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闇空  作者: 闇の使徒インフェルノカイザー
第八章 ~双子座煌きし時~
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弟、現わる

「失せろッ!」


インフェルノカイザーがチャン・ディオールに右手を振りかざす。


「『無情なる壁』」


チャン・ディオールがそう唱えると、チャンの前に光の壁が現れ、インフェルノカイザーの攻撃を遮った。


「覚醒 -バースト-の攻撃を安々と・・・!?」


驚くインフェルノカイザーを他所にチャンは振り向き、クリスを見る。


「大丈夫かい?兄さんは少し休んでてよ^^」


「・・・」


クリスは少し頷くだけで精一杯だった。

そしてチャンはまた振り向き、インフェルノカイザーを見据えた。


「少しおイタが過ぎたね、インフェルノカイザー君^^」


そしてチャン・ディオールは唱えた─


「『大気を揺るがす衝撃』」


カッ!


インフェルノカイザーとチャン・ディオールの間で爆発が起こり、インフェルノカイザーは後方に吹き飛ばされる。


チャンは光の弓を作り出し、そして構え、爆発と同時にもう一つの詠唱をしていた。


「『城壁を貫きし矢』」


「くっ・・・ダークグラビ」


吹き飛んだインフェルノカイザーがダークグラビティを唱えようとした瞬間、


ズキュウウウゥン


チャンが放った光の矢がインフェルノカイザーの左肩を貫いていた。


「があっ!!!」


インフェルノカイザーはそのまま後ろに倒れ、貫かれた左肩を抑える。


その横にチャン・ディオールが立っていた。


「まだ休んでる場合じゃないよ、ホラ立って^^」


そう言ってチャン・ディオールがインフェルノカイザーに手を差し伸べる。


「黙れッ!!」


インフェルノカイザーが右手をチャン・ディオールに向け、ヤミノマを放つ。


しかし、そのヤミノマはチャン・ディオールに触れる前に光のオーラでかき消されてしまう。


「まだそれだけの元気があるなら大丈夫だね^^」


そう言うとチャン・ディオールはまた詠唱を始めた。


「『勝利を約束する槍』」


チャン・ディオールの右手に光で出来た槍が現れる。


「じゃあ、もうちょっと楽しもうか^^」


チャン・ディオールが槍をインフェルノカイザーの投げつけた。


インフェルノカイザーは槍をギリギリでかわし、体制を立て直す。


「おイタが過ぎんのはテメェの方だ!」


インフェルノカイザーは激昂していた、全身からは闇のオーラが溢れ、周りの石がエネルギーで浮いていた。


─その姿は、悪魔というのに相応しかった─


今、戦いが始まる─

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