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アンドロマリウス戦記  作者: MARO
19/23

19 黄金の騎馬大帝 ギルガメッシュ・ダガー

グライル・ダガーの身体に

ガモン・ダガーの身体が鎧と剣そして盾となり

ゲインフル・ダガーは

正しく巨大な軍馬の姿をとり

ガモン・ダガーの鎧を纏う


グライル・ダガーをその背に乗せた黄金の騎馬大帝

ギルガメッシュ・ダガーガモン・ダガーの身体が鎧と剣そして盾となり

ゲインフル・ダガーは

正しく巨大な軍馬の姿をとり

ガモン・ダガーの鎧を纏う

グライル・ダガーをその背に乗せた黄金の騎馬大帝

ギルガメッシュ・ダガー 


「これこそがダガー3兄弟の本来の姿…」

オルペウスである琴子も

このダガーが明らかに

此までの3体とは格が違うと感じた、この力を今まで使わなかったなんて

1000万どころではない

このダークネスからは

一億DPの力を確信させる

パワーを感じた


「800万DPの私から見れば

神の領域だわ」

「それでも…この破壊エネルギーをどうにかするパワーはこのギルガメッシュ・ダガーにもない」


オルペウスはそれでも

自分の大切な仲間を見捨てて

逃げる事は出来なかった


「お願いギルガメッシュ・ダガー…私の仲間を…いいえ

家族を助けたいの…力を貸して下さい…そのかわり

私の全てを差し上げますから…」

ギルガメッシュ・ダガーは

首を振った


「無理だ…オルペウスよ

この世には、どんなに願ってもどうにも成らない事があるのだ」

それを聞いても琴子は

諦められない


「いやよ…いや!絶対に

皆を死なせないわ!」

その時だった


「ギルガメッシュ・ダガー殿…我々の琴子をどうか

お助け下さい」

突然入ったその通信は

ラピュタの中からだった


「琴子はこんな所で死んではいけない…」

それはルノアールの声だった

オルペウスの中で

クラゲの琴子は直ぐに解った

そして


「そうですとも…アナ様も

あなたの死を望まれていないはずです」

この声はルア・グリムール

鳥の琴子にその声は届いた


「ロボートハコトコニ

イキテイテホシイ」

マンタの琴子はその声を聞いた


「琴子…俺は今そちらに向かっている!頼むからそいつ等の言う事を聞いてくれ!」

この声の主はグリオットであった鮫の琴子はこの声に反応した


「何を言うのよグリオット!あんたが私達に皆を見捨てて逃げろて言うなんて見損なったわ」

グリオットは自分が今

その場に居ない事を悔しく思った


オルペウスと意識を共有しているからこそ同じ時間感覚を体験出来るグリオットだが

肉体の時間経過は加速出来ないのだ、只遠くから意識のみで参加するしかグリオットに術はなかった


「見損なってくれていい!

