表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王の俺が召喚されたのは異世界でした  作者: 三剣 シン
第三章 王都での休日
25/52

♯25 王家の皆様

 

「マサト君、ありがとう」

「なにがですか?」


 食事をしていると急にこくお、、あ、間違えた。ギルトハートさんからお礼をいわれた。なぜか国王様と言ったら怒られて、「ギルトハートさんと呼びなさい」と言われた。


「エレナを助けてくれて。私は本当に感謝している」

「いえ、それが国王様の依頼ですから」

「はは、謙遜するな。魔族も襲ってきたみたいだし、エレナの命も危なかった可能性がある」


 こうほめられると悪い気はしない。食事は豪華なステーキで物凄くおいしい。だがティーナとリーナはあまり食べていない。やはり緊張しているのだろうか?


「どうしたんだ。二人とも? ステーキおいしいぞ。なんで食べないんだ」

「はあ、マサトさんはいいですね」

「なにが?」

「普通、国王様と王女様と食事をするってなったら緊張するものです。マサトさんみたいに緊張しない方が珍しいと思いますよ」

「そういうものなのか?」

「はっはっは。君たちは本当に面白いな」


 ギルトハートさん。なにも面白いことありませんでしたよ?

 ああ、やっぱり緊張してたのか。でも、そんなに緊張することもないと思うけどな。俺の目の前では、エレナとギルトハートさんが話をしている。食事が終わってひと段落ついたところで、ギルトハートさんが手をパンパンとたたくとドランさんが白くて両手ですくい上げるように持たないと持てないような袋をもってやってきた。


「さて報酬の話をしよう。本当は護衛料とドラゴンの討伐依頼の報酬だけの予定だったんだが……」

「お食事中失礼します。国王様少しお耳に入れたいことが」

「食事はもう済んでいる。なにかあったのか?」


 家来の人が入ってきてギルトハートさんが自分のことを国王様と呼ばれたら顔が真剣な顔に変わった。凄い切り替えだ。


「はっ。お客様がたの馬車にお一人残っていらっしゃいます。いかがいたしましょう?」


 あ、花音を忘れてたな。やべ


「どうしたらいいだろうか?」

「すいません。連れてきてもらえますか?」

「分かりました」


 家来の人は一礼して出て行った。


「花音さん忘れてましたね」

「忘れてたね」


 すまん。花音。寝ててしゃべってなかったから忘れてた。神様と話は終わったはずだから眠かったのかな?


「いいかな?」


 あ、そういえば報酬の話の途中だったけ。家来の人のこととかがあって忘れてたな。


「はい。すいません」

「本来の報酬は護衛料とドラゴンの討伐料の予定だったんだが、魔族に襲われた事を考えて王金貨五十枚でどうだろう?」


 王金貨五十枚? 白貨一枚で百万円位で王金貨は白貨十枚だから一千万円位でそれが五十枚だから約五億円!! 隣を見るとティーナとリーナは頭の上にひよこが回ってるじょうたいだった。


「そんなにもらえないですよ。実際ドラゴンは仲間に引き入れただけだし、魔族は戦わずに逃げただけなのに」

「いや、貰ってくれ、ドラゴンは人に影響がないようにしてくれたし、魔族が襲ってきたのも事実だ、これ位貰ってくれ」

「いや、無理ですよ。こんな大金」

「失礼します。お連れ様をお連れしました」

「ありがとうございます」


 執事の人が下がってギルトハートさんに向き直ったら俺の目の前にあの袋があった。


「本当にこんなの貰えませんって」

「まあいいじゃないか」


 あ、これ俺が貰うっていうまで続くやつだ。でも急に五億円貰えるってなっても何に使えばいいか分からんしな。まあ、ティーナとリーナと花音と四人で考えればいっか。


「はぁ、わかりました。ではおことばに甘えてありがたく頂戴します」


 貰ってしまった。なにに使おう?


