#21 二人目の転生者
「えっと、俺は宇都宮 正人。マサトでいいよ。君は?」
「私は七崎 花音。さっきの人は誰? あとここはどこ?」
七崎花音か、日本人にいそうな名前だ。
ここはどこ? って聞いてくるという事は本当に日本人なのだろうか?
だが、いつまでもここで話をしているわけにもいかない。
さっきの話の内容からするとこの子がドラゴンを持っているってことになる。
「話は、馬車でしよう」
「馬車? あ、あそこにあるやつね。分かったわ」
花音が頷いたので、とりあえず馬車に乗る。ドランさんは、俺達が乗ったのを確認すると、馬車を発車させる。
「七崎 花音といいます。よろしくお願いします」
「私は、ティーナといいます。こっちは妹のリーナ」
ティーナとリーナが軽く会釈するが、花音は何を言われているのかわからないため、首をかしげている。
「マサト、この人たち何て言ってるの?」
「こっちの髪形がショートの方がティーナで、ロングの方がリー……ナ……」
あれ? なんか眠たくなってきた。意識が薄れていくのがわかる。
「おお、起きたの」
目を開けると、久し振りに見る俺の部屋だ。神様に占領されてる気もするが……。
「あれっ、ここは?」
隣を見ると、花音がいた。なんで?
「神様、これはどういうことですか?」
「まあまあ、そう熱くなるもんじゃないぞ」
「神様?」
花音だけが状況をわかっていないようで、辺りを見渡している。
「正人くんと花音ちゃんはそこに座ってくれ」
神様が椅子を示したので、逆らわずに座る。花音は、まだ状況を飲み込めていないらしく、辺りをキョロキョロしている。
「はいじめまして、ワシが神様じゃ。七崎花音くん」
神様が、自己紹介をする。
「七崎花音です。これはどういうことなんでしょうか?」
少し怒っている。何でだろう?
「早速で、悪いが状況を説明させてもらう。正人くんと同様花音くんも地球では死んでいる」
「はい!! 死んでる!!」
驚くのは分かるぞ花音。俺も驚いたもん。
「で、転生したんじゃが、少しうまくいかんくての」
「俺は誰かに召喚されたって話ですが、花音も同じなんですか?」
「いや、違う。今回は少し複雑な天界の事情があっての、それを説明するのはメンド……いや、時間がないので省くが転生することになったんじゃ」
神様、さっき絶対めんどいって言おうとしたよな。
「うまくいかなかった。と言うと?」
「本来はこちらに呼んで、事情説明と転生するかを一応聞くつもりだったんだが少し予定が狂ってしまっての」
「あの、私の話ですか?」
あ、説明しなきゃ。めんどくさ
どうでしょうか?面白いでしょうか?
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次回は九月五日午後十時頃投稿予定です。