俺達はお前に生きていて欲しいんだ!頼むギルガメッシュ・ダガー!琴子を救ってくれ!」

ルノアールがルア・グリムールがロボートが

声を揃える


「どうか俺達の琴子を

宜しく頼む!」

その言葉を聞いたギルガメッシュ・ダガーは嫌がるオルペウスを無理矢理

馬の背に乗せ

キリングフィールドから

間一髪で脱出した

次の瞬間


黒くまがまがしい第一世代達の怨念の塊がエネルギーと化したバルケウス砲の衝撃が

天空城塞ラピュタを襲う

城塞を護る超電磁の障壁は

一瞬にして消し飛び

無防備となったラピュタに

怨念の塊が襲いかかる


ラピュタに存在する

アンドロマリウス軍4万は

その痕跡も残さず破壊され尽くされ消滅した


「原子の欠片も残らず…

消え去ったか…」

アークエリアルはその光景を

直接見れなかった事を残念に思った


「まあよい…贅沢は言言い出せばキリがないからなそれにしてもイービルめ

…最後に我の役に立てて死ねてさも本望だろう…良い働きをしてくれた…褒めてやるぞ~」

アークエリアルは笑いが止まらなかった、たった一撃で

目の上のたんこぶだった


アンドロマリウス軍を葬る事に成功したのだから

だがそうやって喜んでいる

アークエリアルの直ぐ後ろに

一体のダークネスが近づいた


「ご機嫌の様だな…アークエリアル」

その声を聞きアークエリアルには誰だか直ぐに解った

「この声には聞き覚えがあるぞ…フフフ~ン」

そして一度言葉をとぎらせ

「そうだ…思い出したぞ…

この前我を殺しに来て

逆に死にそうになった間抜けのグリオット隊長じゃないか」

グリオットはアークエリアルがそう言い終わるの待たずに

必殺の触手攻撃で

アークエリアルの身体を

貫き通した


「思い知ったか…この下衆め…仲間達のかたきだ」

後にはアナ凹だらけにされたアークエリアルの残骸が

そこに残されていた

グリオットの後ろには

イービルから脱出した

400体のダークネス達が

集まって来る


「結局…水晶城から脱出出来た我々だけが生き残ったか…イービル軍の兵達には

気の毒な事をした」

そう言いながら

グリオットとその兵士が

後方を見れば

巨大な爆煙が上空に向かって

立ち上がっていた


グリオットは話しかけてきたダガー軍のバリュー・セット

に確かめるように

「あれは…水晶城の」

黙って頷いた彼は水晶城の牢獄で知り合ったグリオットの仲間である

バリューが居なければ

捕らわれの身と成っていた

兵士達の統率は取れなかった


「驚いたぞ…突然こんな場所に降りるから…イービルの水晶城突然爆発したことと何か

関係があるのか?」

グリオットが振り向くとその目の光は悲しみの色に染まっていた


そしてその足元には

アークエリアルの残骸らしきものが散乱している


「これは…アークエリアルか!?」

「ああ…その通りだ」

バリューはグリオットの戦闘能力の高さにまず驚いた

「あんた…何時の間にそんなパワーを…2万DPのアークエリアルを倒すなんて」

グリオットはオルペウスの

影響で自分自身数倍にパワーアップした経緯を語った


「そんな事が…だがこれで

この戦争も決着が着いたな

おめでとうアンドロマリウス軍の勝ちだ」

グリオットは言った


「そのアンドロマリウス軍があの水晶城の放った

生け贄砲の直撃をくらい…

空中城塞ごと…」

それ以上はグリオットは

言えなかった

バリュー・セットもソレを

悟り、ただ「そうか…残念だ…」としか言えないでいた

