#18 朝と作戦
「マサト様、朝食の時間でございます」
ドランさんに起こされて目が覚める。いつもこうやってエレナを起こしてるのかな? 本当に尊敬するよ。
今、俺はエレシアの宿にいる。話は昨日までさかのぼる。
『依頼されたのは一週間前です』
ジンさんは、ポツポツと話始めた。
『誰に依頼されたのだ?』
『わかりません。ただ、黒服の大柄の男でした。あったとたん、目隠しをされて、変なものを嗅がされたと思ったらだんだん眠くなって、気づいたら目隠しは外されていて、椅子に縛られていました』
『その部屋の特徴は覚えているか?』
『いえ、真っ白な部屋で、特徴はありませんでした』
『どんな依頼だ?』
『一週間後にあの場所を通る、馬車に襲うように。と』
『殺せ。とかではなく?』
『はい』
どういう事だろう?王女を殺すつもりがあったわけじゃないのか?
「マサト様、マサト様」
「あ、はい」
ビックリした。どうやら少し考え込んでいてしまったらしい。
「あのー、ドランさん。そのマサト様ってやめてくれませんか?」
「なぜですか?」
「やっぱり馴れてないんですよ。何か変な感じがするので」
「それはできません。マサト様は王家の依頼を受けてくださった方です。我が主より大切にもてなすようにご命令されております」
でもなー、マサト様って言われると、背中がむず痒くなるんだよな。
でも、王様の好意を無駄にするわけにもいかないし……。
ああ、どうすればいいんだよ。まず、朝食を食べにいくか。
「では、失礼します」
ドランさんはそう言って一礼をしながら出ていった。プロの執事も大変なんだろうな。
着替えて食事を食べに食堂に向かう。
「おはよー」
食事を食べていたら、眠たそうにリーナが起きてきた。今泊まっているのは、王家がエレシアにもつ別荘らしい。公務とかで出張したときに使うそうだ。リーナの挨拶に、ティーナ、エレナ、俺が思い思いに返事をする。ジンさんは昨日ドランさんに説明したあと、自分の家に帰っていったが、自分の罪の重さに気づいたのか震えていたが、ドランさんが口添えして、許してもらうことになったみたいだ。てか、王様と、ドランさんってどうやって連絡してるのだろう? と、少し疑問に思ったが考えるだけ無駄だろう。と考え直し聞かないことにした。そう考えているうちに、食事は終わり、今日のことを話し合うことにした。
「今日は、王様の依頼をやろうと、思っているけど、それでいい?」
「はい、エレナさんの命が狙われていると分かった以上、速く王都へ行くには、今日、依頼を終わらせて明日出発する方がいいでしょう」
「私も、お姉ちゃんに同意見」
「妾もそれでよいぞ」
皆が賛成してくれたので、ドランさんに依頼の魔物の特徴を教えてもらう。
今回も短くてすいません。
あまり執筆する時間ができないため短くなってしまいました。
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次回は、八月三十日午後十時頃投稿予定です。




