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水餅は人気者!?

僕達は支店長室に入り、ソファーに座る。


支店長が、美鈴さんの頭の上に乗っている水餅を見ながら「それが新しい獣魔か?」と聞いてくる。


すると美鈴さんが「そうです!この子がスライムの水餅ちゃんです!」と答える。


支店長が「頭の上に乗せていて、何とも無いか?」と聞いてくる。


「平気ですよ~!それより見て下さい!」そう言って美鈴さんが髪を掻き上げる。


サラサラ~っと、指先から髪が滑り落ちる。


「この子は水魔法が使えるんです!だから、この子にダメージヘアのケアをしてもらったんです!」


美鈴さんが、ご機嫌で説明する。


「そうか…それなら良かった。頭の上にスライムを乗せていた探索者の話を小耳に挟んだから、聞いてみただけだ。知らないなら良い。気にしないでくれ」と支店長が言った。


スライムを頭の上に乗せて、何かあったのかな?


まあ良いか。


僕達には関係無いし。


水餅は、支店長が獣魔登録をしておいてくれる事になった。


それから、僕達が預けた危険察知のスクロールは、他の支店と合同で、オンラインオークションを開催して、そこで出品する事になったと説明を受けてから、僕達は支店長室を出てロビーに移動した。



★★★★★



ロビーに移動すると、ファイブスターのメンバーと再会した。


ファイブスターの女性メンバーと、美鈴さんのお喋りが始まる。


何故か?ファイブスターのメンバー達が、チラチラと水餅の事を見る。


さっきの支店長と言い、何だろう?


スライムなんて、別に珍しい魔物じゃないハズなのに…?


僕がそう言っていると、互いの近況報告が終わる。


すると、ファイブスターの女性2名が「あの~美鈴さん…スライムを頭の上に乗せてて、何とも無いの?」


「はい!大丈夫ですよ!私の新しい獣魔の水餅ちゃんです!」


美鈴さんが、頭の上から水餅を両手で持ち上げて見せる。


「そうなんだ…問題ないなら良いんだ!気にしないで!」と言う。


美鈴さんが「この子は水の回復魔法が使えるんです!」


そう言って、水餅を持つ片手を離して、髪を掻き上げる。


「ちょっと!サラサラじゃない!良く見せて!」


「水餅ちゃんが、枝毛の修復もしてくれたんですよ~!」


「本当に?凄いじゃない!」


「あの~美鈴さん…私の髪も試して貰えないかな?」


「良いですよ!」


「じゃあ、私もお願い!」


ファイブスターの女性メンバー2名が試す事になった。


美鈴さんが「水餅ちゃん、お願いね!」と言うと、美鈴さんの手の上に居た水餅がジャンプする。


そして、空中で2つに分裂し、ファイブスターの女性2名の頭の上に乗る。


僕は水餅を観察する。


水餅の体の中に、細かい泡みたいなものが見えた。


暫くすると、水餅が女性達の頭の上からジャンプする。


今度は空中で合体した。


そして、美鈴さんの頭の上に乗った。


僕はファイブスターの女性達を見る。


「本当だ!髪がスベスベ!」


「枝毛も無くなってる!」


「水餅ちゃん!ありがとう!!」


女性達が嬉しそうにお礼を言う。


すると、美鈴さん達のやり取りを見ていた、他の探索者の女性が「美鈴さん!私の髪もお願い出来ませんか?」と、申し訳なさそうに言う。


「わ…私もお願いしたいです!」


「良いですよ!」美鈴さんが返事をする。


「水餅ちゃん!お願いね!」


美鈴さんがそう言うと、水餅が美鈴さんの頭の上からジャンプし、空中で2つに分裂。


そして、女性達の頭の上に着地した。


水餅の体の中に小さな気泡みたいなものが現れる。


「拓哉さん。先に帰って貰っても良いよ」


美鈴それが気を使ってくれる。


でも、早く帰っても、どうせ暇だし…


「大丈夫だよ。気にしないで」と僕は答えて、探索者の女性達を見る。


すると…探索者の女性達が、列を作っていた…


まあ、探索者は男性の方が圧倒的に多い。


それでも、今日、支店に居た探索者の女性10人程が並んでいた。


そして、その列の一番後ろに並んでいる、制服を着た女性と目が合う。


「…いま、休憩時間なんです…」


受付嬢!


あんたもか!





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― 新着の感想 ―
 『受付嬢』も乙女心一杯ですもんねー!
オッサンがミズモチさんというスライムをテイムして現代ダンジョンを冒険する作品を思い出しました。 謹慎明けの勇者くんがどうするのか楽しみなような不安なような。 良くてアドバイスのつもりでダメなことを言…
いつの間にか4体に分裂したり…。 カッパの葛藤…。ハゲの治療とハゲがバレるwww
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