ここに集まった400体が

いわばこの戦争で生き残った

生存者の殆どだった


「アンドロマリウス軍10万

…イービル軍2万…第一世代5000が…この戦いの犠牲に…何て事だ」

それは想像を絶する消耗戦だった…この戦争で

ダークネスはヨーロッパに居る戦力の殆どを共食いにより失ったのだ


「勝利者などいない…この戦争には…意味など無かった」

グリオットがそう言って

膝を折ろうとしたその時

懐かしい声がグリオットの耳に届いた


「良かったグリオット…

あなただけでも無事で」

その声に振り向くと

黄金の馬の背に乗る

黄金の貴婦人とそれを護る

騎士が馬上からグリオットを

見下ろしていた


「おお…神よ…我が愛すべき

少女主人は無事でありました…感謝致します」

オルペウスは健在だった

アンドロマリウス軍総ての

ダークネスの願いは叶い

あのバルケウス砲の一撃から間一髪退避することに成功したのだ

…まさにそれは奇跡だった


「グリオット」

オルペウスは馬上から羽を広げ舞い降りた

そしてグリオットの胸の中に飛び込もうとするが

既にその変身は解け掛けていて、

グリオットの胸にしがみつく前に変身は解けてしまう

その結果、琴子は元の

5体の小さな少女の姿に戻ってしまった

それを見て驚く一同


「そうか‥グリオット殿が

オルペウスと同調していると

言ってたのはこう言う事か」

グリオットは小さくなった

5体の琴子に体中に抱きつかれながら、自分の言葉で

オルペウスとアンドロマリウス軍の秘密がばれたと知った


「済まない琴子‥君が無事だと知らなくて俺は」

琴子達は笑って許した

「良いのよグリオット

もう隠しておかなきゃ成らない敵もいないわ」

「そうよ!それより‥

皆の安否よ!私は

アンドロマリウス軍の皆が

全て殺されたなんて信じられない‥誰か生き残っている

そう思うの」

鮫の琴子がグリオットにそう言うと

他の琴子達も同じように

反応した


「お願いグリオット

此処にいる皆で探して貰ってそれを最優先でやって頂戴」

琴子の願いはもっともだが

あのバルケウス砲の威力を

考えれば生き残りが居ることは万が一にも無い

それでもグリオットは

琴子が生きてる奇跡と同じく

皆の無事を信じようと思った


「確かに…あのルノアール達がそう簡単に殺られるなんて考えられない…解りました

やりましょう」

「無駄な事だ…」

その無情の言葉を発したのは…なんと!黄金の虎の口からだった


「い…今のは…俺の口から

出た言葉だったのか?」


ギルガメッシュ・ダガーは

三位一体型のダークネスである、その為 合体後は

一番優位であるグライル・ダガーにギルガメッシュ・ダガーのコントロールの全権が

渡されるのだ


「まさか…俺が…奴の術中に掛かったと言うのか?」

ギルガメッシュ・ダガー

の困惑は直ぐに琴子にも

解った

「そんな…まさか…」

だが次の瞬間絶望的な展開が待っていた

「ギルガメッシュ・ダガー様の目の色が…あ…赤に」


それはついさっきまで

アークエリアルに身体を乗っ取られていたガモン・ダガーと同じ色の目の光り…

「離れて皆!早く」


琴子はギルガメッシュ・ダガーの近くにいたダガー兵達に

大声でそう呼びかけたが

一瞬遅かった


ズヴィユン!と肉を切り裂く音がして数体のダークネスの決断された上半身が宙に舞った

青い血しぶきが吹き上が青いその血煙のなかに不気味に光輝く赤い目の悪魔が

「愚か者共め…気づくのが

遅いわ」

 

