表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
198/204

ダンジョン調査・Bチーム

僕は正木勇気。


勇者になる為に産まれてきた男だ。


先日、Bチームに参加した僕は、副支店長達と一緒にダンジョン調査に同行した。


ダンジョン内を進むが、どう言う訳か?


魔物が1匹も居なかった。


先頭をファイブスター。


その後ろに副支店長と、サンダーブラックが続く。


僕達ジャスティスは、1番後ろを歩く。


サンダーブラックのおじさん達が「お前達は新人で経験も不足しているから、1番後ろだ!」と言ったせいだ。


本当に余計な口出しをする。


邪魔なおじさん達だ。


それに、僕の事を“カッパ・カッパ”と呼ぶ。


梓や工藤の兄貴に知られたらどうするんだ!


本当に邪魔なおじさん達だ!


僕達は1匹も魔物と遭遇する事なく、5階の最奥に到達する。


すると、そこにはボス部屋があった。


ここには今まで、ボス部屋なんてなかったと副支店長が言う。


それを聞いた僕は、ピンとくる。


女神様だ!


女神様が僕の為にボス部屋を設置してくれたんだ!


きっと僕のレベルアップの為のお膳立てだ。


そうに違い無い!


うふふ。


先日、教会で祈りを捧げた効果が、早速現れたぞ!


多分…女神様のシナリオでは、僕がボスを倒し、そして勇者に覚醒する。


きっとそうだ!


僕の勇者覚醒イベントだ。


楽しみになってきた!


さあ、早く中に入ろう!!



★★★★★



ボス部屋の中に入る。


斥候の人が、奥の1段高くなっている場所の載ると、光の粒子が集まり出す。


光が修まると、そこには巨人が居た。


ほう…これが僕の為に女神様が用意してくれた魔物か。


僕が魔物に向かって進み始めると、孝之と工藤の兄貴が、2人がかりで僕を掴む。


何で邪魔をするんだよ!


放せよ!


僕がそう思っていると、サンダーブラックのリーダーが「まず、長距離から魔法で攻撃して様子を見よう。どんな能力を持った魔物か分からない。魔物の体力を少しでも削っておくべきだ!」


ほう…おじさん達も、またには良い事を言う。


体力を減らした方が、倒し易いからな…


僕の為に、お膳立てをありがとう!


僕は心の中で、始めておじさん達に感謝する。


ファイブスターのメンバー達も「それが良い!遠距離から魔法で攻撃だ!」


それを聞いた副支店長が「よし!魔法攻撃用意…攻撃開始!」


副支店長の指示を聞いた魔法職が魔法で攻撃を開始する。


…全然、効果が無いんじゃないか?


駄目だ。


こいつらに期待した僕が間違っていた。


こいつらじゃ、この魔物は倒せない。


やはり、この魔物は女神様が僕の為に用意してくれた魔物なんだな!


だから、僕にしか倒せない。


きっとそうだ!


ふふふ。


僕は一瞬の隙をつき、孝之と工藤の兄貴から逃れて、巨人の魔物に向かって走り出した。



★★★★★



巨人の攻撃をかわした僕は、懐に入り込む事に成功する。


そして僕は、ミスリルの剣に火魔法を付与させ、剣に炎を纏わせる。


僕は渾身の一撃を放つ!!


…しかし、肌に傷1つ付かなかった…


何故だ?


僕が考えていると「勇気!危ない!」梓の声が聞こえる。


僕が魔物を見ると、魔物がこん棒を振り下ろすところだった。


避けきれない!


そう判断した僕は、剣でこん棒の攻撃を受け止める選択をする。


ボキ!!


僕は吹き飛ばされた。


そして…僕はミスリルの剣を見ると…剣が砕けていた。


おかしいぞ!


どうなってるんだ?


僕が魔物を倒して、勇者に覚醒するイベントだろう?


「勇気!逃げて!!」


再び梓が声が聞こえる。


僕が魔物を見ると、再びこん棒を振り下ろすところだった。


ヤバい!


こん棒が振り下ろされる。


僕は思わず目を閉じる。


ドッカーン!


何だ?


僕が目を開けると、盾役の人が倒れている。


何があった?


「早く逃げなさい!」


梓が怒鳴る。


僕はダッシュでメンバーの元に戻った。


魔法職の人達が魔法攻撃し、巨人の注意をひいている間に、斥候の人達が倒れている盾役の人を引き摺りながら運んでくる。


静香さんも協力している。


僕が盾役の人達を見ると、血だらけだった。


サンダーブラックのリーダーが僕を見つめて「勝手な事をするな!カッパ野郎が!!」


こいつ…また、僕の事をカッパって呼びやがって!


僕がそう思っていると、副支店長が「調査は中止だ!怪我人を運べ!」


そう言い、ダンジョン調査が中止された。



★★★★★



ダンジョンゲートを抜けて、怪我人が診療所に運ばれて行く。


僕達ジャスティスは、副支店長に呼ばれて会議室に入る。


「正木君!何で勝手な事をした!」


「支店長と協議して、君達の処分を決定する!反省しなさい!」


僕は何もしていないのに、怒鳴られた。


僕は盾役の人に、助けてくれなんて言ってない!


だから僕は悪くない!


だから僕は、副支店長に真実を伝える事にする。


「あれは、女神様から与えられた僕の試練なんです!頼んでもいないに、盾役の人が勝手に入ってきたんだ!だから、僕は悪くない!」


僕が言うと、梓が「何を馬鹿な事言ってんの!あんたを助けようとして怪我したんじゃないの!副支店長すみません」


納得出来ない僕は、副支店長に文句を言っていると、孝之と工藤の兄貴に羽交い締めにされ、会議室から引き摺り出された。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
ヅラが外れてれば良かったのに…。
登録抹消してやろう
こういう性格の人は他の作品にもいて、自業自得な末路になるけどこの作品だとどういう末路になるのやら。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