機知の魂
インフェルノカイザーはタケシから貰った背中にしょってある光の剣を取り出す。
(仲間を助けるッ…)
そう思った瞬間、インフェルノカイザーから膨大な量の光のオーラが発散される。
「光の…!」
ダークウルフは思わず口に出す。
「届けっ…」
インフェルノカイザーがそう念じると、光の剣から光のオーラの波動が飛び出し、骸骨に向け大きな一撃を喰らわした。
ドゴオオオオオオオオッ!!!
「ウオオオオオオン」
「光は効くのか…!?」
「ハアッ!!」
インフェルノカイザーが骸骨に向けて走り出す。光のオーラはどんどん増していく。
「ガアアアアアアアアアッ!」
骸骨はインフェルノカイザーに向け、剣を振るう。
「インフェルノカイザー!受け止めろッ!」
ダークウルフが叫ぶ。
「わかってる!」
キイイイイイイン!!!
光のオーラが骸骨の剣程の大きさまで膨らみ、骸骨の剣を弾く!
「ウオォ…」
ダッ!!!
ビヨン!!!
「閃光凸!!!」
インフェルノカイザーが大きくジャンプし、光の剣を骸骨の頭部を思いきり突く。
「ウオオオオオオオ」
骸骨は光に包まれ、浄化されていく―
シュワワワワ
残ったのは大きな剣と、一つの骸骨…。
「クッ…」
インフェルノカイザーはよろける。
「無茶しやがって!あんなにオーラを出すからだ」
「すまない、まだ光の出し方がよく分かってないんだ…オーラの操り方も勿論…」
「まあ、勝てたからいいじゃないか」
何もしてないエルリークがそう言う。
「それにしても何だったんだろうな、あの骸骨と…」
『まさか、倒してしまうとはな…』
また例の男が壁から出てくる。
(こいつ左官屋か?)
『お前等を見縊っていた。まさか、闇と光を同時に使えるやつがいるとはな…いや、そんなことはともかく、俺はこの死神の骸骨『ミスティグリムリーパー』に、首をかっさらわれた…この家でな。この骸骨は俺のだ。いや、礼を言う…これで俺も安心していける…貴様等、ブルジョワシティを目指しているんだろう?』
「あ、ああ…」
幽霊と対話するのは初めてなので、ウルフは曖昧な返答しかできなかった。
『ククッ…この建物から北にずっと進みな…霧はいつか晴れる。世の中には正しい道なんて無い。それを道だと思ったやつが最後に自分の道となるのさ…じゃあな』
シュワア
「消えちまったな」
「成仏したんだろう、道も教えてもらったし俺たちも進もう、道 ─ロード─ に沿ってな」
インフェルノカイザーたちはブルジョワシティへと向かって歩いた




