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構成し直しました。
パチパチパチパチッ
小気味良い音をならし、小枝を炎が呑み込んでいく。
辺りをほのかに照らし、燻のにおいが立ち込めている。
樹木で作った即席の丸太椅子に腰掛け、俺たちは向かい合っている。
俺の隣には夜だというのに、その場だけ白昼の刻を留めたように白んだ空気を纏うヤージュ。
正面には、四肢に傷を受け武骨でありながらも、どこか上流の空気を纏う狼の半獣であるルルーセン。
3人で顔を付き合わせている。
大河での出来事の後、
俺たちは、その場を脱出した。
まだ昼が過ぎてそれほど間もなかったが、
我が軍の作戦で進行してくる森とは逆側へ渡った。
勿論、戦闘に参加した自軍、半獣の軍隊からは視認されているので、追っ手は来るだろうが、
俺とヤージュは全力で走り抜け、大きく戦闘領域から
離れたいた。
彼らは、貴人の隊長1名と突如現れた謎の天使が、銀狼の将軍を捉え、消え去っていく様子をどのように理解したのだろうか。
敵前逃亡か、策略的撤退どちらにも当てはまらない。
「それでは、その男は我々の敵では無いということにはらないだろう!」
低く獰猛な声が地を這う。
ルルーセンには俺が元々ヤージュの仲間であり、生き別れたため互いに探していた事を説明した。
しかし、転生まで話してはおらず、種の違いや、生き別れた経緯をボヤかしたため、腑に落ちていないのだ。
「そんなもの人と獣人の間で約束した所で意味も無いだろう。それよりヤージュ何故連れてきたんだ?」
俺はヤージュの真意が分からない。
トラブルの種にしかならないだろう。
「えーっ。ルー君は君には必要な人だよ。」
薄笑いを浮かべながら言葉とは裏腹に、髪をかきあげるて真剣な顔をする。
じっと見たらウインクされた。
やっぱりふざけてるのか?
目線を外す。
ちょっと久しぶりだから照れるじゃないか。
「でもな、俺はこれから都市に戻るぞ?プレスコットに忘れ物を奪いにいく。」
「貴様、、、、。」
「まあまあルー君。あのお友達2人のことかな?」
ゆっくりと頷く。
そうだ。あの2人に限らず俺の隊は軍で孤立しているだろう。
隊長が戦線を離脱し、そもそも本体は岸辺へ退却。
初めての作戦失敗という事態。
この失態を軍本部の爺さん供が見逃す訳がなく。
隊は解体され、回復担当として各他隊へ吸収。非情な扱いを受けることになるだろう。
副隊長である二人は良くて拘留、最悪処刑対象だ。
扱いに困る駒は切り捨てられる。
なんとか2人だけでも助け出したい。
「その後はどうするのだ?まさか世を捨てて辺境で暮らすわけでもあるまい。」
鼻筋に皺を寄せ、威嚇気味に問われる。
たしかに、その後はどうしようか、
正直悩みどころだ。
世界の真理というやつを壊すために俺は何をすべきだ?
「それには僕が答えちゃおうかな?」
ぬーんと、いつのまにか俺とルルーセンの間から顔を生やすヤージュ。
この距離で神出鬼没とか。
どういう事なの
「まずは明日にでもプレスコットを落とすよ。
そして、忘れ去られた秘宝を掘り起こします。
それはルー君達の祖先が対岸で手放した一族の呪いの元凶です。」
「我らの呪いだと?」
「そう、君たちが人と獣の間を彷徨った時代のものさ」
「まさか、運命の岸辺とはここなのか?!!」
ヤージュは前のめりでヤージュに食いかかる。
運命の岸辺、なんのこっちゃ
俺だけ蚊帳の外。
ただ、頭によぎるのはプレスコット中央部の異常な魔素の源だ。
調べた所、中央教会の真下から溢れ出た魔素は中央部の輪郭を描く塀の中を満たしている。
その魔素は人体で蓄えられ、祈りに乗って外部へ流出していた。おそらくもなく行き先はエルレムの首都アストレアだ。
面白いその秘宝手に入れれば、
無限のエネルギータンクを手に入れられる訳だ。
学園には俺の同期が務めているが、
吉と出るか凶と出るか。
俺はプレスコットの方角の空を見つめた。
星は相変わらず煌き、俺らの事なんて眼中にもない。
この世界の核心を掴むとき、あの星はどのように堕ちるのだろうか。
隣で騒ぎ立てる2人をよそ目に考えに耽った。




