さは戦闘以外の
能力を全て犠牲にしているから…どうりで…シャレーダー程、器用で無い筈だ…」
「だが医療に徳化したダークネスを作らないのは失敗だなゾスター」
ゾスターは?となる
「何故だ?我等ダークネスは
不死身なのだぞ人間の様に
病気や怪我で死ぬことも
弱ることもない医療など
無駄だ」
確かに一見不死身のダークネスには医療など必要ないと
思える、だが…
「今回の様に特別な能力を持つダークネスが裏切り敵に
成る事もある…か」
「そうだ…ゾスター…
ハッキリ言って王は
味方も多いが敵も多い
その見極めが出来るのが
良い王なのだ…」
「見極めるか…その為には
色々な事態に対処できる
多様性のある科学機関が
必要な様だな」
こうしてゾスターはアーモンから徐々に支配者として
必要な組織作りと運営の方法をアーモンから吸収していくのだった。
「成る程…科学者のダークネスを育成して王専用の科学機関を作るのですわね?」
戦闘とは関係のない能力を
持つダークネスは此まで
組織の中で冷遇されていたが
皮肉なことにバルケウスと言う存在がそんな彼等に光を当てる結果となった
此からは戦闘力の低い者も
只無駄な存在として削除される不幸からは解放されるであろう、だが
バルケウスの件ではこの
科学機関の設立は間に合わない、そこでレイディアンスの
登場といきたいところだが
残念なことに
今のレイディアンスは
ある事情により活動時間が
極端に制限された状態になっている
そこで動けない
レイディアンスに替わり
分析能力をある程度備えた
ダークネスと神経リンクを
繋ぎ一気にアップグレードさせた
「どうやら耐えられたのは
300体のうち…3体だけか…」
ゾスターは脳が沸騰し
破裂したダークネス達を
まるで役立たずのように
消し炭にかえた
「コアが破壊された訳では
無いから時間が立てば
再生されたのにもったいない事をする」
アーモンはそう言ったが
「再生されたとしても
レイディアンスの情報量に
耐えられなかった連中だ…
何度やっても同じ事だ」
ゾスターは生き残った
3体のダークネスの科学分析能力を試して見る事にした
「お前達3体には期待しておるぞ…早速だが仕事を申しつける」
3体のダークネスは無言で
ゾスターの命令に
★付箋文★