「ん」


 花音が起きたようだ。


「おはよう」

「おはよう」


 まあ、花音も神様といたから意識は寝てないけどな……。


「ん、マサトここはどこ?」

「ここは、エレナの家だ」

「エレナ?」

「ああ、目の前にいるぞ」

「エレナという。花音よろしくたのむ」

「あ、よろしく。エレナちゃんの隣にいる人は?」

「ギルトハート・スーレリアンだ」

「二人はお金持ちなの?」

「マサトさんも花音もなんでスーレリアン家を知らないんだろう?」

「はは」


 苦笑いしかできない。転生者っていっても信じてもらえなさそうだし。それに花音は今日この世界に来たばっかりなのだ、知らなくて当たり前だろう。


「スーレリアン家?」

「この国の王族です」

「お、王族!!」

「ま、そういうことだ」

「あ、そういえば。マサトくんちょっといいかな?」

「はい、なんでしょう?」

「ちょっとついてきてくれ」


 そういうとギルトハートさんは食堂を出ていく。今から特段予定もない俺はついていく。ギルトハートさんは二階に上がる。それにしても二階に上がる階段でか横幅十メートルくらいありそうだぞ。ギルトハートさんについていくと二階のある部屋にたどり着いた。その部屋は他の部屋よりでかかったため、王族の人の部屋だと容易に想像がつく。ギルトハートさんがドアをノックすると「どうぞ」と返ってくる。ギルトハートさんがドアを

 開けるとそこにはエレナとよく似た女の子が座っていた。


「お父様その方はどなたでしょうか。王家の新しい執事。というわけではなさそうですが」


 俺の目の前にはエレナによく似た女の子が座っていた顔は整っている。エレナをそのままお姉さんにした感じでエレナの一年後はこんな姿になるのだろう。と、思うほどよく似ている。


「まあ、まて。今から紹介する。こちらは宇都宮 正人さん前に話したエレナの護衛してくれた人だ」


 紹介されたので一応ぺこりと頭を下げておく。ただ、エレナと違い話しただけで身分のいい人だと分かる。


「で、こっちは」


 こっち!! 今ギルトハートさん、自分の身内のことこっちっていったよね。


「お父様、実の娘をこっち呼ばわりはないと思いますが」

「は、はい。すいません」

「私はシャルロット・スーレリアン。エレナの姉です。いつも妹がおせわになっております」

「ど、どうも」

「それで、お父様お話とはなんでしょうか?」

「シャルロット、ここにいるマサトさんと共にいきなさい」

「はい?」

「わかりました」


 はい? 共に生きなさい? どういうことだ? それにシャルロット様はなんか了承してるし。


「すいません。話が見えなのですが。説明してもらえますか?」

「あ、ああ。知っての通り私には娘しかおらず跡継ぎがいない」

「はぁ」

「それで娘の結婚相手に国をついでもらうしかないのだが政略結婚などはまっぴらごめんだ」


 へぇ、そんな考え方の人もいるんだ。国のお偉いさんたちって政略結婚を当たり前みたいに思っているのかとおもった。


「それで、娘の選んだ男を国の王にしようと思ったのだが何分娘は王宮暮らしで一般人の常識がないのでな、一緒にいてシャルロットの面倒を見てくれる物が必要だったのでな。マサトくんに護衛依頼を頼んだのもその試験みたいな物だったのだ」

「えっと。つまりシャルロット様の婚約者探しの旅を護衛せよ。ということですか?」

「まあ、最終的な目標はそうだが庶民の目線になってみるいい機会だからな。普通に暮らしてくれていい」


 普通に暮らして婚約者にいい人が見つかるのだろうか? それに生きなさいじゃなく行きなさい。だったんだね。まぎらわしい。


「わかりました。そういうことならお受けします。これからよろしくお願いしますシャルロット様」

「よろしくお願いしますマサト様。あとシャルロット様はやめてください。シャルとおよびください」

「わかった。これからよろしくねシャル。あと俺はマサトでいいよ。様付されるの慣れないから」

「いえ、これはくせのようなものなので、気にしないでください」


 気にしないでって言われても気になるんだけどな。まあ明日から王女様も仲間になるということか。なんか実感わかないな。


ちょっと長くしてみました。

評価、感想、ブックマークしてもらえると嬉しいです。

次回は九月十一日午後十時頃投稿予定です。


※次回の投稿予定は少し余裕をもたせてあるためそれより早くなる可能性が高いです。


2018年12月5日追記


最初に投稿した時に以前花音が起きたのに神様と喋っているという矛盾が発生しておりました。

修正しましたのでご安心を

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