その言葉使いは間違いない

琴子は息を飲みその名を

口にした


「アークエリアル」と

いったいどうやったのか

アークエリアルはまんまと

ギルガメッシュ・ダガーの

身体の乗っ取りに成功した


「驚いているようだな…無理もない」

400体の敵対ダークネスに

取り囲まれている事など

まったく意に介さず

アークエリアルは、自分の

やった偉業の達成を誇らしげに語り始めた


「我は…敵の身体を乗っ取る事にのみ特価したダークネスだと言うことをここで

明かして置かねば成るまい」

身体を乗っ取る以外に能力はない…第一世代の能力を考えれば…その力は想像を絶するだろう

バカの一つ覚えと言っても

只それを…それだけを極めれば恐ろしい武器に成るのだ


「相手の身体だけを乗っ取る事に徳化した我は段々に

強い存在に寄生を繰り返し

このアークエリアルの身体を手に入れたのだ」

「第一世代に生まれたにも

関わらず我は名もなく力もなく…全ては他者から奪った

力のみで此処までのし上がってきたのだ」


琴子達はバラバラに砕けた

元アークエリアルの残骸が

原子分解するのを見

それが目の前にいる

何者かに乗っ取られていた

可哀想な被害者だった事を知り驚愕した


「な……何者なんだ?お前は!?」今度は

ギルガメッシュ・ダガーの

身体を乗っ取ったその何かはその質問に対し…


「今まで通りアークエリアルで…良いじゃないか…別にそれで不都合は無い」

だがこの返答に憤怒した者達が居た

イービル軍の兵隊ダークネスの生き残りである


「フザケるな!貴様が何者かは知らないが我々の将の名を

散々辱め地に落とした事実は明らかだ!」

「この寄生虫の出来損ないめ!何時の間に

アークエリアル様の身体を

盗み取った!」


その言葉を聞きギルガメッシュ・ダガーの黄金の剣は

一瞬にして今言った兵達を

一体残さず切り裂いた

臨戦態勢にいた琴子達でさえ

全く反応出来ない早業である

此がギルガメッシュ・ダガーの真の力だった


「思い知ったか…出来損ない共…我の力の偉大さを」

この何かは自分を出来損ないと言われる事を極端に嫌がっていると、この場にいた者は全て理解した

完全でない者である自分が

第一世代の異端だという事実は彼をヒネクレた性格にしてしまったのだと

だからこそ、この名も無き

ダークネスは完全なる者

ゾスターに憧れ続けた


「最後は…この力で

あの方に成るのが我が野望…出来損ないであるこの我が

ダークネスの王に成り上がるのだ…後一歩でその夢は叶う…」

狂っていた…この名もないダークネスは完全に自分を見失っている

だがそれは身を滅ぼす過ぎた野望だった


「そんな事が本気で出来ると思っているのか?」

グリオットはギルガメッシュ・ダガーに取り付いた

その何者かにそう言った

「出来るともさ…このギルガメッシュ・ダガーの身体さえ手に入れれば我が…

このヨーロッパを仕切る

大将軍だ」

アンドロマリウス軍を失った琴子と自分達の将を失いし

ダガー軍など、束になって

掛かった所でギルガメッシュ・ダガーの敵ではない

この時点で勝負は着いた


そう思うのも無理はないが

「それで勝ったツモリに成るのはまだ早いだろう」

グリオットは琴子の盾になり

ギルガメッシュ・ダガーの

前に立ちふさがった

そして同じくダガー軍の

バリュー・セットも

立ち塞ぐ


「そこをどけ虫けら共…

この我に逆らうつもりか?」

ギルガメッシュ・ダガーの

姿をしたそれはあからさまに

琴子達を殺すのに邪魔だと

2体のダークネスに言う

圧倒的な力を持つ者の余裕だろうか、琴子を直ぐには

殺さずジワジワトいたぶる

気らしい


「その小娘ダークネスの

羽を根本から引きちぎる

様を見せてやるから

そこを退けと言っているのだ!」

狂気に濁った赤い目の怪物は

蛮行を止めようとするグリオット達を赤子の手を捻るように難なく倒して

逃げようとせず立ち向かってくる鳥の琴子の足を掴んで

逆さまにぶら下げ

良く見ようと恐ろし化な虎の顔を近づけた


「このまま頭を丸ごとがぶりといってやろうか?アンドロマリウスの小娘」

今此処でフクロウの悪魔形態

アンドロマリウスにモード

チェンジしたところで

圧倒的な戦闘力を誇る

ギルガメッシュ・ダガーには歯が立たないだろう

だがそれでも琴子は簡単に

諦める訳に行かなかった


「モードチェンジ!!

アンドロマリウス」

琴子は巨大なフクロウの

姿に変身をした


琴子の思い通りに自由に動くフクロウ型の巨大ロボット

そう…このアンドロマリウスもまたオルペウスと同じく

琴子が操縦する鳥型の戦闘ロボットなのである

だがゾの戦闘能力値はオルペウスと比べると天と地の開きがあった

それでも琴子は果敢に攻めていった


自分を守るために自らを犠牲にしたアンドロマリウス軍の仲間達のために

「無駄だ…1億DPクラスの

このギルガメッシュ・ダガーに…お前の力が通用するとでも思っているのか?

