リベンジザウルス
「うおおお!!」
インフェルノカイザーの斬撃がクリス・ディオールを襲う。
「ハッハァ!!」
クリスは体を捻らせながらジャンプでかわす。
だがインフェルノカイザーは逃がさない。
「ヤミノマァ!」
バゴーォ!
「残像だ」
クリスはヤミノマは回避。そしてインフェルノカイザーへと迫る。
「チィ!!」
槍を剣で受け止め、両者は鍔迫り合う。
(こいつ、昨日とは全く違うオーラだ。いよいよ必死だってことか…!)
鍔迫り合いの最中、インフェルノカイザーはクリスを分析する。
今のクリス・ディオールにあるのは親愛の部隊長を葬ったインフェルノカイザーへの復讐心、そして幹部としての責務、個人的な憤怒であった。
それらの感情が混ざり合った爆発的な強さをインフェルノカイザーは感じていた。
「ハァア!!」
一瞬の隙を突き、クリスがインフェルノカイザーを腹部へ蹴りを入れる。
咄嗟に反応し、ガードするもインフェルノカイザーは10mほどなんかこうズザーってなった。
「こいつは本気出さないとマズイかもな…!」
そう言いつつもインフェルノカイザーは微かな笑みを浮かべる。
強敵との対立の最中にも関わらず、今のインフェルノカイザーには戦いを愉しむ余裕があったのだ。
「覚醒-バースト-!」
指輪から漆黒のオーラがあふれ出す!
そしてオーラは右腕に絡みつき鋼黒の武装を形作る。
「こっからが本番だ…!」
「御託はいい…来い!インフェルノk」
ヒュン
クリスの言葉を遮るかの如く、インフェルノカイザーはクリスへと迫る。
あふれ出す闇のオーラがクリスの視界を遮る。
「ガントレット!!!」
インフェルノカイザーの右ストレートがクリス・ディオールの右胸へと炸裂した。
「ッガハァ!!!」
クリスが吹き飛ぶ。すごい吹き飛ぶ。
クリスは吹き飛んだ挙句、港の武器屋へとぶち込まれた。
「グ…」
体勢を立て直し、インフェルノカイザーを素敵。
しかし無情にもインフェルノカイザーは攻撃の手を緩めない。
「グラビティス!!!」
その瞬間、クリスの体がまるで鉛にでもなったかの如く動かなくなる。
それどころか喋る事も動く事も出来ず、己の身体が潰れないよう踏ん張るだけで精一杯であった。
「休んでんじゃねぇぞ!」
インフェルノカイザーがクリスの目の前に仁王立ち。
手をボキボキと鳴らし、次の攻撃を仕掛ける。
「グランハザード!!!」
クリスの足元が割れる。地割れの如く。
そして割れ目から闇のオーラが噴出す。そう、プロミネンスの如く。
もろに攻撃を受けたクリスは無様にも空中へと吹き飛ぶ。
「まさか。もう終わりじゃねぇよな?」
インフェルノカイザーは右手に闇のオーラを集中!
もはやインフェルノカイザーの独壇場であった。
「ダークブラスト!!」
右手からソフトボール程度の大きさの闇の弾丸がクリスを狙い打つ。マシンガンの如く!
インフェルノカイザーの猛攻の前に、クリスは自分の意識を保つので精一杯であった。
「こいつで終わりだ!!」
「暗黒十斬ッッッ!!!」
\出たー!カイザーの必殺技、暗黒十斬だー!/
「モノォ!!」
インフェルノカイザーが斬りつける!
その瞬間
「足元がお留守だよ^^」
ズゴォォ!!
インフェルノカイザーの足元がいきなり爆発!!
完全な不意打ちにたちまち吹き飛ばされる。
「ガッ!!?」
「フフ^^」
いつもニコニコ笑顔を絶やさないその男、チャン・ディオールがクリスを庇うように立つ。
「テメェ…」
インフェルノカイザーは寝てる時に考えてた『インフェルノコンボ』を邪魔され、怒りに満ちていた。




