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第45話 スカウト④

ブサイクな俺が夜空を見上げていたら… よろしければ読んでいただけたら幸いです。


私の原動力は感想やレビューを頂ける事です。どうかよろしくお願いいたします。

「澪、本当に済まない……、超能力が使える事を黙っていた事、超能力を使って澪を眠らせた事、そして職業選択の自由を結果的に奪って、更には身の危険を生じさせる可能性にまで至ってしまった事…。」


俺の話を聞いた後、しばらく考えていた澪は、


「いいえ、仕方ないわ。

誰かから超能力を使えるなんて急に言われても、普通にウソでしょ?って疑ってしまうもの。

それにまさか、私も超能力者だったなんて、信じられない…。

でも、実際に私の能力は…何て言ったかしら、アンチ・サイ?

その能力を私が自分で実験して存在を証明してしまったのだから、信じるしかないわよね。

…凪君、私の超能力は目に見えて確認する事が出来ないから、良かったら貴方の超能力を今ここで私に見せてもらえないかしら。」


「お安い御用だ。」


「私、お安い御用だ…って言ってる人、初めて見たかもしれないわ…。」


『それ、澪の口ぐせになって来てる、俺の言葉遣いはそんなにおかしいかな…。』


『……!!

私の頭の中で凪君の声がする!

何か不思議な感じ…これがテレパス?』


『そうだ、他にも色々と能力チカラを使う事が出来るが、人目があるからな、後はこんな感じでどうだろうか。』


俺はポケットからハンカチを取り出し、風で舞って自然に飛んでいった様にハンカチをサイコキネシスで操って澪の周りをクルクルと5周程させ、10メートル程上空に飛ばすとヒラヒラと木の葉が舞う様に澪の頭に落とした。


「キャッ!

すごーい!風が吹いて無いのに、風に飛ばされたみたいにハンカチが舞ったわ!」


「…まぁ、後は追々とな。」


まるで少女の様に屈託の無い笑顔を見せる上機嫌な澪からハンカチを受け取ると、ポケットに仕舞った。


俺はこんなに可愛らしい笑顔を見せる女の子を、この世界に巻き込んでしまった責任を感じ、今後あらゆる危機的状況からも彼女を守り抜く事を改めて心の中で誓った。


「…俺も澪も、降って湧いた話だが、進路を早急に決めなければならない。

選択肢は少ないが、澪はどうしたい?」


俺は澪に話を振ると、澪は俺を見つめた。


「凪君はどうするつもり?

私は決めたわ、多分貴方と一緒だと思うけれど。

一応確認の意味で、貴方の口から直接聞いてもいいかしら。」


「俺は、澪が良ければ一緒に警察官になって欲しい。

そして俺と行動を共にして欲しい。

何か危険な事が起きた際には、俺が必ず澪を守るから…。」


『ギャーッ!!待って待って、何かプロポーズみたいに聞こえるんですけど!

澪っち、ズルいよ!まだ勝負は着いていないハズ!』


「ん!?」


『ん!?』


ココは屋上のハズだが…屋上の床面部分から、平川七瀬の鼻から上の頭の部分がヒョッコリと出ている。

その見た目が、惨殺死体の頭部パーツが床に落ちている様に見えて、かなりグロくてエグい感じがする。

そして、ソレと俺の目が合った。




アンチ・サイ

その人のそばにいる事で、他者の超能力を消す事ができる。自身の超能力も相殺する為、他の超能力を同時に持つ事はできない。また、霊的存在もアンチ・サイ能力者には憑依できない。

澪は不幸体質も相殺できるとする。



テレパス(テレパシー)

他人の精神に接触する超能力。非常に多くの事ができ、人の思考を読み取ったり、逆に自分の考えや心情を、口に出さずに相手に伝える事ができる。



サイコキネシス(念力)

意志の力で物体に影響を与える能力。物を動かす行為が念力として有名だが、物の温度の上げ下げを行ったり、自身を浮遊させたりする事も念力に含まれる。(しかしこれらの行為は別の超能力として扱われる事もある)



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