表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
196/204

ダンジョン調査・Aチーム②

中央の広くなった場所に戻った僕達は、今度は真ん中の通路を進んだ。


途中から、地面が岩→砂に変わり、歩き難い。


前回と同様に、アンバーが土魔法を発動し、砂を押し固めてくれる。


そして地面から、蟻地獄の魔物が押し出されて来る。


今回もダリアに討伐して貰う。


炎の矢が蟻地獄の魔物目掛けて飛んで行く。


こうして僕達は、蟻地獄の魔物を倒しながら進み、一番奥に到着する。


前回は、蟻の魔物だった。


今回は、何が現れるかな?


僕は、そう思いながら、1段高くなっている場所に乗る。


すると、光の粒子が集まり出す。


光が収まると、巨大なカブト虫?みたいな魔物が現れた。


ダリアの火魔法が発動する。


炎がカブト虫を包み込む。


カブト虫が炎から逃れ様と動き出す。


すると、今度はアンバーの土魔法が発動。


地面から岩が伸びて、カブト虫の足を地面に固定する。


ダリアの火魔法が収まると、そこには大きめの魔石が1個と、カブト虫の角が落ちていた。


光が集まり出し、再び宝箱が現れる。


宝箱の確認に行ったアネモネが、首を横に振る。


「マスター、ミミックです!」


ヨモギが言う。


「では、今回は私が…」


そう言って、美鈴さんの騎士ドヴォルザークが歩きながら剣を抜き、ミミックに切り付けた。


たった1振りで、ミミックは光の粒子に変わった。


そして、その場所には魔石が1個と、新たに宝箱が現れる。


アネモネが、うんうんと頷く。


「美鈴さん。もう大丈夫だよ!」


僕が言うと「分かった!」


そう言って、美鈴さんが宝箱に向かって歩く。


美鈴さんが宝箱を開ける。


「中身は召喚カードだよ!」


僕は美鈴の横まで歩き「何が召喚出来るカードなの?」


「う~ん。分からない…召喚してみないと…」


鑑定スキルを持つ、美鈴さんでも分からないんだから仕方ない。


「どうする?」美鈴さんが聞いてくる。


「僕が召喚してみるから、美鈴さんは離れてて」


僕は精霊達に「ヤバいものだったら、お願いね!」


そう言って、右手に召喚カードを持ち「召喚!」と唱えた。


空中に魔法陣が現れる。


そして、魔法陣の中から人形?が飛び出して来た。


僕は両手でキャッチする。


美鈴さんが僕に近付きその動く人形?を見る


「ノーム?と言う種族みたい…」


ノームってなんだ?


僕がそう思っていると、バッハが「土の精霊と魔物の中間の様な存在で御座います」


それなら、ヨモギの同類みたいな感じか?


僕の頭の中に機械的な声が響く。


《名前を付けて下さい》


名前か…


う~ん。


僕はノームを見詰める。


髪は…紫色かな…


「よし!君の名前はアズキだよ!」


僕がそう言うと、再び頭の中に機械的な声が響く。


《ノームのアズキとの契約が成立しました》


アズキの姿が変わって行く。


だんだん身体が大きくなって人間そっくりに変化する。


僕が瞬きをしていた一瞬で、アリアがアズキの前に移動し、そして身体にバスタオルを巻く。


アズキの身長は小学生くらい?


ヨモギと同じくらいになっていた。


「拓哉様、アズキは私がお預かり致します。ヨモギ!あなたも来なさい!」


そう言って、アリアが転移門を開く。


アリアがアズキとヨモギを連れて、転移門の中に入って行った。


アリアに任せておけば安心だ。


僕達は、再び広い場所に戻る。


さあ、後は右側だけだ。


僕達は、右側の通路を進んだ。


通路を進んで行くと、左右に蛙の石像がある。


確か…前を通過すると、石が剥がれて、毒蛙が毒攻撃してくるんだよなー


まあ、光の精霊フリージアや水の精霊ルピナス。


それに、美鈴さんの白玉も居る。


だから、毒の攻撃は脅威では無い。


「じゃあ、行ってくる!美鈴さん達は、ここで待っててね!ダリアお願いね!」


僕が通過を進むと、石像の石が剥がれ始める。


石が剥がれたタイミングで、ダリアの火の矢が蛙を攻撃する。


次々に毒蛙の魔物が魔石に変わった。


後は、毒消しが2本ドロップしていた。


バッハに魔石と毒消しの回収を頼み、僕は更に通路を進む。


皆が僕の後ろを付いて来る。


そして最奥に到着した。


前回は、巨大なカマキリの魔物だった。


今回は何が出るかな?


そう思いながら、1段高くなっている場所に乗る。


すると光の粒子が集まり出す。


光が収まると、そこには巨大な蜘蛛の魔物が居た。


ダリアが攻撃を開始する。


炎が蜘蛛の魔物を包み込む。


蜘蛛の魔物が逃げない様に、ダリアが土魔法で地面と足を固定する。


炎が収まると、大きめの魔石が落ちていた。


《火精霊のダリアが中位精霊に進化しました!》


おお!やったぞ!


ダリアも中位精霊になった。


これで、僕が契約している精霊がすべて、中位精霊になった!


僕が喜んでいると、目の前に宝箱が…


アネモネが宝箱を調べる。


そして、うんうんと頷いた。


それを見ていた美鈴さんが、宝箱に近付く。


そして宝箱を開ける。


中身はスクロールみたいだ。


「危険察知のスクロールだったよ!」


美鈴さんが言う。


どうするか?


僕には、精霊達がいるから危険察知のスキルは必要ない。


美鈴さんも、スノーや白玉がいるから不要だ。


だから、以前手に入れた危険察知のスクロールは、妹の瑞穂に使わせる事になった。


「美鈴さん。この危険察知のスクロールなんだけど…売却しようと思うんだけど、どうかな?」


「いち早く危険を察知出来れば、負傷する探索者が減ると思うんだ。どうかな?」


「うん。良いよ!」


それを聞いていた支店長が「そう言う事なら、俺に任せろ!大きな会場を使う、大規模なオークションは暫く無いが、ネットオークションなら近々開催予定だ!」


「それに、探索者登録している探索者しか参加出来ない。だから、探索者の手に渡る可能性が高いぞ!」


危険察知のスキルは、要人と言われている人や有名人。


それに警備担当者。


それ以外にも、欲しがる人が多い。


日本以外でも、軍人さんの親が購入し、息子に危険察知のスキルを使わせた。


そのお陰で、息子が無事に戻って来た!なんて話をテレビ番組でやっていた。


大規模なオークションだと、本人以外に代理人を立てる購入希望者も多く、入札価格が高騰するらしい。


だから、探索者登録している人しか参加出来ないネットオークションの方が、探索者達の手に渡る可能性が高い。


僕達は、お金に困ってる訳でもないし…


僕が美鈴さんを見ると「拓哉さんが決めて!」


そう言って笑った。


そこで僕は、支店長に任せる事に決めた。


8階迄の調査を終えたAチームは、今日の探索を終了する事にして、バッハの転移門でダンジョン地下1階へ移動する。


僕達は天空の城に向かい、支店長達は、

ダンジョンゲートを出て行く。


バッハが「魔石の換金をして参ります」


そう言って、支店長達の後を追って行った。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
 『危険察知のスクロール』は金持ちだけではなく、探索者の方にも持ってもらいたいですねぇ〜。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