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魔王の俺が召喚されたのは異世界でした  作者: 三剣 シン
第二章 初旅
16/52

#16 新魔法

「ん」

「あ、マサトさん起きましたか?」


 え、なにこの状況? 俺は、馬車の席に横になって寝ていて、ティーナとリーナとエレナが顔をのぞきこんでいる。


「えっと、この状況はなんなんだ?」

「マサトが寝てしまって起きないから、マサトの寝顔をみていたのじゃ」


 エレナがそう言うと、他の二人もウンウンとうなずいてから「ねー」と手のひらと手のひらをあわせている。お前らいつ仲良くなったの? 前エレナが来てた時は、恐縮してしゃべれなかったくせに。女子って仲良くなるの早い気がするんですが気のせいですかね?


「そうですか」

「で、この子は誰ですか?」

「この子?」


 不思議に思って体を起こすと、そこには


「マサトさん、さっきぶりです」

「デ、デイリック何でここに?」


 さっき別れたばかりのデイリックがいたのだ。


「いえ、今、使える魔法を一覧にしたものを渡し忘れていたため、渡しに来ました」

「マサトさんどなたですか?」

「ああ、今さっき契約したばかりの精霊でな、デイリックっていうんだ」


「よろしくお願いします」とデイリックが頭を下げる。


「ほう、マサトは精霊と契約しておるのか」

「ああ」

「精霊って始めてみました。私たちとにたような姿をしているんですね」

「あのー、マサトさんこの方達はどなたですか?」

「ああ、俺の仲間で、ティーナ、リーナ、エレナ、ドランさんっていうんだ」


 俺が紹介していくとみんなペコリと軽くお辞儀をする。


「よろしくお願いします。デイリックさん」

「よろしく。デイリック」

「妾は、エレナという。よろしく頼む」

「スーレリアン王家にお仕えしております、ドランと申します。以後お見知り置きを」


 それぞれがデイリックとの挨拶を終えたタイミングを見計らって、疑問に思っていたことを聞く。


「なあデイリック、魔法の一覧ってなんだ?」

「はい。レイカさんが言っていたように」

「ちょっと待って」

「なんだよリーナ」

「レイカって誰?」

「あれ? 言ってなかったか? レイカっていうのは俺が初めて契約した精霊の名前だ」

「だって、良かったねお姉ちゃん」


 ん? お姉ちゃん? 何で、聞いてきたリーナじゃなくて、ティーナが良かったねって言われてるんだ?


「ちょ、ちょっと、なにいってるの。マ、マサトさん勘違いしないでくださいね」


 勘違い? 何を勘違いするっていうんだ? そもそも、何でレイカの名前に反応したんだ?

 御者台でドランさんが「青春ですのー」とか言ってる。なに言ってんだこのじいさん?


「あ、あのー」


 そうちょっとした口論になっていると、デイリックがいいずらそうに声をあげる。


「話を進めてもよろしいでしょうか?」

「ちょっとあんたは黙ってて」


「ひぃ」とデイリックが息を飲むのがわかる。デイリックってさっき精霊界(なにもあの世界のことを呼ぶ言い方がなかったので、精霊がいたから精霊界ってつけたんだが)であったときから思ってたけど、極度の人見知りだよね。


「まあまあリーナ、その話はあとにして、今は、デイリックの話を聞こうよ。デイリックも怯えちゃってるし。な」

「はぁ、仕方ないか」

「で、デイリックどうしたの?」

「は、はい。えっとですね、僕とマサトさんの両方の合意があって魔法を使えることはしってますね?」

「ああ、色々めんどくさいことが必要なんだよね」

「はい。で、今まで、歴代の、創造の精霊と契約者達の使用した、魔法を一つにまとめた本があるんです」


 そういいながら、デイリックは、見た感じは新しい、本を俺の手に渡してくる。表紙のところには『歴代新魔法全集』とかかれている。


「最初から、新しい魔法が使えるんじゃないのか?」

「はい。僕達創造の精霊は、契約者に過去の創造の精霊が編み出した魔法を使ってもらうことで、新しい魔法の産み出し方を学んでゆくと言われています」

「へー、じゃあ、ちょっと見させてもらうな」


 そう、デイリックに断りをいれて、本を開く。


「どんなのがあるのじゃ」

「どんなのがあるの」


 リーナと、エレナが読みたい読みたいと駄々をこねているが、スルーする。

 中を見てみると、遠距離攻撃魔法から、何に使うかわからない、雑用的な魔法まで、色々ある。


「へー、重力魔法か」


 なになに、重力を軽くしたり重くしたりする魔法か。今馬車に使ったら面白いほど軽くなんじゃねーの。

 ちょっとしたいたずら心が働いて、馬車に魔法をかける。


「グラビティ」


 かかったのか? なにも変わらないから、かかったのか、かかっていないのかがわからない。すると、ぺきぺきという音が聞こえて、徐々に馬車が、壊れていく。目に見える壊れ方するってどういうことだよ。


「な、なんで、馬車が壊れかけているんですか?」

「あ、ティーナたつな」


 驚いた、ティーナが立った拍子に、バキバキと馬車の荷台が壊れる。荷台にいた俺たちはドシンと地面に尻餅をついてしまった。すると、ヒュンと頭の上を、弓矢がとおる。


「マサト様、敵襲です」


 て、敵襲! 敵って誰だよ。

 もうやけくそだ。色々あったから、そのストレスをここで晴らさせてもらうよ。


最近は暑さも和らいでいるところもあるかと思います。

熱中症に気をつけて下さいね。次回は八月二十六日午後十時頃投稿予定です。

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