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昔の光

 瞼を閉じると、陣営に降りた白い霜が懐かしく感じた。


 この国の平和、そして民のために、勇敢な武士たちが、私とともに己の命を懸けて戦ってくれた。

 風は冷たく吹き抜ける高い空で、日の出とともに出陣し、そして日が沈む頃には空を鳴き渡る雁(かり)とともに帰陣する。

 だが、悲しくも、一人も欠けずに全員が戻っては来なかった。

 戦場で、毎日誰かが散っていく。

 願わくば、全員が無事に帰ってきて、勝利の先にある平和をともに見たかった。

 これだけが心残りだ。

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