#17 暗殺者
「で、何でこんなことことしたんだ?」
「依頼したのはどなたですか? 内容によっては容赦しませぬぞ」
ドランさんが襲撃者たちに問い詰めている。
問い詰めているだけならまだいい。顔が鬼のような形相だ。
「おい」
「ひぃ」
ドランさんが声をかけただけで襲撃者たちはおびえている。
ドランさんが実はこんなに怖い人だなんて、見た目からは、絶対わかんないよな。まあそれも、エレナが狙われたから、こんなに起こってるんだろうけど。
それでも睨まないであげてその人たち顔が死んじゃってるから。まあ、一国の王女を狙ったんだ、ごめんなさいですむ問題じゃないことはわかってるけど、誰に指示されたか聞き出すのだって、そんな怖い顔をしてたら、答えたくても答えられないでしょ。
「ドラン、そんな怖い顔すると、聞きたいことも聞けないじゃろ」
「はっ。しかし、エレナお嬢様、こやつらはお嬢様のお命を狙ったのです。しっかり、お嬢様のお命を狙っている相手を突き止めませんと」
「ドランさん。私が口を挟むことじゃありませんがそんなに怖い顔をしていては、怯えられてしまいます」
うっわ、女子こわ。ティーナ、リーナ、エレナの顔が、ドランさんに速く睨むのをやめるように訴えている気がする。
「申し訳ございません。少々取り乱してしまいました」
あ、折れた。少々じゃなくて、物凄く取り乱していた感じがするが、あえて突っ込まないでおこう。
「申し訳ない。あー、襲撃者どの」
「ちょ、ちょっと。襲撃者どのってなんですか?僕は、ジンっていうきちんとした名前があります」
「そうかそうか、それで、襲撃者どの、我が主の命を狙った、覚悟はできておろうな」
ああ、ドランさんのきちんとした執事っていうイメージが崩れていく。絶対ドランさんを怒らせないようにしないといけないな。
「あのー。ドランさん」
「どうかなされましたか? マサト様」
「今は、エレナを王都へ送るのが先決です。話は、王都へ行きながらで、どうですか?」
「そうでした。今はお嬢様の安全確保が最優先でした。幸い、エレシアまで、あと歩いて三十分ほどです」
良かった。歩いて三十分なら、すぐつきそうだ。
「それは、よかったです。ジンさんに話を聞くのは、エレシアについてからでどうでしょうか?」
「そういたします」
あぶないあぶない、もう少しで、ジンさんを殺してしまいそうな勢いだったから、本当にひやひやしたよ。
あー怖かった。今は執事モードになっているけど、あの時のドランさん本当に怖かった。
そして、俺達はエレシアに向かってあるきだした。
俺達は今、エレシアの喫茶店にいる。この世界にも喫茶店があるのには驚いたが、普通の感じで、入りやすかった。
喫茶店に入り、注文したものが届くと、ドランさんが、ジンさんを睨みながら、口を開く。
「で、どなたに依頼されたんですか?」
すると、ぽつりぽつりとジンさんは話始めた。
今回は超短くなってしまったことをお詫び申し上げます。
え? いつも短い? すいません
少し忙しく、書けませんでした。
次回とその次も短いかもしれませんが、徐々に長くして、一話五千字位を目指したいと思っております。
次回は八月二十八日午後十時頃投稿予定です。




