3、黒のぶったい
母さんが箱を僕に渡す。
母さんから箱を両手で受け取ると、見た目でも重いと分かっていたけど、実際にずっしりとした重さが僕の腕にのしかかる。
片手を離し箱を開けようとすると、重いせいなのか緊張なのか、箱を支えている腕がぷるぷると震える。
箱を開ける。
中身を守るためか、いくえにも重なっている半透明な白い紙が顔を出した。
慎重な手つきで紙を取ってみると、そこから現れたのは、先の尖っている黒い物体。
ーそう、一本の角だった。
なんで一本だけなのか、なんで角があるのか、
そして、これはなんなのか。
僕の中で疑問がいくつもあがる。
僕の中でたどり着いた答えは、
『これは僕のもう片方の角ではないのか』
ということだった。
僕の角を見つめる目が母さんと合った。
母さんは僕の”答え”を読み取ったのか、少し驚いたような顔をする。
でも、母さんは首を横に振った。
それは違う、とでもいうように。
ゆっくりと、母さんが口を開く。
「この角はね、」
そのまま言葉を続ける。
「………のものなの。」
母さんが、これが本当、と教えるように力強い眼差しで僕をみる。
僕は驚いてあんぐりと口を開く。
「......え?」
さあ、角は誰のものなのでしょうか?
500文字くらいのを毎日投稿していきます〜
ところで最近IPad Airを買いました!!
絵を描くことも好きなので、IPadの方に夢中になって不定期になっちゃわないよう毎日投稿できるよう頑張ります〜!
たまーに挿絵入れてみたりするかも....?
乞うご期待!!笑




