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落下
前回のあらすじ。轢いちゃった。
第9話「落下」
「なぁ、赤い霧って見えたか?」
少年に聞く。
「...」
黙っている。
「なぁ。」
「...」
「...あのな、俺は寝てたんだ。それで、両親はごみ捨て行ってて」
「おう。」
「それで、戻って来たらゾンビになってたんだよ。」
「...で?」
「殺した。キッチンから包丁出して」
「...」
「それで、周りは炎に包まれてた訳だわ」
「外にででエレベーターの方に行った。そしたら赤い瓶があったんだ。」
-数時間前-
「ん?この赤い瓶は...」
「親と一緒に死ねる...」
飲んだ。
-現在-
「そしたら心が一気に」
「スーっとしてさ」
「...」
「...」
ゾンビになったんだ。
「!?」
俺はビックリした。
「お前は俺を殺す気か?」
「...」
不敵な笑み。
そうだ、峠の麓には川が!
飛び込むしか...
【黒水ダム】
「何をする気だ...」
柵はすぐそこだった。
車体は斜めになった。
落ちていく。
「お別れだ。」
俺は車から飛び降り水に飛び込んだ。
車はダムの縁の崖に激突し、大破した。
息が...苦しい...
早く...水外へ...




