強さ故の厳しさ
ウィールは大剣を振りかざし、インフェルノカイザーに切りかかる。
インフェルノカイザーも剣を構え迎撃する。
「オラァ!!1」
「くっ…」
ウィールの大剣の一撃はすさまじく、
インフェルノカイザーは受け止めるだけで精一杯だった。
「カイザー変われ!力比べなら俺の十八番だ!」
禿が大剣の斬撃を受け止める。
「私も仲間に入れてくださいよ。」
カルロはそう言うと光の矢を四人の位置に連弩の如く放つ。
「こっちからもか!闇飲-ヤミノマ-!」
インフェルノカイザーは光の矢を吸収。
しかし全ての矢を吸収することはできず、四人は一時立ち込める煙の中に身を隠した。
「強ぇ…とんでもない破壊力だ」
ダークウルフは圧倒されていた。
先ほどの光の矢とは裏腹に、避けるのに精一杯だったのだ。
「何とかここを脱出できないものか…」
インフェルノカイザーは打開策を考えていた。四人は数で勝るとはいえ、圧倒的な劣勢にあった。
「そこかァ!」
ウィールは四人のいる位置に大剣から炎の衝撃波を飛ばす。
「危ない!」
インフェルノカイザーは三人を庇うように衝撃波と対峙した。
インフェルノカイザーは炎を吸収できる能力を持つ。
しかし
ドゴォオ!!
「グアァッツ!!」
「カイザー!」
インフェルノカイザーは炎の衝撃波を吸収できなかった。
「クソ…これ程の炎を操るとは・・・!」
インフェルノカイザーは初めて炎を"熱い"と感じた。
「さぁ、まず一人だ!」
ウィールはすかさずインフェルノカイザーに切りかかる。
その時、一人の禿が叫んだ。
「うおおおおおお!!!!」
ザシュ…!!
大剣は肉を絶ち、鮮血を飛ばす。
そう、誰の?
「エルリー…ク・・・?」
エルリークはインフェルノカイザーを庇うように立っていた。
しかし、ウィールの斬撃により力なく倒れる。
「ッケ!命拾いしたなァ!だが、こいつが一人目だ!!」
ウィールは声高らかに言い放つ。
「一人倒しましたか。私も遅れを取れませんね。」
――ドクン
「…ウルフ、タケシ。エルリークを頼む」
「あ…ああ…」
インフェルノカイザーは部隊長二人相手に立ち上がる。
「エルリーク…!」
その瞬間、インフェルノカイザーが嵌めていた指輪から闇のオーラが解き放たれた…!




