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 民たちの宴は終わり、雲の隙間から月が優しい光を放つ。

 盃の水面に映る月は、どこか寂しく私のようだった。

 私の問いに答えてくれるのは、誰もいない。

 

 月明かりが城内を照らしている。

 民や家臣などは、深い眠りにつき夢を見ているだろう。

 私は一人で誰もいない庭に行き、月明かりに照らされた松の木を眺めた。

 夜風に棚引く松の木は、まるで千年も続くかのように枝を分けている。

 この平安も松の枝のように、長く続くことを願う。


 後ろを振り返ると、月の淡い光で照らされたその佇まいは、民たちの暮らしをいつまでも見守っているかのように鎮座する我が城。


 さぁ、我が城よ。

 この国と民の平和をいつまでも見届けてくれ。

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