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魔王の俺が召喚されたのは異世界でした  作者: 三剣 シン
第三章 王都での休日
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♯26 顔合わせと風呂

いいサブタイトルが思いつかなかった……。

 花音はもう起きたみたいでみんなと談笑している。俺とシャルと、ギルトハートさんが食堂に入るとティーナが声を掛けてきた。


「マサトさん、おかえりなさい」

「お姉さままで、どうされましたか?」

「今日からマサトさんの所でお世話になることになりましたシャルロット・スーレリアンと申します。皆様よろしくおねがいします」


 相変わらず礼儀正しい人だ。だが落ちつているシャルとは対照的にティーナとリーナはあせっている。経験からするとシャルが王族だからだろう。花音は何が起こっているのかわからないという感じだ。あ、そういえば神様とどんな話をしたんだろう?


「あの、どうされました? あの何か私失礼な事しましたか?」


 シャルは返事が返ってこないことから何か自分が失礼な事を言ったのではないか。と心配になったらしい。物凄く心配そうな顔をしている。それを見てティーナとリーナは更に焦った様子になった。


 さすが現代日本人。俺と一緒で王様とか王家とか言われてもな。花音の一言で慌てていた二人も少し冷静になったらしくそれぞれ自己紹介を始める。


「私はティーナです。私の隣は妹のリーナです。よろしくおねがいしますシャルロット様」


 二人でそろって頭を下げている。やはり俺たちみたいにフレンドリーにやることはできないみたいだ。まあ、小さい頃から階級社会で生きてきたらこうなるのが普通なのだろう。すると今まで黙っていたギルトハートさんがくちを開いた。


「これから娘をよろしく頼む」


 その言葉を聞いてティーナが「え?」と声を上げる。


「よろしく頼むってどういうことですか?」


 ああ、そういえば俺は説明してもらったけどティーナがとかは知らなかったけ。説明しないといけないな。


「今日から私はマサト様の婚約者です」

「ええっ」

「本当ですか? マサトさん」


 あれ? そういう話だったけ? 婚約者を探すのは了承したけど婚約者になった覚えは無いんだけどな。


「えっと、シャルさん? そんな話じゃなかったですよね?」

「冗談です」


 あ、なんだ冗談だったんですね。やめてくれよよ。結構真顔で言ってたから一瞬俺も驚いたんですけど。それにティーナとリーナがフリーズしてたから。ギルトハートさんはおかしそうに笑っているけど何がそんなに可笑しいんですか?


「今日からマサトさんと共に婚約者探しをすることになりました」

「婚約者探しってなんですか」

「そのままで婚約者を探すのです」


 はあ、シャルは説明が下手なようだ。ギルトハートさんが代わりに説明していると。食堂にドランさんが入ってきてそろそろ夕食の時間であることを告げた。


「皆様、夕食まで多少の時間があります。お風呂に入ってこられたらいかがでしょうか?」


 ドランさんが風呂をすすめてきたので入ることにする。ティーナとリーナと花音も入ることにしたようで食堂を一緒にでようとすると、シャルとエレナがそろって「私たちも入ります」といって一緒に出る。食堂を出るとメイドさんが数人いた。なんだろうか?と思っているとこちら近づいてくる。そして俺の前で止まると


「マサト様お部屋に荷物は入れてあります。お部屋にご案内しますのでこちらへ」


 と、いって先に歩き出す。ここは素直についていこう。やっぱり階級社会はわからないけど慣れない。現代日本では庶民にメイドがいるなんてことはないからな。それにしても花音はどうするんだろう? 俺はティーナとあったから文字も読めるようになったし、この世界で生きていけてるけど花音は大丈夫だろうか?


「マサト様、お部屋はこちらになります。何かございまいしたらそこのベルでお呼びください」


 案内された部屋はとても豪華だった。ベットだけで十人は寝られるくらいに作られている。風呂に入るためのバスタオルはしっかりおいてある。荷物から着替えをだして風呂に向かう。あれ? ちょっと待て。おれ風呂の場所知らないんだけど。部屋に戻ってメイドさんを呼ぶベルを鳴らす。


「はい? どうかされましたか」


 はやっ。鳴らして十秒もたってないぞ。近くに隠れてたのではないかと思ってしまうぐらいのスピードだ。


「あの? 風呂はどこですか?」

「お風呂ですね。ご案内します」


 そういうとメイドさんが歩き出したので後ろをついていく。それにしても本当に広いお屋敷だな。部屋が百個位はあるのではないかと思ってしまう。


「こちらになります」


 どうやら風呂についたようだ。『男』って書いてある。どこかの旅館かよ。中に入ると温泉旅館の風呂のまんまだった。木の籠がいっぱいおいてある。こんなに使う人いないだろうに。籠の中に服をいれる。神様にあった時に聞いたのだが服は普通の服をきていいそうだ。神様の能力で、強くしてくれるんだって。この世界には魔法があるようだが使った回数も少ないのでどんな魔法があるのかもあまりわかっていない。またティーナかリーナに聞いておかないとな。腰にタオルを巻き風呂のドアを開ける。


「ひろー」


 驚いた。凄い広い。一般家庭の比じゃない。面積としては学校のプール一個分位だろうか?体を洗ってから湯船につかる。疲れが一気に癒されていく感じがする。


「どうだい家の温泉は」


 いつの間にか後ろにギルトハートさんがきていた。腹筋が割れている。外見からは想像できない。


「いいお湯です。疲れがとれます」

「そうかそうか。どれ私も」


 そういいながらギルトハートさんが入ってくる。穏やかだった風呂の波が急に大きくなる。一人だと寂しさがあったのでそれが少し和らぐ。大きい風呂はいいけど一人だと寂しいのはなぜだろう?


「マサトくん今日はありがとう」

「なにがですか?」


 なにがありがとうなのだろう? お礼をいわれるような事なんてしていないし。


「私は立場上他の人とフレンドリーに話す機会がないのでな。今日はたのしかった」


 王様っていう立場もあまり楽なものでないらしい。まあ王様に公の場でため口で話したら駄目だろうからそれが癖になっているのだろう。


「マサトくんシャルロットをよろしく頼む。ここだけの話婚約者はもう決まっているのだ」


 え? 聞き間違えじゃないよな。婚約者はもう決まってるっていってた?


「じゃあ、なんであんなことを?」

「シャルロッテの婚約者。といってもシャルロットが一方的に相手を好きなだけなのでなまあ、相手を惚れさせる期間ってことかな」


 おいおい。王女様をそんな理由で俺なんかに預けていいのかよ? まあ、庶民が好きなのだろうから惚れさせるのは難しいとおもうけどな。やっぱりこの階級社会じゃあ王女様と会うとティーナみたいな反応になりそうだからな。


「それじゃ、私は仕事があるからここら辺で失礼するよ」


 そういってギルトハートさんは風呂から出て行った。物凄いプレッシャーを残して。やばい物凄い責任を任された気がする。もしシャルが相手を惚れさせられなかったりシャルに怪我をさせてしまったら俺に全責任がくる可能性もあるんじゃね? どうしよう? 殺されたりしないかな?


いいな広い風呂。なんだか入りたくなってきました。

評価、感想、ブックマーク貰えると嬉しいです。

次回は九月十二日午後十時頃投稿予定です。

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