こうなったらお前は殺さず

我のペットとして生かしておくのも一驚か?」

必死になって巨大な虎に挑む小鳥…まさに其れほどの

戦闘力の差が2体にはあった


虎が小鳥にじゃれている

だが戯れの扱いでも

小鳥には生死に関わる

大ダメージだ

アンドロマリウスはその機能の限界を超えて遂に動きを止めた、琴子は泣きながら

それでもこの巨大な敵に

刃向かった


「負けるもんか…皆の敵を

とるんだ…」

鳥の琴子は壊れたアンドロマリウスの身体から這いだし

ギルガメッシュ・ダガーの

乗る馬の足にしがみつき

噛みついた


「この虫けらが…生かしておいても為に成らんな…死ぬが良い」

そう言うとギルガメッシュ・ダガーは馬の足から鳥の琴子を振り解き

地面に落ちたボロボロの琴子をそのまま

馬の足で踏み殺そうとする

「ヤメロォオオオ」

ダメージのために動けないまま、為すすべもなく

叫ぶグリオットの目の前で

最大の奇跡が起きた


ビュオオオオオオ


一陣の風が巻き起こり

次の瞬間 踏みつぶされた筈の琴子はそこにおらず

少し離れた空間から

無事に姿を現した


「な…何だと!?」

ギルガメッシュ・ダガーは

時間停止の能力を持つダークネスである

物理上、万が一にも琴子が助かる筈が無かった

明らかに別の何者かがこの戦いに介入している


「誰だ!我が力に刃向かう命知らずは?何処の愚か者だ!?」

ギルガメッシュ・ダガーに取り憑く寄生ダークネスは

威勢良くそうホザいた

その何者かを知っていればもっと態度を変えていたであろうが、もう遅かった


「この余に対して大した口の聞きようだなアークエリアル…否…名も無きダークネスよ…」

その声を聞きギルガメッシュ・ダガーの中に居たダークネスは驚愕した

声だけは聞いた事があるが

実際にこうして一体一での

会話など夢にも思わなかった相手である

妄想の中では何度も会って

話し合ったし議論も交わした


だが実際には第一世代とは言え自分の様な不出来な出来損ないが

相手をされる筈が無いと思っていたダークネスの神ゾスター

「あなた様は…我が神ゾスター ああああああ

夢ではなかろうか?こうして

我のような者が直接お声をたわまるとは…」

だが…ゾスターの声は

冷たく冷ややかだった


「図に乗るな虫けらよ…

我はお前に最期の審判を

下す為に、わざわざ

時間を割いたのだ」

ギルガメッシュ・ダガーの

身体まで手に入れ遂に

アンドロマリウスを倒し

自分がセブン・デッドリー・サインズに選ばれると

そう信じていた名も無きダークネスはこの神の発言に

驚いた


「な…何を申されます

我が神よ!あなた様の忠実なる僕たるこの我に最期の審判を下されるとは?」

だがゾスターは怒っていた


「黙れこの知れ者めが!

お前はたった今我を

このゾスターを

身体を乗っ取り王の座を

奪うとハッキリ申したのだ

これを断罪せぬ王が居ると

思うのか?」


名も無きダークネスは狼狽した、イイエ…そのような

事は…申した覚えが有りません 名も無きダークネスは

心の中で自問自答した


{どういう事だ…我は本当にそのような大それた事を

考えていたのか?否!

確かにそんな妄想をし

戯れに王の真似事をした

時期もあったが…あれは

たわいもない遊びで…}


「あ…アレは違います

つ…つい…魔が差し…

あの様なことを申しましたが…そ…それだけ我が

王の事を心底お慕いしている証拠なので御座います」


こんな言い訳がゾスターに

通用する訳も無い

「言い逃れはもうよせ!

名も無きダークネスよ…」「だが…お前は余にわざわざ

最期の審判を申し渡させる

重罪を犯した…有る意味

其れほどのダークネスに

名もないでは困るからな…

お前にはこの余から直々に

死に際の戒名をくれてやる

有り難く思うがいい」


「お前の名はバルケウス…

生け贄砲と同じ忌み嫌われる

名を名乗るが良い」

ゾスターはバルケウスが

廃棄と言う意味の忌み語である事を承知でその

ダークネスを名付けた


バルケウスと言う意味を

そのダークネスは蔑みを込めて生け贄砲の餌食とする

第一世代以外の者を弾とする事から付けた名前だけに

このバルケウスと言う名を

如何に侮蔑していたか

非常に解るものだが

ゾスターはそれを知っていてなお意地悪くこの哀れなダークネスに

第一世代の廃棄物と言う名を贈ったのだ


「そ…そんな…我が廃棄物…?この我がバルケウスだと…」

ギルガメッシュ・ダガーに

寄生したバルケウスと呼ばれるように成ったダークネスは

神として崇めたゾスターの

この仕打ちに呪いの言葉を

呟いた


「己…ゾスター…我の

信仰に対するこの仕打ち…

もはや我は…貴方を…

神とは思わない…」

ギルガメッシュ・ダガーの

中にいるバルケウスの

発する殺気は

尋常では無かった


今にもゾスターに牙を剥きそうな勢いで黒いオーラが

その場を支配していく

「この…殺気は…バルケウスはギルガメッシュ・ダガーの力を

暴走でもさせるつもりなのか?」グリオットは

危険を察知し触手で琴子を

すくい上げると自分の側に

連れてきた


「グリオット…」

他の琴子達も同様に

グリオットは自分の触手で

素早く運ぶとギルガメッシュ・ダガーの近くから


★付箋文★

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