丘の上で叫ぶ
まさかの展開
丘の上でロバートと対峙したグレンが絶叫する。
「ジェシカが消えた!探さないでくださいと置き手紙を残して!お前のせいだからな!和平交渉の段取りはつけたから、責任持ってあとの立て直しは自分でしてくれ!」
一気にまくし立てるグレンのキレ具合にロバートは唖然とした。
「え…ちょ…っ!俺っ…死んでケジメを…」
「知るか!もうブレイグの世話まで見ていられない!ジェシカが…僕のジェシカが消えたんだ!探さないと…!」
グレンはもはや駄々っ子のように癇癪を起こしていて手が付けられない。
「いや、え、嫁さん逃げちゃったの?でも、俺、好きな女(第二王妃)にも別れを告げて来てて、今更そんな…」
色々情緒が追いつかない。
「ロバートーーー!!良かった、間に合った!ダメ!死んじゃダメェーーー!」
そこへ何と第二王妃リーザが馬に乗って突進してきた。
「リーザ!?なんでここがわかった!?」
「ちょっと考えればわかるわよ!ばかばか!ばかばかばかぁー!」
リーザはロバートに飛びかかり受け止め損ねたロバートと一緒に地面にゴロゴロ転がった。
「お嬢さん、この馬鹿野郎に生きてこの国を立て直させてください。あとは任せます!」
「ええ!おまかせください!何が何でもやり遂げますわ!」
ロバートを生かす大義名分を与えられ、リーザは満面の泣き笑いで請け負った。
「う、うそだろ!?おい、グレン、待てーーーっ!!」
………こうして、丘の上の決闘は行われず、王弟が和平交渉で全面降伏の上ワーズウェントに併合するように申し出たが、不毛の地は不要とバッサリ切られ、多額の賠償金を払う事で決着がついたという。
新王ロバート・ブレイグのカリスマの元、不思議と人材が集まり、数十年かけて復興して行ったのはまた別の話。
戦勝の立役者であるグレンは王位継承権の放棄を宣言して、ワーズウェントからの帰路の途中で姿を消した。
復興まで丸投げ(笑)
まさかのロブ生還ルート!
まさかの幼児退行化!
自分がしなきゃできないと思い込んでることは、実はどうとでもなるものなのです(笑)
いやー、正直に生きるって大事ですね!




