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再開します。
待っていてくれた人はすみませんが、また少しずつ更新していきます
「まず、我々は3つの勢力との敵対を想定しなければなりません。
一つ、キャロルズ駐屯の敵勢力、
二つ、我が騎士団4部隊
三つ、スネオベアーを主とする魔獣
この交戦の舞台は魔獣の森の真っ只中が現在濃厚です。軍事参謀の頭が悪くなければ、こちらに全てを相手にせざるを得ない状況を作る筈です。
それに対応する作戦が立てられない場合、
正午に魔獣の森へ行くことは避けるべきです。」
魔獣の森へ配置した赤いマーカーを指し示す。
その指をもう一つのマーカーへ移す、
コロロ川中央だ。
「ここで考慮されていない点が一つ。
我が勢力が進行を始める前に敵勢力が攻め入ってくる可能性です。
昨日第2、4騎士団が中途半端に拠点を張った事で、
敵勢力が気付き動いてもおかしく有りません。
そもそも、あらかじめでなく、
作戦前日に戦力を本部に集結させる意味がありませんが我々を首都へ逃さない算段の為の苦肉の策でしょう。」
そう、彼らは我々が首都に戻ることを許さない。
軍事本部、行政王室、中央教会の3権のうち、この作戦に噛んでいるのは軍事本部だけだ。
むしろ、王室、教会はパウェル隊長を裏切れない理由がある。そして、軍事に介入し過ぎた王室、教会派であるパウェル隊長を排除する理由が軍事本部にはある。
「敵勢力が仕掛けてきた場合、第1、5騎士団による魔獣の森での交戦が本当に開始されます。そして少なからず獣人六大将軍の内、1人は出陣してきます。
更に交戦が長引く場合、
別の将軍によるプレコットへの侵攻が同時に開始されます。歴史上、あちらの将軍が2人以上協力し居合わせた例は有りませんが、こちらも騎士団を2つ以上同時進行させた事が歴史上ないので対抗としての可能性は充分です。」
パウェル隊長は露骨に嫌な顔をする。
六大将軍と交戦経験があると聞く。
「この場合、プレスコットの駐在兵が粘る間にキャロルズに応援に戻る必要がありますが、陥落までに魔獣の森にて弊害を排除し移動することは困難かと思われます。敵勢力には空を渡る群勢もいますので、その部隊が来た場合は絶望的かと。
更にもう一点、考慮されていない点についてはですが。」
一呼吸おく。
大丈夫。これまで1人でその準備をしてきたのだ。
ゆっくりとプレスコットを指し示す。
「我々による軍作戦本部へのクーデターです。」




