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魔王の俺が召喚されたのは異世界でした  作者: 三剣 シン
第三章 王都での休日
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♯28 食事と五人でのクエスト

「マサト遅い」


 あれから開き直って買い物を続けていると一時間くらい経ってしまった。どうやら女子四人はご立腹のようだ。あの時の俺はなんで開き直ってしまったのだろう? 開き直らなければ怒られなかったかもしれないのに。今更悔やんでも後の祭りだな。


「お詫びとしてお昼ご飯はマサトに奢ってもらうからね」


 うわ。まじかよ。他の三人も賛成なようで俺が昼飯を奢るのは決定らしい。俺が来る前に食べる店は決めていたらしくそこに向かう。花音の話だとおしゃれなカフェらしい。どうやって調べたんだろう。この世界には地球にあったスマートフォンなんてないし、パンフレットももっていない。不思議に思ったので隣にいた花音に聞く。


「どうやって調べたんだ店」

「どうやって?って。これに決まってるでしょ。スマホ」


 あれ? なんでスマホ持ってんの? 最強のチートじゃん。神様何考えてるの?


「一応聞くけどどうやって手に入れたんだ?」

「何言ってるの。神様がくれたに決まってるでしょ」


 やっぱりそうですか。いいな俺もほしいな。花音だけとは神様もケチだな。


「あ、そうだ。正人にも貰ってたんだ。ごめん。いろいろありすぎて忘れてた」


 え、まじ? やった。神様ありがとう。しかも地球で生きていた時に使っていたスマホと柄も機種も全てが一緒だ。前かったゲームも入っている。どうやらオロスピアもできるようだ。似ているモンスターは属性も一緒の可能性があるから役に立つかもしれない。そんなことを話しているうちに目的の店についたようだ。



「それで、今日はこれからどうする」


 カフェに入ってから三十分くらい経ってから今日のこれからの打ち合わせをする。俺的には新しい武器や防具を買ったので、クエストを受けて試してみたいし。それに花音とシャルの強さもはかりたい。花音は神様に貰ったドラゴンがあるから強いだろうが、シャルの強さは未知数だ。あまり弱すぎても困るのだが強すぎるのも困る気がする。


「私はギルドのクエストを受けるのがいいと思います。花音さんとシャルロットさんの実力を私たちは何も知りませんので」

「お姉ちゃんと一緒。マサトは?」

「俺も一緒だ」


 俺達がそういうと二人は「わかりました」と快く了承してくれた。そうと決まればすぐさま王都からアステナへ帰る。とわならずに、「王都に来たからには王都でクエストを受けよう」というリーナの意見によって王都のギルドに行くことにした。だがまだ女子の皆さんが食事を終えていないようなので。久しぶりにオロスピアを起動する。恐らく約三か月ぶりだ。オロスピアにインをしてから通知を見てみると対人の申し込み通知が百件を超えていた。いつもなら三か月で三百件くらいきているから、ノンノンさんが二百件位を相手してくれていたということだろう。ノンノンさんというのは俺がタッグを組んでいた人の名前だ。とても悪いことをしたと思う。


「あ、オロスピアだ。正人もやってたんだね」


 花音が画面をのぞいてきた。「正人も」ということは花音もやっていたという事だろう。通知画面をとじプレイを始めようとしたら隣で花音が「え」と声を漏らす。


「まさか、ウッチーさん?」


 ウッチーというのは俺のオロスピア内での名前だ。宇都宮だからウッチー。何とも安易な発想だと思う。しかし、俺をウッチーさんと呼ぶのはノンノンさんだけだ。基本的にソロプレイが好きだったからな。


「まさかとは思うけど。ノンノンさん?」

「はい。私がノンノンです」


 うわーすげー偶然。なんて確率なのだろう。それからゲームの話にはならなかった。

 なぜなら残り三人が食事を終えたためギルドに向かうことになったのだ。そして食事の合計金額は白貨五枚だった。



「うーん。どれがいいですかね」


 今探しているクエストはランク八のクエストだ。どうやらクエストを受ける人数の半数以上がそのクエストの受けられるランクに到達していたらクエストを受けられるようだ。それにしてもさっきから男の視線が痛い。アステナでは皆最初は睨んで来たりしたけど、前にうざかった冒険者を倒したことで一目置かれている気がする。その証拠にいつもギルドに来ている人は俺がティーナとリーナと歩いていることに嫉妬して喧嘩を売ってくるやつを俺が倒すのを面白がってみている。


「これなんかどうでしょうか?」


 ティーナが選んだのはレッドウルフ十匹討伐クエストだ。報酬は金貨一枚とそこそこだしいいと思う。皆も賛成なようで今回のクエストはレッドウルフの討伐クエストになった。シャルが受付にクエストが書いてある紙を持っていく。その間、待っているとシャルがすぐに戻ってきた。


「マサト様に依頼があるそうです」


 俺に依頼? なんだろう? シャルと一緒に受付にいく。


「宇都宮 正人さんですね? 本日は魔法士ギルドから依頼が入っております。」


 そういって差し出された紙を見てみると赤竜の討伐依頼が来ていた。場所はレッドウルフの場所と近いので問題なさそうだ。


「この依頼は魔法士ギルドからの依頼なので報酬は白貨五枚となっております。受けられますか?」


 今回は元々花音とシャルの実力を見るために受けたクエストなので俺達は戦わないとティーナとリーナで決めていたらしくさっき伝えられた。反論はなかったけど一言相談してほしかった。報酬もそこそこいいので赤竜の討伐依頼を受けることにする。よし、今日のクエストはレッドウルフ討伐と赤竜の討伐だ。



「そうでしたか。あのドラゴンは花音さんの霊獣でしたか」

「らしいです」

「らしい?」

「あ、いやこっちの話です」


 馬車に乗りしばらく話していると討伐依頼が来たドラゴンの話になった。恐らく俺が帰った後に神様と話したのだろう。俺に聞かれたくない話ってどんだけあるんだよ。


「霊獣ってなに?」

「霊獣とは光属性の魔法で魔物を召喚して仲間にできる魔法です。まあ、条件が

 ありますが」


 どうやら簡単に仲間にできそうだ。花音は神様のチートでドラゴンを貰ったのだろう。神様のチートなら弱いこともないだろう。あとで俺も誰かに教えてもらおう。どんな奴がいるのだろうか少し楽しみだ。でも召喚ってことは普段はどこに住んでいるのだろう。ちょっと興味があるな。そんなことを考えているうちにどうやら目的地に着いたようだ。じゃ、一発ドラゴンをブッ飛ばしてきますか。


キリのいいところでやめると短くなってしまいました。

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次回は九月十四日午後十時頃投稿予定です。

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