#20 ドラゴン退治と出発
とうとう二十話です。これからも頑張りますので呼んでいるよろしくお願いします。
「マサト様、出発いたしますが、よろしいでしょうか?」
玄関からドランさんが呼んでいる。エレナが昨日の話を聞いて、自分が命を狙われている立場にあることを理解していなかったため説得するのに一日かかってしまった。そのため出発が一日遅れたのだ。それにしてもエレナって、本当に王女様なのかな? だんだん信じられなくなってきた。それよりも今はドランさんに返事をしなきゃな。
「わかりました。すぐ行きます」
ドランさんにそう伝えて、部屋からでる。王家の別荘ということで部屋はでかいし、ベットもでかいため、とても寝づらかった。庶民には、王様の感覚は分からないってことだ。
部屋からでて玄関にいくと、両端にメイドさんがずらっと並んでいた。その先にエレナやドランさん、ティーナ、リーナが待っていた。メイドさんの真ん中を歩いていると、とても緊張する。ティーナやリーナも同じようで、顔が強ばっている。
「お待たせしました」
ティーナが物凄く緊張しているな。悪いことしたな。
「では、行きましょう」
ドランさんがそう言ってドアを開けると、メイドの皆さんが、「いってらっしゃいませ」と綺麗に揃った
礼をしている。うわー。さすが王様のメイド何からなにまで揃ってんな。
これはどこか講習所みたいなところでもあるのだろうか?
「行ってきます」
皆で声を揃えて、外に出ると、目の前にとても豪華な馬車が止まっていた。少し豪華すぎる気もするが……。これじゃ王女がこの馬車にのっていますよって、言ってるようなものじゃないか? ドランさんが乗り込むように指示したので、皆馬車にのる。どうやら運転するのはドランさんのようだ。
出発して少し立った頃、急に馬車が止まった。何事かと思って窓から顔をだすと、ドランさんとポニーテールの女の子が言い争っているようだ。
「ちょっと様子を見てくる」
そう、ティーナ達に言うと、馬車を降りる。地面に降りると馬車でよったのか少しフラッとした。近づいてみると、女の子はハイヒールを履いているのがわかった。それに現代日本人の服装をしていた。
「あの、ドランさんどうされました?」
「あ、マサト様。失礼しました。この人が馬車に乗せてくれといっているのです。あと、どうやらドラゴンの主君というのはこの人らしいです」
「何度も言ってるでしょ、私はドラゴンの主君じゃないって」
「ならどうしてドラゴンと一緒にいたのだ?」
「そ、それは」
「まあまあ、ドランさん熱くならないで、落ち着きましょう。俺が話を聞きますから」
「申し訳ございませんマサト様。お言葉に甘えさせていただきます」
ドランさんに一旦馬車に戻ってもらうことにした。さて、俺はこの子の話を聞かないとね。
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次回は九月三日午後十時頃投稿予定です。




